こんにちは。
今回は南アルプスの女王と呼ばれる仙丈ヶ岳の山行です。
北アルプスの女王「燕岳」と比べるとコチラはスケールが違います。燕岳が花崗岩の白い肌でちょっとツンとした貴賓がある女王だとしたら、こちら仙丈ケ岳は母性溢れる包み込むイメージ、おおらかな女王のイメージとでも言いましょうか。
南アルプスにあるヤンチャな鳳凰三山(3人兄弟)をなだめつつ、南アルプスの貴公子ことこちらもツンとしたイメージですかね、甲斐駒ヶ岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳らの大きい大きいお父さん、オジサンたちも優しく見守り包み込む。そんな母のイメージです。
ちなみに仙丈ヶ岳は標高3,033mありますが、数ある3000m峰の中でも尾根が広く整備され、かなり登りやすい部類になるのではないでしょうか。
今回は山初心者の2人(D君・Sちゃん)引き連れて、連日登山、北沢峠から登ってみました!
山のカテゴリ
主な山の基本情報
南アルプスの女王と呼ばれる標高3033mの山。日本百名山、新日本百名山。ほかには花の百名山、新・花の百名山、山梨百名山、信州百名山などに選ばれています。
今回のコースと地図
北沢峠(標高2030m)から大滝ノ頭、小仙丈ヶ岳(標高2855m)を経て、仙丈ヶ岳(標高3032.9m)へ。下山は仙丈小屋から、馬の背ヒュッテ、仙丈薮沢小屋、大滝ノ頭を経て北沢峠に至るコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
登山道が広くてわかりやすいので、登りやすい山ですね。
- 景観 :
南アルプスの山々だけでなく、八ヶ岳、北アルプスも見えちゃいますよ!
- アクセス:
- 混雑度 :
自動車では、中央自動車道・諏訪ICから国道152号を通って仙流荘へ。仙流荘からはバスで北沢峠へ向かいます!
- 標準コースタイム:7時間25分
- コースの距離:9.7km
- 最小標高: 2047m
- 最大標高: 3041m
- 累積標高(登り):1032m
- 累積標高(下り):1049m
登山記録
04:40 仙流荘
天気は快晴!
以前わたしとhirooneはこの仙丈ヶ岳に登ったことがあるのですが、見事に雨に降られたので2度目となる登山です。
今日はメンバーに先日の北八ヶ岳・天狗岳から引き続き、晴れ男・晴れ女のD君、Sちゃんと招集(連行?)し、ここ仙流荘から南アルプスは仙丈ヶ岳に挑みます。
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06:00 北沢峠・こもれび山荘
仙流荘近くの駐車場は3連休中日ということもあり、尋常じゃないくらい混雑していました。
ここの駐車場かなり大きい駐車場となるのですが、「それでも車停められないかも?」と不安になるくらいの混雑ぶり。
ですが、係りの方に駐車場のさらに先、農道の方まで誘導されて、なんとか駐車することができました(まずは一安心)。
あとから駐車場の方に聞いた話だと、今日来た組と昨日からの宿泊組あわせて、600台以上車が停まっていたそうです!
06:18 北沢峠・登山口
車を停めたあとは、仙流荘前から北沢峠行きのバスに乗り込んで。
乗って50分くらいですかね、北沢峠・こもれび山荘前にビューンと到着!
こもれび山荘前、登山口前で準備をしたら、さっそくそれでは、登山開始です!
仙丈ヶ岳、二合目までは、ゆるやかな登り(樹林帯)が続きます。
D君、Sちゃん、前日の天狗岳のダメージ残ってましたが、なんとか登っていけてるみたい(良き良き)。
ゆっくりのペースで行きましょう。無理は禁物油断大敵。
二合目すぎてしばらくすると、だんだん傾斜がきつくなる。
そんなときにちょうどファイト!の看板。みんなここからキツイのでしょうね~。
三合目すぎて四合目、良いペースで登れています。
が、しかし。
四合目の途中あたりから、岩がゴロゴロ歩きにくい~。
08:02 大滝ノ頭
ゴロゴロ岩を登り続けてしばらく進むと。大滝頭、馬の背と小仙丈ヶ岳の分岐ですね、に到着しました!
わたしたちはと言いますと、まずは小仙丈ヶ岳に向かいます!(馬の背は帰りに通りますよ)
08:28 六合目
ドンドコ登って六合目、森林限界超えました!
来た道振り返ってうしろを見ると、まずはドドン!と目の前甲斐駒ヶ岳。さすが貴公子!カッコいいです!
あの花崗岩の山肌が、なんとも言えない雰囲気(貴賓)をだしてます。
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(今日も槍は尖ってました!)
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なにかもう六合目にしておなかがいっぱい。満足度100%ですw
ですが、山頂まだまだ先です。
足を停めず、目の前に広がるあの丘のような、小仙丈ヶ岳に登りましょう!
鋸岳に八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳等々と、豪華な山々背にして登る。
ちなみに後ろの甲斐駒ヶ岳のふもとには、北沢峠、長衛小屋のテント場があります。
いつか(わたし “いつか”、こればっかですけどw)長衛小屋をベースキャンプとして、1日目甲斐駒ヶ岳、2日目仙丈ヶ岳と贅沢セット、やってみたいな~!
