こんにちは。
8月お盆にあこがれの、裏銀座縦走行ってきました!
すでに1ヵ月以上たっているわけですが、ぼちぼちブログ書いていこうかと。
3泊4日の山行だったので、少なくとも、4部構成にはなる予定(長いですけどお付き合いください)。
まず初回の今回は、高瀬ダム(正確には七倉山荘)から烏帽子小屋、烏帽子小屋から烏帽子岳ピストンの、裏銀座縦走スタートのお話です!
山のカテゴリ
主な山の基本情報
烏帽子岳(えぼしだけ)
北アルプスの中央部に位置する岩峰の山。標高2628m。名前の通りの烏帽子のような山頂は、見るものを惹きつけます。日本二百名山に選ばれていますね。
今回のコースと地図
高瀬ダムからブナ立尾根登って烏帽子小屋へ。その後、烏帽子小屋から烏帽子岳をピストンするコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
北アルプス三大急登・ブナ立尾根は伊達じゃない。
- 景観 :
こんなに尖った山だったとはッ!!
- アクセス:
- 混雑度 :
七倉山荘までは自動車(マイカー)で。七倉山荘から高瀬ダムは乗り合いタクシーを利用しました。
- 標準コースタイム:6時間55分
- コースの距離:9.6km
- 最小標高: 1282m
- 最大標高: 2633m
- 累積標高(登り):1535m
- 累積標高(下り):304m
登山記録
05:07 七倉山荘
おはようございます。
突然ですが、ついにここにやってきました。
あこがれの裏銀座。これからスタートいたします。
「表銀座も歩いてないのにいきなり行けるものかしら?」という不安は少々あるにはあるが、去年雲ノ平行けたから大丈夫でしょうと満を持して?の裏銀座です。
まずはここから、七倉山荘からスタートですね。正確には高瀬ダムから裏銀座はスタートなのですが、マイカー規制で直接高瀬ダムには行けません。
歩いて高瀬ダム行くこともできますが、さらには七倉尾根登って縦走することもできますが、体力温存することにして、乗り合いタクシーで行くことにしましょう。
06:16 高瀬ダム
正確な時間忘れちゃいました。5時30分くらいにタクシー乗れて、6時頃には高瀬ダム到着(あいまいでスミマセン、ほぼあっていると思います)。
写真はトンネルの上にあった展望台?からの一枚です。
これから長い旅のはじまり。どんな景色が待ってるのでしょう?
06:24 不動沢吊橋
トンネルくぐってしばらく歩くと不動沢吊橋到着しました。
あれですね、広河原の吊り橋みたい。これからキツイのはじまるぞ、と。
06:26 濁沢キャンプ場
吊り橋渡ると濁沢キャンプ場。hiroone曰く(今回もhirooneと一緒の山行です)、だれがつかうのかわからないキャンプ場。
たしかにスタート地点に近すぎですね。一般の方もここにくるのはなかなかキツイ。
しいていうなら下山後ですかね?あまり遅いとタクシーないので、ここで観念してテントする。みたいな?
06:41 高瀬ダム登山口(北アルプス裏銀座登山口)
濁沢キャンプ場からさらに進んで、橋を渡ってしばらく行くと、ようやく登山口に到着しました。
高瀬ダム登山口。北アルプス裏銀座登山口の文字もありますね。
ほかには「要体力!この先水場なし」の看板もありました。やはりここから三大急登。
なめたらあかん、あかんぜよ!
冗談はさておき、ここからは本当に大変です。
北アルプス三大急登・ブナ立尾根がスタートします。
ちょっと狭い樹林帯の急登で、スタート付近はとくに狭くてひと一人くらいの道幅です。
ブナ立尾根、コースタイムは(登り)4時間と40分。
今日のコースタイム(6時間55分)の7割近く。ほぼ、今日のすべてと言っても過言ではない。
樹林帯の登りなので、展望まったくありません。ひたすらひたすら坂を登って、烏帽子小屋を目指します。
そんな中唯一の救いなのが、登山口からはじまる12の数字。要所要所に数字があって、どこまで来たかがわかります(登山口12番からカウントダウンしています)。
下の写真は三角点ですね。ここは番号で言うと4番になります(結構来たね!)。
10:14 烏帽子小屋
ビューっととばして烏帽子小屋。だって景観まったくないんだもの・・・。
3泊4日の荷物は重いぜ。下で計ったら17kgありました。
UL登山には程遠い。無駄なものが多いのでしょうね。
ちなみにわたしはいつもテント泊の時はKindleもっていくのですが、たいがい読まずに寝てしまいます(たかがKindle、されどKindle。200gぐらいあるからねぇ)。
なんにせよ荷物を早くおろしたい!
テントの受付済ませたら、テント設置に行きましょう!
11:39 烏帽子小屋・烏帽子岳へ
けっきょく張れる場所がなかなかなくて(みなさんほんと早すぎです・・・)、ひょうたん池近くまで下ることに。
まあ考えてみれば明日の出発は小屋より三ッ岳(進む先にある山です)に近いわけですし、ものは考えようかな。うん、これはこれでアリってことですね!
