絶景!オベリスク!南アルプス「鳳凰三山」・青木鉱泉から1泊2日テント泊登山

こんにちは。

今回は7月に1泊2日、テントで登った南アルプス鳳凰三山のお話です。

鳳凰三山地蔵岳観音岳薬師岳ですね)を青木鉱泉からドンドコ沢を登って三山縦走してきたのですが、いや~、これは・・・最高ですね!

地蔵岳オベリスクはもちろんのこと、地蔵岳から観音岳観音岳から薬師岳の、その稜線がなんとも言えないくらいたまらなくて!

ここはどこかな?山の上かな?どこかの海辺に来ちゃったのかな?(天国かも!?)

そんな素敵な景色が満載の、鳳凰三山のお話です~。

山のカテゴリ

 

主な山の基本情報

地蔵岳(じぞうだけ)

山頂のオベリスク(地蔵仏)が有名な、標高2764mの山。日本名山新日本名山山梨名山新・花の名山に選ばれています。

観音岳(かんのんだけ)

鳳凰三山最高峰の標高2840.7mの山。

薬師岳(やくしだけ)

鳳凰三山で一番南にある、標高2780mの山ですね。

今回のコースと地図

1日目(鳳凰小屋):青木鉱泉→ドンドコ沢→鳳凰小屋

2日目(地蔵岳、観音岳、薬師岳):鳳凰小屋→地蔵岳(標高2764m)→赤抜沢ノ頭→観音岳(標高2840.7m)→薬師岳(標高2780m)→中道→青木鉱泉

  • 技術度 :
  • 体力度 :

コースタイムは13時間以上、2000m以上登る山です。しっかり準備していきましょう。

  • 景観  :

ここはどこじゃ?天国か~?北岳甲斐駒仙丈ケ岳南アルプス一望できます。

  • アクセス:
  • 混雑度 :

自動車では、中央自動車道高速・韮崎ICから青木鉱泉へアクセスします。

  • 標準コースタイム:13時間5分
  • コースの距離:17.2km
  • 最小標高: 1064m
  • 最大標高: 2855m
  • 累積標高(登り):2577m
  • 累積標高(下り):2544m

 

登山記録

Day 1

05:42 青木鉱泉

天気は晴れ。

今日は1泊2日で南アルプスにある鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)に登ります。

登山口はいくつかあって、北岳を登るときにも使う広河原からの登山口と(広河原峠 or 白鳳峠経由)、夜叉神峠からの登山口(広河原に向かうバスの途中にある場所ですね)。

あとは今回使う青木鉱泉と、いろいろコースありますね。なにはともあれ、今日は青木鉱泉からのスタートです。

まずはここから1日目、鳳凰小屋を目指します。

 

鳳凰三山・青木鉱泉

 

青木鉱泉から鳳凰小屋は、6時間くらいの道のりでドンドコ沢を登ります。

いくつか滝ある道なので(南精進ヶ滝鳳凰ノ滝白糸ノ滝五色ノ滝)、滝見ながら登るのも、なかなか良いんじゃなかろうか(わたしはスルーしちゃいましたケド)。

 

鳳凰三山・ドンドコ沢

 

けっこうキツイ急登ですが、ドンドコ登っていきましょう。

 

鳳凰三山・ドンドコ沢をドンドコ登る

 

11:06 鳳凰小屋

ドンドコ登って5時間と20分。鳳凰小屋に到着しました!

1日目はコチラ、鳳凰小屋にテントを張って終了です。

時刻は現在11時。ちょっと早く着きすぎましたw

テント場ひとつもテントないけど、これからかなり混むらしく、奥の方に案内されましたよ。

 

鳳凰三山・鳳凰小屋

鳳凰三山・鳳凰小屋の売店

 

時間進んで14時30分。

テントもりもり増えて来ました(写真は14時30分のものです)。

そして16時になったころには足の踏み場もないほどに!

小屋の人の言ったとおりに、テント場ほんと激混みですね~。

 

鳳凰三山・鳳凰小屋のテント場

 

Day 2

05:30 鳳凰小屋

そして翌朝。おはようございます。時刻は朝の5時30分ですね。

テントをかたずけ出発の準備。朝ごはんを済ませましょう。

話全然変わりますけど、小屋のトイレってほんと、朝は激混みしますよね。ここ計画的にいかないと、出発出遅れちゃいますね。

 

鳳凰三山・鳳凰小屋の2日目の朝

 

時刻は6時少し前。

2日目の今日は、まずは地蔵岳に向かいます。

それから観音岳薬師岳と三山縦走していきますよ。

ちなみに、今回はそのルートは通りませんが、鳳凰小屋から観音岳は直接アプローチ行けるみたいです。

 

鳳凰三山・鳳凰小屋から地蔵岳へと至る道・樹林帯

 

