穂高岳(前穂高~奥穂高~涸沢岳~北穂高)縦走・1泊2日穂高岳山荘泊

 

9月秋の穂高岳

 

[山域] 北アルプス [CT] 17時間47分 [距離] 26.8km [登り] 2701m [下り] 2700m [日程] 小屋泊

こんにちは。今回のブログは2021年のシルバーウィーク、岳沢から前穂高岳~奥穂高岳と登り穂高岳山荘に宿泊。翌日涸沢岳~北穂高岳と縦走してきたお話です。穂高岳と言えば、冬山で西穂独標に登ったくらいであとは涸沢から眺めてみたり、蝶ヶ岳から眺めてみたりと「見るだけ」だったお山です。今回はついにその穂高岳に登ります。自分がもっと健脚ならば、西穂高岳からジャンダルム、奥穂~涸沢岳~北穂までと一気にやってしまうのかもしれませんが(前穂抜けてますね)、ジャンはまだまだ時期尚早な気がしますし、穂高前哨戦と言うことにして、西穂以外の穂高を登ってきました。

 


 

上高地バスターミナル

5:12 AM。上高地バスターミナル

雲に隠れている穂高連峰

河童橋からの穂高連峰(雲多め)

岳沢登山口5:34 AM。岳沢登山口
岳沢名物天然クーラー・風穴天然クーラー・風穴
浮石注意浮石注意、落石注意
岳沢岳沢を登ります
岳沢小屋7:22 AM。岳沢小屋到着
岳沢小屋から前穂高岳までの標識前穂高岳まで、まだまだ結構ありますね。

岳沢小屋から見た乗鞍岳

 

上高地から岳沢登って岳沢小屋へ

 

4:00 AM前に沢渡到着。上高地行きのバスを待つことなく、ちょうど来たタクシーに乗って上高地入り。今日と明日は穂高に登ります。いつものオジサン2人組。どうも片割れわたくしkara(@karalog2018)です(もうひとりはhirooneさんですどうぞよろしく)。と言うことで上高地バスターミナル、河童橋からスタートとなるのですが、まず目指すのは岳沢登山口。スタート地点の河童橋を渡り、15分くらい歩けば到着です。岳沢登山口からはしばらくは樹林帯を歩きますが、1時間くらいたてば、石がゴロゴロ岳沢に到着。前には見事な穂高岳、うしろを見れば乗鞍岳と気持ちの良い沢沿いを登っていきます。そこからさらに1時間登ると岳沢小屋へと到着しました。ここがまずひとつめのポイントですかね。まだまだ先は長いのですが、ここから急登はじまりますのでしっかり休憩とっていきましょう。

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テント場を通り過ぎ。重太郎新道へと

テント場を通り過ぎ。重太郎新道へと

ヤマハハコヤマハハコ
奥明神沢奥明神沢あたりかしら

重太郎新道のハシゴ

1つ目のハシゴを登る

急登登るこのあたりは結構な急登です
ジャンダルム、西穂高岳ジャンダルム、西穂高岳方面
カモシカの立場8:27 AM。カモシカの立場
重太郎新道またまたハシゴまたまたハシゴ登ります
うしろには霞沢岳、乗鞍岳、焼岳うしろには霞沢岳、乗鞍岳、焼岳と
穂高連峰、焼岳、岳沢小屋岳沢小屋があんなに小さい
雷鳥広場9:25 AM。雷鳥広場
雷鳥広場から紀美子平へ雷鳥広場から紀美子平へ

重太郎新道、何度目かのハシゴ

重太郎新道、何度目かのハシゴです

明神岳明神岳
岩場を登る、落石注意!落石注意!

紀美子平

9:45 AM。紀美子平にようやく到着

前穂高岳山頂10:26 AM。前穂高岳山頂
前穂高岳山頂一面真っ白な世界です、、、
明神岳
紀美子平

 

前穂高岳山頂(標高3,090.5m)

 

岳沢小屋からは急登続き。カモシカの立場、雷鳥広場、紀美子平とどんどん高度を上げていきます。雷鳥広場以降は木々はなくなり、さすが日本三大岩場のひとつです、落石注意の岩場が続きます。と言っても本当に気を付けなければならないのはジャンや涸沢岳から北穂、大キレット越えての南岳あたりまでなので、ここはもちろん気を付けるにこしたことはないのですが、そこまで難易度バカ高!と言うことはありません。紀美子平に到着後はザックをデポして今回の穂高縦走、記念すべき1座目。前穂高岳に登頂しました。本来ならば、これから向かう奥穂高岳や涸沢、槍ヶ岳もかな?まで見渡せるはずなのですが、、朝の青空どこいった?見事に虚無の山頂となりました(涙)。

