こんにちは。
今日は日本最後の秘境・雲ノ平のお話、4日目最終日。
前回3日目は、雨の中、雲ノ平キャンプ場から鷲羽岳、三俣蓮華岳と登り、黒部五郎小舎へと進んだお話でした。
今回は、黒部五郎小舎から黒部五郎岳を登り、その後、赤木岳、北ノ俣岳、太郎山を縦走。
最後は折立に下山と言う、西銀座ダイヤモンドコースを逆に進んで行く感じ。
前日まで天気がいまいちでしたが、今日最終日はいかがでしょうか!?
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山のカテゴリ
主な山の基本情報
岩がゴーロゴロが名前の由来の山。日本百名山。花の百名山。標高2839.7mの山で、別名、中ノ俣岳。
今回のコースと地図
1日目:折立(標高1350m)→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場(標高2294m)→薬師岳山荘→薬師岳(標高2926m)→薬師峠キャンプ場
2日目:薬師峠キャンプ場→薬師沢小屋→祖母岳(標高約2560m)→雲ノ平山荘→雲ノ平キャンプ場
3日目:雲ノ平キャンプ場→祖父岳(標高2825m)→ワリモ岳(標高2888m)→鷲羽岳(標高2924.4m)→三俣山荘→三俣蓮華岳(標高2841.4m)→黒部五郎小舎
4日目:黒部五郎小舎→黒部五郎岳(標高2839.7m)→赤木岳(標高2622m)→北ノ俣岳(標高2661.3m)→太郎山(標高2373m)→太郎平小屋→折立
- 技術度 :
- 体力度 :
10時間越えのロングコース。1800mくだるので、膝痛くならないように行きましょう。
- 景観 :
今回一番の良い天気!黒部五郎岳良く見えました!
- アクセス:
- 混雑度 :
黒部五郎小舎から太郎平小屋までは静かな山行楽しめました。
- 標準コースタイム:10時間5分
- コースの距離:18.6km
- 最小標高: 1365m
- 最大標高: 2846m
- 累積標高(登り):914m
- 累積標高(下り):1891m
登山記録
Day 4
05:12 黒部五郎小舎
天気は晴れ!
晴れですよ!晴れ!こんなにうれしいことはない。
前回大雨、前々回は曇りと天気がすぐれない中の山行が続いていたので、今日はほんとにうれしいです。
今日はこの長かった雲ノ平の山行の最終日。
黒部五郎小舎から折立まで、西銀座ダイヤモンドコースを逆方向に進みます。
と言うことで、まずは黒部五郎岳向かいましょう!
とその前に、晴れの黒部五郎小舎、撮っときましょう。
出発前の、人がたくさん集まってますね。
みなさん今日はどちらかな?
三俣蓮華岳行って、槍ヶ岳に行くのか、鷲羽岳に向かうのか。
どちらにしても、今日は良い天気でうらやましい。
わたしたちが見れなかった、かっこいい山容見てきてください!
こちらは黒部五郎小舎の先に見えた笠ヶ岳。
こちらも百名山になりますね。
今シーズン、雪が降る前までに、この笠ヶ岳も登る予定(天気に恵まれれば、ですが。今回の山行で自分が雨男なんじゃないかって気がしてきました、、)。
黒部五郎岳カールコース、しばらく道なりに進んで行くと。
名前の通りのすごいカールが見えてきました!
わたしたちの後ろから、太陽あがってきましたね!
何日ぶりかの太陽です。
やっぱ空は青くなくっちゃ!
黒部五郎岳のカール、だんだん全貌見えてきました!
テンションあがる~。
ほんとカールが壮大過ぎて。
うれしくて似たような写真を何枚も撮っちゃう。
山頂はカールの上になります。
あそこに登って行きましょう。
あれれちょっとおかしいな。
山頂に近づいて行くたびに、ガスがちょっとでてきたような?
いいやきっと気のせいだ。
だって後ろはほらね晴天!
それではカールを登りましょう。
上のガスは気にしない。気にしない。
ここはちょっとがんばる登り。
カールを直登する感じです。
そう言えば、昨日は雨で見れませんでしたけど、三俣蓮華岳にもカールがあったみたいです。
薬師岳にもカールあるので、このあたりは氷河が多かったんですかね。
氷河・カールと言えばですけど、近いところだと北アルプスは、立山の山崎カール、槍ヶ岳の槍沢カール、涸沢カール。
中央アルプスだと千畳敷カール、南アルプスなら仙丈ヶ岳のカールも見事でしたね。
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カールの登りもあとちょっと。
黒部五郎の肩はあそこかな?
そのとき後ろからおーっと歓声聞こえてきたので、周りを見渡して見てみると。
なんとこの山行はじめての、槍ヶ岳が見えてきましたよ!
いや〜、槍は良いですね!
どこから見ても、わかります。
穂高の山もちょっとだけ見えていたのですが、しばらくすると雲に中に隠れてしまって。
でもまあちょっとだけでも見れたから、今日は良しとしましょうか。
話は戻って登りましょう。
カールの上まであと少し!
07:14 黒部五郎の肩
黒部五郎の肩、到着です!
○○の肩って言えば、北岳にも肩ってところがありましたよね。
黒部五郎の肩にザックをデポして、山頂アタックはじめます。
ここから山頂、だいたい10分くらいですかね。
山頂付近は名前の通りの岩がゴロゴロ。
ゴーロゴロの黒部五郎岳。
07:26 黒部五郎岳山頂
百名山、42座目は黒部五郎岳!
黒部五郎小舎から2時間ちょっとで山頂でしたね。
景色がとっても良かったので、久々に気持ちの良い登りになりました!