鳳凰小屋から地蔵岳は、コースタイム、1時間と20分。

小屋からしばらく樹林帯で、抜けると砂の坂道になります。

 

鳳凰三山・地蔵岳頂上付近は砂場の急登

 

この砂の坂道、景観は良いけどかなりの曲者。

足がとられるま~とられる。

前方にオベリスク見えてきたけど、近そうに見えてなかなかつかない。

ズルズルすべるし歩きにくい。2日目前半だからまだ良かったけど後半ここは登りたくない。

 

鳳凰三山・地蔵岳のオベリスク目指す

 

うしろ(左手後方)に見えるは観音岳ですかね。

あとからあそこも登ります。

 

鳳凰三山・観音岳を背に

 

ジグザグしながら登り続けて。

 

鳳凰三山・地蔵岳、ジグザグ走行

 

06:24 地蔵岳山頂

ついにオベリスクが目の前に!

ほんと見事な巨大な尖塔。たしかに鳳凰に見えなくもない。

 

鳳凰三山・地蔵岳のオベリスク(地蔵仏)

 

そしてオベリスクの麓には、いくつか地蔵がありました。

探してみると結構あって、なるほどだから地蔵岳(ほんと?)。

 

鳳凰三山・地蔵岳の地蔵

 

オベリスク、上に登れました。

岩をくぐるとこあったりと、アスレチックな気分です。

ホーオ三山のプレートもあるので余力があったら探してください(笑)

 

鳳凰三山・地蔵岳のオベリスクはアスレチック

鳳凰三山・地蔵岳のオベリスクにあるホーオ三山

 

オベリスクからの眺めもあわせて。

1枚目は地蔵岳山頂。こんな風になってます。

2枚目は北側、八ヶ岳。ヤツはやっぱりカッコいいです。

あわせて読みたい

こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は少し趣向を変えて、以前登った南八ヶ岳をご紹介したいと思います。南八ヶ岳なので夏沢峠より南側。山で言えば硫黄岳・横岳・赤岳・権現岳・編笠山などが含まれますね。深田久弥さんが選定した「[…]

 

鳳凰三山・地蔵岳のオベリスクからの山頂

鳳凰三山・地蔵岳のオベリスクからの八ヶ岳

 

オベリスクを満喫したら、次の場所へと向かいましょう。

写真はオベリスク麓の賽ノ河原。何かたくさんありますね?

 

鳳凰三山・地蔵岳・賽ノ河原

 

近くによって見てみると。地蔵がたくさんありました。

これだけ並ぶと迫力ありますね。

ちなみにココ、地蔵に目が行きがちですが、後ろには南アルプス貴公子(甲斐駒ヶ岳)女王(仙丈ヶ岳)が!

あわせて読みたい

こんにちは。前回更新からだいぶ時間が経ってしまいましたが、って前回もこんなブログのはじまりでしたね。まあ気にせず続けて、ハイ。今回はですね、南アルプスにある日本百名山・甲斐駒ヶ岳のお話です!実はこの山行、平成最後の登[…]

残雪期・甲斐駒ヶ岳
あわせて読みたい

こんにちは。今回は南アルプスの女王と呼ばれる仙丈ヶ岳の山行です。北アルプスの女王「燕岳」と比べるとコチラはスケールが違います。燕岳が花崗岩の白い肌でちょっとツンとした貴賓がある女王だとしたら、こちら仙丈ケ岳は母性溢れる包み込[…]

仙丈ヶ岳、小仙丈沢カール

 

鳳凰三山・地蔵岳・賽ノ河原からの甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳

 

あたりうろうろしていたら、山頂標識発見しました。

山頂標識とオベリスク。カッコいい絵が撮れました。

 

鳳凰三山・地蔵岳山頂

 

07:09 地蔵岳山頂

30分以上山頂いましたね。そろそろ次に行かなくちゃ。

と言うことで、お次は観音岳に向かいます。

まずは途中の、赤抜沢ノ頭(アカヌケサワノカシラ)に行きましょう。

 

鳳凰三山・地蔵岳から観音岳へ

 

赤抜沢ノ頭近くには、早川尾根の標識ありました。

早川尾根このまま進んで行けばアサヨ峰栗沢山甲斐駒ヶ岳まで行けますね~。

 

鳳凰三山・早川尾根

 

早川尾根の標識後ろ。よ~く見るとスゴイです(語彙力、、)。

北岳間ノ岳(あいのだけ)農鳥岳(のうとりだけ)白峰三山(白根三山)揃い踏み!