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吊尾根吊尾根を行きます
真っ白な奥穂高岳真っ白でなんにも見えませ~ん(涙)

奥穂高岳、登頂中

ただただひたすら奥穂を登る

奥穂高岳山頂12:31 PM。奥穂高岳山頂到着
穂高神社の祠穂高神社の祠

穂高岳山荘

 

奥穂高岳山頂(標高3,190m)

 

前穂高岳からは再び紀美子平に降りてザックを回収(くだりは十分ご注意を!)。吊尾根通って穂高岳最高峰、北アルプスの最高峰でもある奥穂高岳に登頂します。吊尾根も結構長かった気がしますし、奥穂高岳の登頂もなかなかの岩登りだった気がするのですが、いかんせん真っ白な中の登頂で、まったく記憶がございません(真っ白な中の、似たような登りの連続だったので、記憶が圧縮されているようです、、)。奥穂高岳山頂からは、いつかはチャレンジしたいジャンダルムや、これから歩く北穂高岳までの見事な稜線が見渡せるはずだったのですが、ここも残念!見えません(涙)。いつかこの2座(前穂、奥穂)リベンジせねば。

 


 

穂高岳山荘の夜明け

2日目、5:06 AM。穂高岳山荘の夜明け

穂高岳山荘の夜明け

見事に空が焼けてきていますね

奥穂高岳今日は晴れてる奥穂高岳
穂高岳山荘から涸沢岳へ今日は期待できそうですよ!
北穂、まずはおとなり涸沢岳へ北穂、まずはおとなり涸沢岳へ
穂高岳山荘テント場穂高岳山荘テント場

奥穂高岳と穂高岳山荘

奥穂高岳と穂高岳山荘

涸沢岳山頂5:26 AM。涸沢岳山頂
前穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルム前穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルム!
涸沢岳山頂で日の出待ち涸沢岳山頂で日の出待ち
穂高の夜明け5:29 AM。穂高の夜明け
モルゲンロート前穂高岳&奥穂高岳モルゲンロート前穂高岳&奥穂高岳
奥穂高岳~馬の背~ロバの耳~ジャンダルム~天狗の頭~間ノ岳~西穂高岳奥穂高岳~馬の背~ロバの耳~ジャンダルム~天狗の頭~間ノ岳~西穂高岳

前穂高岳、涸沢カール

 

2日目の朝、涸沢岳山頂(標高3,110m)

 

サクッと1日目、終了です。小屋泊は良いですね、荷物が軽い。と言うことで話は進んで2日目ですね。2日目は穂高岳山荘から涸沢岳~北穂高岳と登り、そのあとは涸沢に下山の予定。昨日は見えていなかった奥穂高岳も今日はくっきり。まず奥穂高岳山頂もう一回登ってしまうか?という考えも頭をよぎりましたが、いつかジャンダルムやるときに登るであろうとそのままスルー。おとなり涸沢岳へと進みます。涸沢岳山頂は小屋からすぐです。山頂からは見事な景色が広がっていました。振り返ってまず見えるのが、手前に白出のコルに建つ穂高岳山荘。そのうしろには奥穂高岳。左には前穂高岳、右にはジャンダルム、さらには西穂高岳までも見えちゃいますよ。ほかにも涸沢カールを見渡せたり、笠ヶ岳、槍まで北アルプスを大満喫!昨日のうっぷん晴らすがごとく、バシャバシャ写真、撮ってやりましたぜ。

 


 

笠ヶ岳穂高岳から見る笠ヶ岳
槍ヶ岳と裏銀座の山々槍ヶ岳と裏銀座の山々
北穂高岳、槍ヶ岳までつづく尾根北穂高岳~槍ヶ岳とつづく稜線
北穂高岳へ向かいます北穂高岳へ向かいます
裏銀座の山々と槍ヶ岳どこからも目立つお槍さま
槍ヶ岳(中央)と北穂高岳(右)槍ヶ岳(中央)と北穂高岳(右)

北穂高岳

北穂高岳、登るはずだがここ下ります

最低コル6:33 AM。最低コル
北穂に向けて再び登る北穂に向けて再び登る
奥壁バンドへ奥壁バンド
奥壁バンドトラバースしながら進みます
涸沢岳、奥穂高岳を振り返る涸沢岳、奥穂高岳を振り返り見る
ペンキにそって北穂を登る印に沿って登ります

北穂高岳

北穂高岳山頂あともう少し

涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳前穂高、奥穂、涸沢を背に
北穂高岳南峰北穂高岳南峰
北穂高岳南峰山頂7:24 AM。北穂高岳南峰山頂到着
北穂高岳北峰北穂高岳北峰、こんどは向こう側へ
北穂高岳とヘリ
北穂高岳山頂

 

北穂高岳山頂(標高3,106m)