09:17 小仙丈ヶ岳
小仙丈ヶ岳からの尾根は、きれいな緑のハイマツの尾根。
遠くから見ると「きれいだな~」って思うのですが、近くで歩くとハイマツの背が意外に高くてなにも景色見えません(山あるある)。
そんなハイマツの中を、ひたすらジグザグ登って行くと、小仙丈ヶ岳に到着しましたよ!
こちらの写真は小仙丈ヶ岳からの小仙丈沢カール。
ほんとこれ毎回思うんですが、アルプスってスケールでかいです!
南アルプスの女王、仙丈ヶ岳。
その名で呼ばれる理由がわかる。ほんとう優雅なたたずまい。
上品さとやさしさと、兼ね備えた山ですね。
小仙丈ヶ岳から仙丈ケ岳山頂へと向かう途中で、日本ベスト3(標高ベスト3)が見えました!
No1富士山とNo2北岳、No3間ノ岳に農鳥岳です(北岳、間ノ岳、農鳥岳で白峰三山です)。
すばらしく贅沢な眺めですね!
八合目からは、ぐんぐん標高上げていきます。
そうそうそういえば。小仙丈ヶ岳の尾根あたりから家族連れ(ちびっ子たち)が何人かいて。
小学生くらいの女の子に、4、5歳くらいの男の子。他には2、3歳くらいの女の子や、も少し上の男の子まで。
お父さんお母さんに連れてこられて、イヤイヤ登っていましたが、大きくなったらいい思い出になるんだろうな~(うらやましい)。
向こうのほうには人だかり。どうやらあそこが山頂みたい。
尾根沿い歩いて行きましょう!
10:37 仙丈ヶ岳山頂
D君、Sちゃんお疲れ様です!仙丈ヶ岳の山頂ですよ!
たくさん人が座ってますね~。ほんと人気な山なんですね!(前回来たときは雨だったので、ほとんど人がいなかったのです)
こちらは今回は行けませんでしたが、大仙丈沢カール、大仙丈ヶ岳になりますね。
大仙丈ヶ岳をさらに先へと歩いていくと、仙塩尾根、塩見岳があるそうです。塩見岳も日本百名山なので、いつか登りに行きたいですね~。
まだまだ名残惜しいのですが、バスの時間もあるのでそろそろ下山といたしましょう。
まずは、仙丈小屋まで下りますよ~。
下り途中で、尾根から山頂振り返って見る。
ほんとうに今日は、たくさん人が登ってますね!
どのくらい仙丈ヶ岳、登っているんだろう?
ざっくりですが考えてみましたw
朝、仙流荘に600台の車がありました(担当の方談)。1台まあ平均2人と仮定して、それで登山客は約1200人。
芦安や奈良田、広河原経由で来た人や、車以外できた人もいるはずだから、プラス100人、1300人近くはいるのかも?
まあでも甲斐駒ヶ岳もあるからその半分として、だいたい650人くらいですかね?
あまりにもざっくりな計算ですが、650人だったらすごい人数ですねw
11:07 仙丈小屋
ちまちまいろいろ考えてたら、仙丈小屋に着いていました。
目の前には名前のとおり、ノコギリみたいな鋸岳と、甲斐駒ヶ岳がよく見えました。
ちなみにこれは余談ですけど、この小屋のスタッフさん、みんながみんなイケメンでしたw
仙丈小屋の次は、馬の背ヒュッテに向かいましょう。
しばらく下って、振り返って見る。
ハイ!こちらも見事!すばらしい景色の藪沢カールです!(パチパチ)
目の前には甲斐駒ヶ岳、両脇にはカラフルな植生保護柵。自然大事にしていきましょう。
12:25 馬の背ヒュッテ
仙丈小屋から1時間とちょっと(仙丈小屋で休憩してたので実際はそこまでかかりません)。
馬の背ヒュッテに到着しました。
ここはささっと通り過ぎます。お次に向かうのは仙丈薮沢小屋。
沢沿い歩いて行きましょう。
12:47 仙丈藪沢小屋
営業してるの?仙丈薮沢小屋です。
仙丈薮沢小屋の近くには、水場が1つありました。
これがほんとうの南アルプス天然水。おひとつお土産にいかがでしょうか。
仙丈薮沢小屋から大滝ノ頭に向かう途中。
まだ雪が残っているんですね~(だいぶ崩れていますが)。
雪、雪渓が崩れているので回避して、下の方、沢をわたって迂回しましょう。
ここは正規ルートからちょっとはずれて無理くり登るからか、地味にシンドイ道でした。
13:10 大滝ノ頭
その後もひたすら沢沿い歩いて、「水の音が聞こえなくなってきたな~」なんて思っていたら、登りで小仙丈ヶ岳へと分岐した場所、大滝ノ頭に到着しました。
14:32 北沢峠
大滝ノ頭からは、四合目から一合目、広い坂を下っていって。ついにたどり着きました!
北沢峠に帰ってきましたよ!
バスの時間まで結構待つのかな~?と思っていたのですが、朗報!臨時便がでていてサクッと仙流荘まで下山ができました。
これにてリベンジ完了です!今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」の山行でした。
晴れたらこんな絶景なのねと、見るものすべてが新鮮で。感動に次ぐ感動でした。
D君・Sちゃんも本当がんばった!2日連続と言うのもありますが、初の3000m級お疲れ様でした!
次回は雪山シーズンも登ってみたい!その時は仙流荘から歩くことになるのかな?
いずれにしてももうちょっと先かな~。
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
南アルプス・仙丈ヶ岳。良き良きの山でした!
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!