 

鳳凰三山・北岳、間ノ岳、農鳥岳と白峰三山(白根三山)揃い踏み

 

赤抜沢ノ頭越えたらお次は観音岳

鳳凰三山、二山目向かいましょう。

 

鳳凰三山・赤抜沢ノ頭から観音岳へ

 

観音岳までは岩稜歩き。

岩と白砂の尾根でして、白さがとっても目にまぶしい。

まるで海辺にいるような、そんな道が続きます。

 

鳳凰三山・山の上の海岸線2

鳳凰三山・山の上の海岸線

 

下の写真は、地蔵岳を振り返って見たところ。

赤抜沢ノ頭から地蔵岳(尖っているのはオベリスク!)。ちょっとだけ仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳と、すばらしい展望見えてます。

 

鳳凰三山・赤抜沢ノ頭、地蔵岳、ちょっとだけ仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳

 

前に進んで行きましょう。観音岳山頂まであとちょっと。

 

鳳凰三山・観音岳

 

08:43 観音岳山頂

ハイ!観音岳山頂、到着です!

鳳凰三山2山目ですね。

ココの山頂は岩だらけ。鉄のケルンや山頂標識ありました。

(そう言えば地蔵岳にもこの鉄のケルンありましたね)

 

鳳凰三山・観音岳山頂

鳳凰三山・観音岳山頂標識

 

観音岳山頂からの景色です。

左奥には甲斐駒ヶ岳、真ん中尖ったの地蔵岳(オベリスク)、そして右奥には八ヶ岳

ほんと贅沢な景色ですね~。

 

鳳凰三山・観音岳からの景色・左から甲斐駒ヶ岳、地蔵岳、八ヶ岳

 

二山登ったらお次は最後の、薬師岳へと向かいます。

これからコチラの絶景歩き。

富士山もバッチリ見えていて、ほんとにステキな稜線でした。

コースタイムは短くて、30分くらいの道のりですね。

 

鳳凰三山・観音岳から薬師岳に至る稜線

 

白砂の稜線歩きます。

 

鳳凰三山・薬師岳に続く白砂の道

 

あそこが三山最後の山頂ですかね?

なんだかちょっと、名残惜しい。

 

鳳凰三山・薬師岳山頂近づいてきました

 

鉄のケルンも見えてきました。

やはりあそこが山頂のようです。

 

鳳凰三山・薬師岳山頂付近で富士山が顔を出す

 

09:54 薬師岳山頂

そして。三山ついに登頂完了。

薬師岳山頂、到着です。

薬師岳は山頂、広いですね。真っ白な気持ちの良い山頂です。

 

鳳凰三山・薬師岳の鉄製ケルン

鳳凰三山・薬師岳山頂

 

薬師岳山頂からよく見えました。

白峰三山、ステキです。

 

鳳凰三山・薬師岳山頂からの白峰三山(白根三山・北岳、間ノ岳、農鳥岳)

 

コチラは山頂から南側。砂払岳(すなばらいだけ)になりますか。

夜叉神峠に続くこの道、いつか歩いてみたいです。

薬師岳小屋あたりですかね?ヘリコプターも見えますね。

コチラ夏山ハイシーズンに向けて、食料もろもろ補充ですかね~?

 

鳳凰三山・砂払岳

 

三山縦走してきた後は、中道通って青木鉱泉へと帰りましょう。

 

鳳凰三山・薬師岳から中道通って青木鉱泉へ下山

 

青木の文字に、導かれながら。

 

鳳凰三山・青木の文字に導かれて

 

富士山見ながら下山です。

 

鳳凰三山・中道からの富士山

 

10:50 御座岩

途中から樹林帯に入っていって、そして御座岩ありました。

随分大きな岩ですねえ。どこからか落ちてきたのでしょうか。

 

鳳凰三山・中道・御座岩

 

14:16 青木鉱泉

御座岩から青木鉱泉は遠かった。。ひたすら樹林帯を下ります。

コースタイムは3時間20分。

いつ終わるとも知れない道を、延々下っていきました。

正直この道飽きてしまって、次回はここは通らないかな・・・。

で、やっと着きました、青木鉱泉。ほんとにほんとに長かった・・・。

 

鳳凰三山・再びの青木鉱泉

 

何はともあれ三山制覇!今日の山行終了です!

 

まとめ

今回は鳳凰三山・1泊2日テント泊のお話でした。

白峰三山甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳八ヶ岳南アルプスの山々など、いろんな山が楽しめました。

オベリスクはほんとにカッコよかったし、白砂の稜線も最高でした。

中道最後はキツかったけど、また来たい山です、鳳凰三山

勝手に採点

わたし勝手に今回の山行を採点しました!

  • 満足度 :

鳳凰三山、良き山ですね!何度も通いたい山になりました!

 

鳳凰三山・観音岳から薬師岳に至る絶壁

 

以上、鳳凰三山・1泊2日の山行記録でした。

ではまた!

鳳凰三山・地蔵岳のオベリスク
最新情報をチェックしよう!