 

涸沢岳山頂で日の出を見た後は、今回の山行の締めの一座。北穂高岳へと向かいます。涸沢岳から北穂高岳は今回の山行の中では一番の難所。岩場のアップダウンが続きます。とくに下りの場所は結構な高度感があるクサリ場だったりするので、石を落とさないよう注意しながら進みます。涸沢岳山頂から1時間30分くらいでしょうか、経ったころには途中クサリ場ですれ違い待ちなどプチ渋滞ありましたが、北穂高岳南峰、無事到着。北穂高岳は双耳峰なので、もうひとつピークがあります。と言うことで南峰から一旦下って、登り返してそのあと20分後くらいですかね、もうひとつの耳、北穂高岳北峰到着。これにて北穂高岳も登頂完了。ちなみに北峰はちょうどヘリが来たあとだったので、山頂標識は外されていました(上の北峰の写真は下山時に、標識着けなおされたあとのものです)。

笠ヶ岳

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笠ヶ岳・抜戸岳から見た笠ヶ岳
笠ヶ岳

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裏銀座・烏帽子岳

 


 

北穂高小屋

7:48 AM。山頂すぐそばの北穂高小屋

北穂高岳から見た大キレット、槍ヶ岳

北穂高岳から見た大キレットとその先には槍ヶ岳

大切戸大キレット、漢字で書くと「大切戸」
槍ヶ岳から表銀座の山々槍ヶ岳から表銀座の山々
北穂高小屋、コーヒー至福のコーヒー、いただきます
北穂高小屋から下山それでは下山、しましょうか

前穂高岳、奥穂高岳

穂高岳を見ながらの贅沢な下り

涸沢ヒュッテ涸沢ヒュッテ
紅葉ピークは少し先かな?紅葉ピークはもう少し先かな?

涸沢カール

10:29 AM。涸沢カール

涸沢カールと涸沢小屋涸沢岳と涸沢小屋
見納めの涸沢ヒュッテ次は紅葉ピークに来てみたいですね
横尾12:20 PM。横尾
徳澤園13:20 PM。徳澤園
明神館14:12 PM。明神館
河童橋14:48 PM。河童橋

上高地バスターミナル

 

日本で一番高いところにある山小屋「北穂高小屋」からの下山

 

北峰から北穂高小屋は歩いて1分。ほんとうにすぐそこです。自分史上一番山頂に近い山小屋でした。しかも調べてみたところ、日本で一番高いところにある山小屋でもあるとか。そんな北穂高小屋ですが、眺めも絶品。槍ヶ岳方面に目を向ければ、ジャンダルムと同じくいつかは行きたい大切戸(大キレット)。ほかにも表銀座の山々や、裏銀座の山々、眼下には涸沢カールも見えちゃってます。今回はここで下山となりましたが、ほんと、いつか槍までつなげてみたい。

燕岳

こんにちは。kara(@karalog2018)です。だいぶブログの更新が滞っておりましたが、今回は9月の頭に登った北アルプス・燕岳の山行です。燕岳自体は2年前、残雪期に登ったのが最後なので、コチラもだいぶご無沙汰でした。今回は9月と言うこ[…]

燕岳
常念岳

こんにちは。kara(@karalog2018)です。山々の紅葉が徐々にピークを越え、晩秋を迎える頃となりますが、ちょうど1ヶ月前、9月・常念岳日帰りのお話です。コースは3回目になりますか、一ノ沢からのピストンです。天候は前半ガスガスで、前[…]

常念岳・常念岳山頂からの穂高岳、槍ヶ岳

 


 

前穂、奥穂、ジャンダルム

前穂、奥穂、ジャンダルム

北穂高岳と槍ヶ岳

 

穂高連峰(前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳)、縦走完了

 

と言うことで今回は、日本で3番目に高い山、奥穂高岳を擁する穂高岳縦走の山行でした。前穂の岳沢までは天気よかったんですけどね~。前穂~奥穂は散々でした(苦笑)。ジャンダルム、いつか行くとして奥穂は良いのですが、前穂どうしよ、ちょっと考えます。穂高岳山荘からの北穂高岳はなにもわたしは言うことなし!モルゲンロート、真っ赤に染まった穂高連峰はカッコよかったし、紅葉シーズンピークには少し早かったけど、黄色い大キレット、あざやかな涸沢カールは眼福でした(笑)。あとは残すは西穂高のみ。と言ってもまだまだ穂高は楽しめそうです~。

YAMAP / ヤマップ

去年シルバーウィークの山行で、岳沢から前穂~奥穂、穂高岳山荘に泊まって涸沢岳~北穂の記録です。ブログに詳細記載してい…

 


今回使用したカメラとレンズ

 

 

 

奥穂高岳
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