山頂標識コチラです。
槍ヶ岳とか、剱岳と同じ感じで手にもつタイプの山頂標識。
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山頂から見た笠ヶ岳。だいぶ霞んできてますね。
今まで、気にしないようにしてたのですけど、何日か前の天気予報では、夕方からは雨の予報。
山頂ゆっくりしていられません。
雨が降ってくるまでに、下山を完了させたいところ。
まずはザックが置いてある、黒部五郎の肩向かいましょう。
黒部五郎の肩からは、折立に向かって降りていきます。
目の前の稜線ひたすら歩いて太郎平まで行きましょう。
黒部五郎岳、急登下ります。
写真は肩を振り返ったところ。
太陽に、飛行機雲がかかってますね。
太郎平へ到る道。
太郎平小屋も遠くに見えて、気持ちのいい稜線歩きができそうです。
ひたすら高度を落としたあとは、アップダウンが続きます。
中俣乗越越えて行って、しばらく歩いて進んで行くと。
左手には人だかり。右手には薬師岳が見えますね。
赤木岳の山頂近く。
地図にはピークは巻くよとあって、山頂標識の代わりなのかコチラの標識ありました。
09:41 赤木岳山頂
ですが、先ほどの人だかり、山頂に登っていたような気が。
さっきの標識上の方は、大きな岩がゴロゴロしてますが、登れないこともないみたい。
と言うことで、気をつけながら登って行くと、こんな祠?がありました。
ここがほんとの山頂みたい。
見えてた人たちここで休憩してました。
赤木岳、山頂からの薬師岳。
4日前に登ったところ。
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折立までの、残る山はあと2山。
北ノ俣岳、太郎山。
なんだか名残惜しいです。
とこのあたりから、後ろの方でゴロゴロ聞こえる。
夕方まではなんとかもって、濡れずに下山をしたいところ。
サクサクお次に進みましょう。
10:49 北ノ俣岳(上ノ岳)
はい、北ノ俣岳山頂です。
黒部五郎小舎からは5時間以上経っていたので、この辺りでご飯休憩とりました。
ご飯を食べて、元気を回復!
残る山は太郎山のみ!
どんどん進んで行きましょう!
とここで、急に雨が降ってきた。
はじめはポツポツくらいだったんですけど、嫌な予感がしてきてたので、ザックカバーにレインウェア。
完全防水に着替えます。
やっぱり雨が降ってきました。
それもかなりの土砂降りで。
最後くらい、降らない日だってあってもいいじゃん!!(涙)
時間にしたら、30分くらいの雨でした。
ですが、雲はあいかわらずで、どんどん視界が悪くなる。
雨がも一度降ってくる前に、太郎平小屋まで行きたいところ。
レインウェアは蒸し蒸しするし、なんだか疲れてきますよね。
12:30 太郎山山頂
さらに歩いて20分。太郎山に到着です。
天気はなんとか持ちました。
ちなみにコチラ太郎山。ちょっと気の毒な山頂です。
景観ないとかそう言ったことではなくて、あまり人がここにこない。
今日雨だから、天気が悪いから、とたまたまだったら良いのですが。
太郎山山頂と太郎平小屋の分岐がちょっと前にあるんですけど、みんな迷わず太郎平小屋へ。
10人くらいいた中で、山頂行ったのわたしを入れて2人だけ。
がんばれ太郎!五郎に負けるな!
太郎山山頂その後は。
坂を降って太郎平小屋へ。
ついにここまで。
感慨深いものがあります。
黒部五郎岳と雲ノ平の合流地点はコチラです。
わたしは帰って来たんだぞ〜。
12:42 太郎平小屋
2日ぶりの太郎平小屋に到着です!
ここでゆっくりしたいところだったのですが。
本格的な雨が降ってくる前に、下山をしたいわたしたち。
疲れた体にムチ打って、折立下山を開始します。
太郎平小屋から折立は、3時間くらいの下りです。
行きは雨で、景色がまったく見えなかったので帰りにちょっと期待です。
三角点ベンチまでは、気持ちのいい草原歩きです。
木道、きれいな石畳の道と、整備された道を行く。
業者さんが、道を修繕してました。
こういう方達ががんばって直してくれているから、わたしたちが安全に歩けて、楽しい山行できるんですよね。
本当感謝。ありがとうございます。
有峰湖が見えてきた!
こんな景色、なんですね〜。
14:36 三角点ベンチ
三角点ベンチに到着です!
太郎平小屋からは下りしかないと思っていたので、この三角点ベンチの登り返しはキツかった。
やっぱりさすがに疲れてるみたい。
でも、ここまでくれば、折立まではあと1時間。
気合いを入れて下りましょう。
そうそう、これがあった、忘れちゃいけない。
太郎坂にはアラレちゃん。
アラレちゃんを探しましょう!
三角点ベンチからは樹林帯。
その樹林帯の、登山口までの中間くらい?
ついに発見!則巻アラレ!
何か文字が書いてある。
薬師岳大好き!アラレちゃん。
アラレちゃんのクオリティ。
コチラはノーコメントでお願いします。
15:44 折立
そしてそのまま下り続けて、折立についに到着です!
いや〜、下りが長かった。
登りだけで終わる山ってないのかな?下りはそれくらい苦手です。
何はともあれ長かった、3泊4日の登山は終了!
今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は雲ノ平の山行、最終日でした。
なんとか黒部五郎岳山頂まで天気がもってくれたことが、せめてもの救いでしょうかね。
総括別途書くとして、今日のまとめはコチラの一言。
「終わり良ければすべて良し!」
雲ノ平チャレンジ完了です!
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
黒部五郎岳、見事なカールの山でした。
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!