7月、グリーンシーズンの西穂高岳
[山域] 北アルプス [CT] 5時間41分 [距離] 7.9km [登り] 912m [下り] 910m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今年、2023年の投稿もこれが最後ですかね。今回は2022年7月に登った北アルプスは西穂高岳の山行です。
北アルプスの「穂高岳」と名前の付く山としては「西穂」、「奥穂」、「北穂」、「前穂」とありますが、「西穂高岳」だけずっと残っていたのです。
冬山で「西穂丸山」、「西穂独標」と途中までは登っていたものの、その先の「西穂高岳」は登らずじまい。
別に雪山にこだわる必要はないので(技術的にもまだまだ怖いですし)、「じゃあ無雪期、グリーンシーズンの今登っちゃえば良いんじゃない?」と言うことで、いつものhirooneさんと行ってみました。
08:02 AM 新穂高ロープウェイ しらかば平駅
新穂高ロープウェイ「しらかば平駅」から西穂山荘
「新穂高温泉」、北アルプス屈指の登山口ですね。ここからは今回登る「西穂高岳」や、「笠ヶ岳」、「双六岳」、「槍ヶ岳」などなど、北アルプスの名だたる山にアクセスできます。
そんな場所だからこそですね、いつも駐車場は「激戦」でして。今回も5時に新穂高の駐車場を狙ったのですが満車で、上の「鍋割平駐車場」に車を停めることになりました。と言っても鍋割平駐車場も結構ギリギリで、新穂高岳の人気の高さがうかがえますね。
今回の西穂高岳へは新穂高ロープウェイでいっきに標高をあげて行きます。上高地から歩いて登るコースもありますが、はじめて登るので楽な方を選びました。
それと、以前笠ヶ岳だったかな、やはり下の駐車場が使えなくて上の「鍋割平駐車場」に車を停めて、わざわざ下まで歩いてくだった記憶がありますが(帰りは登るのがしんどくてタクってしまった)、今回は「新穂高温泉駅」ではなく上にある途中の「しらかば平駅」を使うので、舗装された道や車道を20分くらい歩いてロープウェイ駅へと向かいました。
ロープウェイの到着駅、「西穂高口駅」からはまずは「西穂山荘」を目指します。雪の季節に登っていますがとくにここは難所もない樹林帯を、1時間かからないくらいですかね、歩いて向かっていきます。
高山でドライブ・観光を楽しむなら「新穂高ロープウェイ」。日本唯一の2階建てロープウェイで雲上の世界を気軽に体感できます。…
いつか、いつかと言いながらなかなか来ることがなかった北アルプスは笠ヶ岳。笠新道から登り、下山は小池新道を使うコースで1泊2日(テント泊)で行ってきました。笠新道はうわさに違わぬ […][…]
09:27 AM 西穂山荘出発。うしろには焼岳が良く見えますね
ちなみに。なんやかんやで緑色の西穂高岳ははじめてなんです
独標~ピラミッドピーク~西穂高岳まで見えているのかな?
白い穂高岳もカッコいいけど緑の穂高も良いですね~
西穂独標と後ろに見えるのはピラミッドピークかな?
さすが、「岩の殿堂」西穂高岳。独標あたりから岩登りがはじまります
西穂独標(標高2,701m)
西穂山荘からは「西穂丸山」、そしてその先「西穂独標」まで進みます。ここまでは何回か登った慣れた道。ですが無雪期だとやはり少し違います。
第1になんとも「緑が濃い」。当たり前なのですが白色の西穂しかみていなかったので緑の西穂は新鮮でした(笑)。
次に「人がたくさん登ってる」。積雪期も独標までは結構人が多いのですが、無雪期はもっと人が多かった(笑)。とくに独標手前あたりからは岩場の登り下りがあるので渋滞しがちで。
今回はとくにですかね、中学生かな?の団体さんが前を歩いていて、独標山頂では場所を占拠してました(笑)。これ余談になりますが地元の中学生さんとかですかね、学校のイベントとかで登っているのだとしたらうらやましいかぎりです。
わたしは千葉の学校に行ってましたが遠足はほぼほぼディズニーランド。それはそれで人によってはうらやましいのかもしれませんが、わたしだったら山が良かったな~。
こんにちは。今回は前回敗退した、西穂独標のリベンジマッチに行ってきました。1月、2月のこの辺りの山々は、天気が良かったり良くなかったり。なかなか天気が安定しない。今回はどうなったのかと言いますと・・・。ええ。[…]
西穂側からの独標。コチラからははじめて見ました!
