こんにちは。
今回は新潟県(南魚沼市)と群馬県(みなかみ町)の境にある、巻機山(まきはたやま)の山行です。
複数コースがありますが、今回ははじめてと言うことで井戸尾根コースを登ってきました。
新緑の季節も終わりを告げる、そんな頃の山行でしたが(6月最後の山行です)、まぶしい緑と雪田と。かわいいワタスゲもたっぷりあって、いや~満喫させて頂きました!
前回の苗場山もそうでしたが、このたおやかな尾根は、アルプスにはないまた違った味わいで、たまらなくわたし大好きでした!
こんにちは。今回は新潟県にある日本百名山、苗場山に登ってきました。苗場と言えば苗場スキー場!プリンスホテルやフジロックの会場などが有名ですね!てっきりわたしはその苗場スキー場から苗場山を登るものだと思っていたのですが[…]
山のカテゴリ
主な山の基本情報
機織姫の伝説が名前の由来と言われている、三国山脈にある標高1967mの山。日本百名山に選ばれていますね。
今回のコースと地図
桜坂駐車場(標高730m)から六合目(展望台)、前巻機山(ニセ巻機)(標高1861m)、巻機山避難小屋を経て巻機山(標高1967m)、牛ヶ岳(標高1961.5m)をピストンするコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
コースタイムは9時間近くありますが、稜線にでるといっきにつかれが飛んできましたw(参考にならずスミマセン)
- 景観 :
六合目(展望台)越えてからが、本番です。この世の天国を是非ご覧くださいッ!
- アクセス:
- 混雑度 :
自動車では、関越自動車・塩沢石打ICから桜坂駐車場へのアクセスしました。
- 標準コースタイム:8時間55分
- コースの距離:13.9km
- 最小標高: 729m
- 最大標高: 1963m
- 累積標高(登り):1418m
- 累積標高(下り):1414m
登山記録
04:58 桜坂駐車場・井戸尾根コース登山口
天気は晴れ。
今日は日本百名山のひとつの巻機山を、いつものhirooneと登ります。
コースとしては上級者向けのヌクビ沢コースや割引沢(天狗尾根)コースと、初心者・中級者向けの井戸尾根コースとありますが、はじめて登る山なので、無理はしないで初心者コースを。
登山口にあるいかついクマ注意の看板に身を引き締めながら、安全登山で行くことにしましょう。
ちなみに、上級者向けのヌクビ沢コースや割引沢(天狗尾根)コースは、下山禁止だそうです。ご注意を!
スタートの桜坂駐車場から六合目(展望台)まではかなり蒸し暑い樹林帯。
風が全然はいってこなくて汗がダラダラ流れ出す。6月末でこの暑さなら、7月、8月どうなっちゃうの?
そんな樹林帯が、2時間近くも続きます(がんばりましょう)。
水分補給をしっかりしながら上へ上へと登りましょう!
ちなみに、この樹林帯では三合五勺、四合目、四合五勺と五勺毎に標識がありました。巻機山はところどころに標識があるので気分的には楽ですね。
目安があるって良いことだ!つくってくれた人に感謝です!
五合目では、一瞬展望ひらけました。「もしやここで樹林帯終わり!?」「これから稜線はじまって、風がでてきて涼しくなる!?」
なんて期待してみたのですけど、現実はそんなに甘くなかったです。
すぐに樹林帯に戻っていって、暑い登りが続きます。。
ちなみに、このあたりは檜穴ノ段(ひのきあなのだん)と呼ぶそうで、ブナ林の登りが続きますよ~。
06:23 六合目(展望台)
檜穴ノ段、ブナ林を登り続けて、六合目(展望台)に着きました!
六合目の標識、見つかりませんね。どこかにあるのかな?帰りに気付くかな~。
六合目からはさすが展望台と言うだけあって、割引岳(われめきだけ)が見えました。
ヌクビ沢出合も見えてます!
