こんにちは。
今回は前回から引き続き、令和最初の登山、立山の山行のお話です。
前回は室堂から雷鳥沢キャンプ場へと向かい、その後奥大日岳を登ったお話。
今回はキャンプ場から称名川(しょうみょうがわ)沿いを歩いて雄山を目指すお話です。
この日は快晴と言うこともあって、雷鳥平からは見事な立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)眺めることができ、一ノ越、雄山からは、槍ヶ岳に穂高に笠ヶ岳まで大パノラマを楽しめました。
百聞は一見にしかず(ちょっと違う?)、それではお話はじまりはじまり〜。
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山のカテゴリ
主な山の基本情報
雄山(おやま、標高3003m)、大汝山(おおなんじやま、標高3015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2999m)の3つの山の総称ですね。日本百名山、新日本百名山、花の百名山、一等三角点百名山に選ばれています。
今回のコースと地図
雷鳥沢キャンプ場から一ノ越山荘を経て雄山(標高3003m)へ。下山は雄山から一ノ越山荘を経て室堂(標高2420m)へと下るコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
バスやロープウェイの終電時刻があるので、余裕を持った計画を。
立山黒部アルペンルート・時刻表(クリックすると別サイトが開きます)
- 景観 :
北アルプスの山々が、どこまでも広がっています。
- アクセス:
- 混雑度 :
自動車は、中央自動車道と長野道を使い安曇野ICへ。その後下道で黒部ダム・扇沢へのアクセスです(長野県側からのアクセスです)。
- 標準コースタイム:9時間55分
- 最小標高: 2270m
- 最大標高: 2989m
登山記録
2日目
06:30 雷鳥沢キャンプ場
おはようございます。
時刻はただいま朝の6時30分。だいぶ明るくなってきました。
別山、真砂岳を登り、そのまま富士ノ折立、大汝山、雄山へと登る方たちは、すでに支度を終えた頃。
わたしたち(わたくしkaraとhirooneです)はと言いますと、今日は雄山だけを登る予定。
雄山登ったら名残惜しいですが室堂へ。扇沢へと下山します。
ほんとうはもっともっと連泊し、立山の山々満喫したい!
ですがそれは次回へお預け。テントをかたずけ、出発の準備をはじめましょう。
ちなみに。テントをかたずけるときに大変だったのが、竹ペグの回収です。
昨日テント設営するとき雪がけっこうグズグズで、これは簡単にペグが取れてしまうのでは?と深く深~く埋めた結果・・・。
雪が凍って、全然ペグがとれません(汗)
雪がほんとにカッチコチ、スコップやピッケルでガンガン削って、なんとか回収できました(疲)。
もっと太陽上がってきてから、雪が溶けてから(ペグ)回収するとか、なにか方法考えなきゃですね(深く埋めすぎない、と言うのもありますが)。
理想は「テント張ったままどこかに登って、雪が溶けてきてから下山&テントを回収」、とかでしょうかね。
ですがわたしたち、雄山登ってまたキャンプ場に下りてきて、そしてまた雷鳥沢登り返すというのはキツかったので、はじめからテントを背負って雄山登ります。
07:58 雷鳥沢キャンプ場
閑話休題。
けっこう時間かかりましたが、ようやくテント撤収完了です。
それでは行かん!いざ立山(雄山)へ!
雷鳥沢キャンプ場から雄山へと向かうルートはいくつかありますが、今回わたしたちが選んだのは称名川(しょうみょうがわ)沿いに一ノ越、雄山と目指すルート。
無雪期、夏山などではほんとうに称名川沿いを歩いて行くルートみたいなのですが、川は今は雪の下。
ただただ広い、それはそれは真っ白な道歩きます。
ちなみにこの称名川の下流には、称名滝(しょうみょうだき)という日本一の落差(350m)を誇る滝があるそうです。日本の滝百選、日本の音風景100選、日本三大名瀑などにも選定されているそうなので、いつかコチラも行きたいですね。
左に立山、右に浄土山と、眺めながら、一ノ越目指して歩きます。
しばらく歩くと、山崎カールの下あたりかな?こんもりした丘が見えてきました。
この丘、脇(右下)を通って行くこともできますが、立山がより間近に見えそうだ、と言うことで、丘の上から進んでみます。
みなさん(他の登山客)、別山経由で登ったのかな?
それとも雷鳥荘の方から登ったのかな?
いずれにしても、全然人が歩いていません。
もしやここは雪崩が多い?
状況しっかり見定めながら、慎重に進んで行きましょう。
にしても、こんなところにもシュプールが。
バックカントリーってほんとにスゴイ、どんなところからでも滑れるものだな~。
荷物なかなか重いので、休み休み登ります。
と言うことで、来た道ちょっと見てみましょう!
左に見えるは、昨日登った奥大日岳かな、右端見えるは別山かしらん。
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進行方向正面に見えるのは、浄土山の脇を通って、一ノ越へと向かう人たち。
立山と浄土山が交わるあたりから、傾斜がどんどんキツくなる。
天気もビックリするほど快晴なので、汗が出る出る止まらない。
ひさびさに山で半袖になりました。
5月の立山めっちゃ暑い!!
とは言え、夜や天候悪化の際などは極寒なので、当たり前ですが防寒対策はしっかりしましょう。
急坂から後ろ振り返って見た景色。
奥大日岳良い天気!
今日登った人最高だろうな~(うらやましい!)
09:45 一ノ越山荘
えっちらおっちら重い荷物を背負いながら、なんとか一ノ越到着しました!
ほんと最後の急登つかれましたが、称名川のこのルート、景色はこの旅一番でしてお気に入りになりました!