その後は、小屋でカレーを食べたりまったりしたり。1時間くらい休憩したら、アタックザックに荷物をつめて、身軽な格好で烏帽子岳へと向かいましょう。
11:58 ニセ烏帽子岳(前烏帽子岳)
ちなみに、わたしのザックはグレゴリーのバルトロ。去年雲ノ平でデビューしました。
アタックザックはライペンのライズパック20。
ここで気付いた方は流石です。
え、なにを言っているのかわからない?
それでは答えを言いましょう。
と言うのも、グレゴリーのバルトロ、アタックザックが付属してます。
もう一度言います。グレゴリーのバルトロ、アタックザックが付属してます!
ハイドレーション入れるところが取り外し可能になっていまして、アタックザックとして利用できるのです!
わたしすっかり忘れてて、アタックザック余分に持ってきてた・・・。
これはULムリですな・・・。まずは自分の持ち物把握しないと。
場所は進んで。ニセ烏帽子岳(前烏帽子岳)越えての烏帽子岳です(トンがってるね!)。
正直ね、あまり期待してなかったんです、烏帽子岳。
だって、ブナ立尾根があれでしょう?キツくて長くて景観ゼロで。
烏帽子岳も、二百名山とは言え、百名山じゃないんでしょう?なんてタカをくくっておりました。
全力で、謝罪します。
烏帽子岳とってもカッコいい!!
これは槍か!?槍なのか!?(烏帽子です)
裏銀座初日にて着いちゃったのか!?
そう思わずにはいられないくらい、トガッた姿がすばらしかった。
なにはともあれアレに登ろう!と言うことで、砂浜のような稜線を歩いて山頂目指します。
12:28 烏帽子岳山頂
山頂周辺の稜線は、燕や甲斐駒を思い出させる花崗岩と砂礫の道でした(最高ッス)。
山頂の岩峰は鳳凰三山・地蔵岳のオベリスクを登っているような、そんな景観がここにはありました。
(山で山を例えるってどうなの?と書きながら思ってみたりみなかったり)
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なにはともあれ裏銀座、1座目ですね。登頂完了。
山頂はちょっと狭いので、落ちないように注意しましょう。
高いとこあるなら登りたい。そんなhirooneとわたしです(まあ正確に言うとhirooneにはカッコいい写真とるからあそこに行って!と指示を出したわけですが・・・)。
コチラが烏帽子の最高点かな。写真の岩の向こう側には立山の山々も見えていました!
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山頂一番高いところから、ニセ烏帽子岳方面コチラです。
うしろに見えるのは、餓鬼岳とか燕岳あたりかな?
だいぶ雲が出てきましたね~。
山頂標識忘れずパシャリ。
うしろの山は明日登る、三ッ岳になりますか!
今回は行きませんが、山頂からの南沢岳、不動岳方面。
以前登った蓮華岳や、針ノ木岳に続きます。
また、朝登らなかった七倉尾根にも続いてますね、この道来る人もいるんだろうな~。
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山頂景色を満喫したあとは、気を付けながらの下山です(鎖場あります)。
ニセ烏帽子岳への登り返し。
普段なら嫌でしょうがない下山時の登り(今回は純粋な下山ではないのですが)、荷物軽いから苦になりません!
13:36 ニセ烏帽子岳(前烏帽子岳)
ニセ烏帽子岳で小休憩。
ここからは烏帽子岳の眺めが良くて、そして風も通って気持ちが良い。
さらにはdocomoの電波も入る!(テント場周辺は入りませんでした)
かなしいかな現代人。山に来てまで文明に縛られる。。
なければないで困らないけどあったらあったで普通に使っちゃう(SNS見ちゃう)。
結局14時30分くらいまで、1時間くらいニセ烏帽子にいました。
ちょっとガスってきましたし、三ッ岳見ながら小屋へと戻りましょう。
14:48 烏帽子小屋
あっという間に烏帽子小屋ですね。
って言うか今日は日傘が多いね?(日焼け止め対策大事です)
15:05 烏帽子小屋・テント場
テント場帰ってきたらテントがぎっしり!
けっこう裏銀座、ひと来ているものなんですね~。
キツイコースなイメージあって、ずっと静かな山行、ひとほとんどいないと思ってました。
なにはともあれ、本日の山行、終了です。
まだまだ先は長いのです!明日は三俣山荘まで歩きます!
と言うことで、今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は3泊4日裏銀座縦走の1日目、高瀬ダムから烏帽子岳のお話でした。
終わってみれば言えることですけど、北アルプス三大急登、あれはやっぱりキツかった。
でもまったく太刀打ちできないかと言われればそうでもなく、しっかり準備、計画していけば歩いていけた。
苦労の先の烏帽子岳とその稜線は大変すばらしく、これだけでも報われた気がする1日目でした。
次回は烏帽子小屋から三ッ岳、野口五郎岳、真砂岳、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳と6座も登る、長いなが~いコースです(うち百名山も3座も登る、とても贅沢な山歩きです)。
是非次回も見てみてください~!
こんにちは。やっと書きました、裏銀座縦走続きのお話。3泊4日の山行の、2日目になりますね、のお話です。1日目は高瀬ダムから烏帽子小屋まで。2日目は烏帽子小屋から三俣山荘まで。三ッ岳越えて、野口五郎岳越えて、途[…]
ではまた!