両方上級者コースの道ですが、あそこはほんとに大変そうですね~。
六合目(展望台)を過ぎてからは、視界がいっきに広がりました!
ほんとうにパーッと広がってくるのでテンションMAX!うれしい限り!
(暑さを軽減する)風はまったくなかったのですが、景色見てたら暑いの忘れました(笑)
ちなみに、ここからの井戸尾根、急登でした。
登りきれば前巻機山(ニセ巻機)。ここが今回の山行の、一番がんばるところです。
ほんとうに急登できつい道ですが、つかれたときには振り返ってください。
左うしろに谷川連峰。右のほうには苗場山、さらにうしろには、妙高山、火打山などなどいろんな山々見えちゃいますよ!
こんにちは。kara(@karalog2018)です。みんな大好き谷川岳。いつ訪れてもすばらしい景色を見せてくれるわたしも大好きなお山です。特に冬、雪の谷川岳は格別で。なんだかんだで毎年必ず登っています。この山行は2020年12月。雪山谷川[…]
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登って振り返って(小休憩)繰り返しながら、せっせと尾根を登ります。
するとドドンと固まりが!あの目の前の広いところがそうです巻機山なのですw
(本当にビックリしますから!登って行った先にこんな景色があるなんて!)
07:50 前巻機山(ニセ巻機)
「広い、すごいよ巻機山~(語彙力)」と、写真パシャパシャ撮りながら、気持ちのいい稜線を進んで行くと、前巻機山(ニセ巻機)に到着です。
この時点ですでに幸福度MAX。この先行かなくても良いんじゃね?なんてことも思っちゃいましたがせっかくなので進みましょう。
ここで帰らなくて本当に正解!
この先さらに天国あります!もちろん体力と相談ですが、行けるのであれば、ぜひ先まで進んでほしい!
前巻機山(ニセ巻機)から次のポイント、避難小屋までの道は、少し下りの木道でした。
そしてここ、前巻機山からの景色が、ずっと。ずっと。ほんとうにすばらしかった!
新緑の巻機山に、白い雪田、白いワタスゲ、青い空。
なんどもなんどもカメラを構えて写真たくさん撮っちゃいましたw
木道下りきったら、小屋が見えました。
ちょうど前巻機山(ニセ巻機)と巻機山の中間くらいの位置になりますか。
黒っぽい小奇麗な小屋ですね。
08:02 巻機山避難小屋
ハイ。巻機山避難小屋、正面コチラ。
ここは水場(ちょっと下ったところ)もあるし、景色も最高。のんびりしたい場所ですね〜。
避難小屋をそこそこに、わたしたちは天国を先へと進みます。
お次の今日の本丸の、巻機山山頂になりますよ!
小屋から巻機山は、今日最後の登りです。
景色見ながらのんびり木道歩きましょう!
木道、池塘と青い空。
ほんと、苗場山や平ヶ岳に通ずるものがありますね。
山が広くて開放的で。新潟の山ってほんとにステキ(大好きです)。
前ばかりでなくうしろの景色(来た道)も、とってもステキな景観でした。
牧歌的と言うか、なんと言えば良いのか、是非ともこれは感じてみてほしい。
だいぶ空が近づいてきた。
この日はほんとに空が広くて、ずっと上見て歩いてました。
09:02 御機屋(おはたや)
避難小屋から1時間、ついに巻機山山頂到着です!
・・・とは、残念ながらならないようでw
よくよく巻機山調べてみると、ここは山頂ではないようです。
なんでも、ここは御機屋(おはたや)と言うところらしくて、本当の巻機山の山頂は、ここからさらに先のとこ。
ニセにニセと続いてますね、惑わされずに行きましょう(笑)
それではあらためて。
巻機山、ほんとうの山頂にレッツラゴーゴー!
御機屋からは、気持ちのいい稜線歩きます!