休憩がてら、写真をパシャリ。
コチラは一ノ越からの景観です。
右にあるのが龍王岳かな。そこから笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高岳と。
さらには常念岳、大天井岳、燕岳など北アルプスの名峰並びます。
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体力回復OKです!
荷物をコチラにデポして行って、それでは雄山へいざ参らん!
岩々、ときどき雪の道、頂上目指して登りましょう。
バックには、龍王岳&浄土山。
コチラは二山とも登ってないので次回来た時登りに行こう。
何度も見ちゃうこの景観。
槍ヶ岳(2枚目)も尖ってますけど笠ヶ岳(3枚目)もなかなかですね。
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途中の社(やしろ)でひと休み。
いや~ほんとに晴れて良かった!
奥大日岳と室堂平。
1枚目の小屋は室堂山荘かな。2枚目のアップは室堂ターミナル。
休憩済んだらラストアタック!
雄山神社も見えてきたのであとちょっとで山頂ですね!
ハイ!
雄山山頂、到着しました!
人がたくさん登ってますね~。やはり立山人気の山です!
(昨日の奥大日岳山頂は誰もいなかったので対象的でおもしろい)
雄山神社はさすがに営業していませんね。
そしてビックリしたのがこの鳥居です。ここまで雪に埋もれるなんて(笑)
11:24 雄山山頂
さらにさらにビックリ!したのが、なんと雄山山頂無料で行ける!
夏に登って来たときは、登拝料500円かかりました。
けれど積雪期は無料みたいで、なんとも得した気分です。
(あまり喧伝しないほうが良いのかしら?なんてことも思ったりしなかったり)
なにはともあれ、雄山登頂完了です!
いや~、ほんとに良い山ですねッ!
コチラは雄山山頂からの大汝山、富士ノ折立方面ですね。
今回はコチラ、歩いてませんが滑落に注意!とのことです。
雄山山頂からの雄山神社。
右奥は八ヶ岳かな?南アルプスとか富士山も見えますね。
一等三角点「立山」です。
一等三角点百名山なんて言うのもありまして、数えてみたら、今まで20座登っていました。
帰りのバスの時間もあるので名残惜しいですが、下山をしましょう。
ここは雄山途中の社です。
記念に雪だるま⛄をご奉納。
12:10 一ノ越山荘
下りは早いですね。あっと言う間に一ノ越。
あとは室堂行くだけなので、ここでちょっと長めの休憩しました。
13:32 一ノ越山荘
ご飯を食べたり景色を見たり、まったり時間を過ごしたら、そろそろ室堂帰りましょうか。
圧巻の立山景観。
大日尾根は雲出てきました。昨日もほんとそうでしたけど、お昼過ぎると(雲)出やすいのかな?
テッカテカの浄土山見ながら下山中。
ここも滑れるんだね、浄土山とBCスキーヤー。
サーっとわれわれ追い越して、颯爽と滑り下りてく(カッコいい~)。
室堂山荘、奥大日岳。
いや~なんか絵になるなぁ(語彙力)。
一ノ越へと向かう登山者。
ほんとこの先最高ですから!立山どんどん楽しんでください!
一ノ越から下りきると、そこには広~い真っ白な室堂平。
昨日登った場所だからかな、やけに奥大日岳がカッコいい。
どこぞの山ヤが言ってましたが、「遠くで見た時、ずっとキレイになるんだよ!頂上まで登った山は!」はほんとですね。
室堂駅についてしまう。
ああ、名残惜しい、帰りたくない。。
14:18 室堂
未練たらたらですが帰らなきゃ!
ええいままよ!と室堂駅へ。
室堂駅からは、14時25分の大観峰(だいかんぼう)行きのトロリーバスに乗って(めっちゃ混んでた!)、そのあとこちらのロープウェイ(めっちゃ混んでた!)。
ココもほんとに絶景で、前に見えてる黒部湖と、赤沢岳(ロープウェイの真後ろ)、針ノ木岳(右端)見えてて最高ですね!
ロープウェイの途中からは、鹿島槍ヶ岳や唐松岳なんかも見えちゃって、テンション上がりまくりの下山です。
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ロープウェイ降りたら黒部平で、お次はケーブルカー乗って黒部湖です(めっちゃ混んでた!)。
コチラは黒部湖駅降りたあとの、黒部ダムからの景観ですね。
ほんと天気に恵まれました。ありがとう立山!最高でした!
コチラも黒部ダムからの景観ですネ。
迫力あるね~、黒部別山。
コチラ黒部湖の奥に見えるは、二百名山・赤牛岳です!
いつかここにも行かなきゃな~(日本二百名山やるならば。やるなら、ですよ?)
ココはやられた。
もう登りはないものと、思っていたところの急登でした。。
赤沢岳真下の、黒部ダム駅に向かう階段。
ひーひー言いながら登りましたよ!!(逆ギレ)
16:22 扇沢
黒部ダムから電気バスに乗って(トロリーバスじゃないのね)、扇沢へと無事到着(めっちゃ混んでた!)。
2時間かかった計算ですね、、
なんにせよ下りれたから良しとしよう。
これから運転して我が家に帰る。帰るまでが登山です!
なにはともあれ、今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
前回・今回は、2回にわたっての令和最初の登山、残雪期・立山の山行でした。
いや~立山最高ですね!(語彙力)
緑も良いけど白も良い!
次は紅葉かな?楽しみでならん!
ちょっとまとめがおろそかですけど行ってみてください!圧巻ですから!!
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
下りて早速立山ロス。来年もこの時期是非来てみよう!
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!