独標の次は、尖った形の「ピラミッドピーク」
ピラミッドピーク次は「チャンピョンピーク」へ
6峰。先にある尖ったピークが「チャンピョンピーク」らしい
10:49 AM チャンピオンピーク
今まで来た道を振り返る。尖ってますね~(笑)
チャンピオンピークは「4峰」だそうです
2峰到着。先のピークが主峰かな?!
2峰からの展望。焼岳に雲がかかってきちゃった、、
西穂高岳主峰、いざ行かん
ビクトリーロード!最後の登り
西穂高岳から奥穂高岳、前穂高岳へと続く稜線
ジャンダルム、奥穂高岳、槍ヶ岳まで。最高やん
西穂高岳山頂(標高2,908.8m)
「西穂独標」からその先は、わたしたちにとっては未知の領域。なんでも「独標」含めて西穂高岳「主峰」までは、11の峰があるそうです。
- 11峰 独標
- 8峰 ピラミッドピーク
- 4峰 チャンピオンピーク
- 主峰 西穂高岳
ところどころに白のペンキで番号が振ってあって、徐々に数字を減らしていきます(10峰→9峰と)。数が減るごとに難易度も徐々に上がる感じで、2峰から主峰のあたりはかなり直登な「岩登り」でした。
とは言え正直思ったほどの難易度ではなく、しっかりバランスを取って登って行けば、細い道はあるものの危なげなく進むことができました。
もちろん油断大敵ではありますが、「自分が危ない」と言うよりは、小石など誤って落としてしまって落石を人にあててしまう「他の人が危ない」山ですね。疲れた時は足さばきなど雑になるので落石には十分注意しましょう。
そしてはじめて登った「ピラミッドピーク」と「チャンピョンピーク」。名前はカッコいい、景色はうん「岩山」ですね(笑)。
基本的にはピークを登ったら次のピークが大きく見える。登れど登れど次のピークがドドンと構える。正直そこまで代わり映えしません(苦笑)。
「主脈」につけばさすがに景観は違います。今回は準備不足で行きませんが、天下に名だたる「ジャンダルム」。「奥穂高岳」まで続く峻険な稜線が見ごたえ「アリ」です。さらに先には槍ヶ岳まで。北アルプスの稜線は壮大ですね~。
こんにちは。今回のブログは2021年のシルバーウィーク、岳沢から前穂高岳~奥穂高岳と登り穂高岳山荘に宿泊。翌日涸沢岳~北穂高岳と縦走してきたお話です。穂高岳と言えば、冬山で西穂独標に […][…]
西穂高岳山頂からの展望、見納めです
チャンピョンピーク、ピラミッドピーク、独標などなど。全部尖っていてどれがどれだかわからない(笑)
西穂高の峰々を角度を変えて。カッコいいなぁ
ひとだかり発見!なにピークかしら
12:42 PM 西穂独標
岩の殿堂「西穂高岳」
わたし的には西穂高岳は「登り」よりも、「下り」のほうが景色が好きです。
正直渋滞だらけ&油断ができないので登りは景色を楽しむ余裕がありません。ですが下りになると少しは余裕がでてきて、「岩の殿堂」と言う名前にふさわしい主峰から連なる11の峰、まさにゴジラの背中のようなギザギザが、独標まで続いて圧巻なんです。
最近流行りにのって「ゴジラ-1.0」を見たからか、余計に感慨深いですね。写真見返してみても(西穂も映画どちらも)かなり迫力ありました(笑)。
独標を越えればあとは丸山~西穂山荘。最後に樹林帯通ってロープウェイ駅と、通常の登山道を使って下ります。岩場が終わったからってここで油断しちゃダメですよ。山のケガはなんでここ?というような下りの場所で多いそうですから。
ちなみに、わたしたちは全体的にコースタイムより早めに行動できましたが、
- ロープウェイの時間に縛られる(始発・終電)
- 独標などピークの手前で確実に渋滞が起きる
ことを理解して、余裕をもって行動するのが吉ですね。時間的余裕があれば、西穂山荘に泊まるのも良いかもしれませんね。
わたしは次ここを登るなら奥穂高岳まで、ジャンダルムをチャレンジしようと思います!
それか完全な「にしほくん」を見てみたいかな。最近暖冬続きで小さいとけた「にしほくん」しか見たことがないので(笑)。
アップし忘れていた7月後半に登った西穂です。独標、ピラミッドピーク、チャンピョンピーク、どこの山頂も人がいっぱいで。…