ここはどこだろ天国なのかな?いつまでもこの道歩いていたい♪
(ニセ巻機山からワタスゲごしに見たあの稜線を今、わたし歩いていますw)
09:14 巻機山山頂
今度こそ。今度こそ、ですね。巻機山、山頂到着しました!
と言っても、ニセが続く巻機山、イマイチ信用ならんですw
さっきの御機屋より山頂らしくない。石のケルンがポツンとあるだけ。
ココが山頂で良いようです。
まあなんにせよ、登頂完了!
それでは下山をはじめましょうか!
・・・とはなりません。
満場一致(ですよね?hirooneさん)でこの天国をもう少し続行することに。
まだまだ時間がありますからね!巻機山のさらに先の、牛ヶ岳(うしがだけ)まで行ってみましょう!
2枚上の写真のね、一番左端。あそこがどうやら牛ヶ岳の山頂。
アップでも写真を撮ってみました。
うん、人が何人か立っていますね、今からあそこに向かいましょう~。
平坦な道だけだと思っていたら、まあそうですよね、登りますよね牛ヶ岳。
09:36 牛ヶ岳山頂
ハイ、と言うことで!
天国の続き、巻機山のお隣、牛ヶ岳山頂に来てみました~!
多少のアップダウンはありましたが、ほとんどの道はフラットな、すごく気持ちのいい稜線でした!
巻機山これから行かれる方は、ぜひともあわせて牛ヶ岳を。
牛ヶ岳は展望が良く、西側には割引岳が、そして北西には金城山、北には魚沼の街並みが。
さらに東には平ヶ岳や、燧ヶ岳、至仏山も見えますよ~。
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そして、新潟に来たら見たいよ越後三山(魚沼三山)!
牛ヶ岳の北東の方角に見えるのですが、三山見事に見えてます。
下の写真の左から、八海山、越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)、中ノ岳ですね。
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いつまでも天国にはいられない。
景色も堪能できた事だし、巻機山へ帰りましょうか!
(ちなみに、ここから雲がどんどん出てきて。UFOみたいな不思議な雲とかいろいろな雲が出てきてました。)
もうすぐ7月というのに、溶けずに残る雪田です。
いろんな景色が堪能できて、ほんと今日はラッキーですね~。
巻機山の山頂たおやかですね。
10:01 巻機山山頂
ピークをのんびり越えて行き。
御機屋向かって歩きます。
10:07 御機屋(おはたや)
あっという間に御機屋です。
いや~、幸せロードでした♪
御機屋からの、お次は避難小屋。
あそこまで下って行きましょう。
ココが織姫ノ池になりますか。
とっても絵になる場所ですね~。
池塘を越えて避難小屋へ。
10:32 巻機山避難小屋
避難小屋を越えたら前巻機山(ニセ巻機)です。
ここは最後の登り返し。
木道を一歩一歩、登りましょう。
10:39 前巻機山(ニセ巻機)
前巻機山(ニセ巻機)山頂から、最後の巻機山を堪能したら、井戸尾根下って下山です。
名残惜しいですが、下って行きましょう。
12:18 井戸尾根コース登山口
そしてその後は樹林帯の道を下り続けて、お昼ごろに下山が完了。
いや~、いい景色が見れました!
新潟に天国ありました!!
なにはともあれ下山は完了、今日も一日お疲れ様でした!
まとめ
今回は三国山脈にある日本百名山・巻機山の山行でした。
苗場山、平ヶ岳と同じく、たおやかな稜線と池塘と木道と、満喫できる山でした!
天候にも恵まれて(と言いながら、下山し魚沼でお風呂してたら土砂降りの雨!間一髪でした)、最高の登山になりました!
次は紅葉の季節とか、雪のある季節でも良さそうですね!
また来たいぞ巻機山!とってもステキな山でした!!
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
池塘と木道と雪田と。天国じゃ天国じゃ天国じゃ~!!!(語彙力)
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!