晩秋、冠雪の鳳凰三山
[山域] 南アルプス [CT] 12時間28分 [距離] 19.4km [登り] 2,876m [下り] 2,875m [日程] 日帰り
こんにちは。関東在住のわたくしkara(@karalog2018)です。いきなりですが、南アルプスって鳳凰三山や甲斐駒あたりは関東から近くて良い(行きやすい)ですよね。それにくらべて静岡側の聖、光は遠いこと遠いこと。百名山登ってみようと考えているのでいつかは行きたい山々ですが、ほんといつになるのやら(遠い目)。今回はそんな南アルプスの近い方、鳳凰三山の山行です。鳳凰三山は以前青木鉱泉からテントを担いで周回しましたが、今回は同じコースを日帰りで登ってみようと行ってきました。季節は10月後半(1年前の記録です)。前日から降雪があったとのことなので、雪の準備も忘れずに。と言うことで、それでは山行の方、行ってみましょう。
3:39 AM。青木鉱泉ドンドコ沢登山道入り口
青木鉱泉
おはようございます。時刻は日の出前の3:00 AM。今回の鳳凰三山の山行の起点となり終点となる青木鉱泉にやってきました。いきなり山とは話題がずれますが、以前の山行の際は青木鉱泉手前で車のナビが盛大に迷って、たどり着くのに苦労しました。今回は前回の反省を活かし、車のナビ以外にもGoogleマップも併用しながら、無事に迷うことなく青木鉱泉へと到着。なんですかね、最近もたまにあるのですが盛大にナビが迷うんですよね。GPSがうまく受信できないからだとは思うのですが、名古屋や群馬あたりの高速上でも迷うことがありまして。っとまあ車のことは置いといて、山のお話、今回のコースを軽くご紹介。今回はまず青木鉱泉からドンドコ沢を登って鳳凰小屋へと向かいます。鳳凰小屋からは地蔵岳を登り、観音岳~薬師岳と縦走します。最後は中道を下って青木鉱泉と戻ってくる周回コースになりますね。文章で書くとこれだけですが、コースタイムは13時間以上、累積標高も2,000mを越える山なので、日が昇る前の3:39 AM、青木鉱泉を早いうちに出発です。
06:05 AM 南精進ヶ滝
07:32 AM 白糸ノ滝
滝めぐりは続きます
7:59 AM。五色ノ滝。うっすらと虹も
鳳凰小屋手前の沢にて。ようやくオベリスクが見えてきた!
ドンドコ沢、滝を巡って鳳凰小屋へ
青木鉱泉からはドンドコ沢を登ります。はじめは工事中の砂防ダムを歩き、その後深い樹林帯に入ります。樹林帯は夜遅くだったというのもありますが、道迷いには要注意。と言うのもわたしたち(今日もいつものhirooneさんと)、「青木鉱泉へと迷わず着けた!今日はほんと幸先いいぜ!」なんて得意げに歩いていたからか、樹林帯ジグザク道手前あたりで盛大に道迷いしちゃいまして。暗い中、ヘッデンたよりに歩いていたわけですが、ルート上のジグザグ道手前あたりで通行止めに行きあたり、黒いロープとピンクテープにしたがい沢を渡って行ったのですが、歩けど歩けど元の道へと合流しない。結果としては、もとの場所までもどって行って、半ば強引にジグザグ道へと復帰しました。いやはや、ピンクテープだけに頼るのではなく、地図も見ながら、現在位置とこれから進むべき方向も見定めながらルート取りしなきゃいけないと、コチラは本当、猛反ですね。ジグザク道からは徐々に登りがきつくなり、休憩ポイントの滝を越えてからは本格的な急登がはじまります。基本鳳凰小屋まではこの急登が続きますが、ところどころにはビューポイントのいくつかの滝がありました。最初の滝は「日本の滝百選に選ばれている北精進ヶ滝」の南にある南精進ヶ滝。見ごたえのある立派な滝です。次いで鳳凰ノ滝、白糸ノ滝、五色ノ滝と続きます。滝に行くまでは少し寄り道が必要ですが、そこまで時間かからないのでお時間あるなら是非ぜひご覧あれ。鳳凰小屋手前の沢のようにひらけた辺りからはようやくオベリスクが見え始め、ところどころに雪も積もりはじめました。10月後半あたりからはお守りとしてチェーンスパイクは必要ですね。モンベルにもあるので(リンクの商品は違います)ない方は是非ご購入を。ちなみに軽アイゼンでも良いかもですが、わたしはチェーンスパイクの方が装着しやすいというのもあって好んで使ってます。
9:27 AM。鳳凰小屋から地蔵岳へ
地蔵岳山頂手前の砂礫の急登
地蔵岳から見る観音岳
雪と砂。どちらにしても足を取られるw
鳳凰山と言ったら、なオベリスク。立派!
地蔵尊とオベリスク
鳳凰山・地蔵岳山頂(標高2,764m)
鳳凰小屋でひと息いれたら地蔵岳へ出発です。はじめは樹林帯を登って行きますが、だんだんと足元が土から砂へと変わっていって、上を見上げるとそこには見事なオベリスク。オベリスクは花崗岩の岩塔となりますが、わたしこの花崗岩のある山って、白砂の景観もあいまって、山の上なのにビーチみたいで大好きです。同じ南アルプスなら甲斐駒ヶ岳、北アルプスならみんな大好き燕岳や、裏銀座入口の烏帽子岳なんかが花崗岩のある山ですね。ちなみにこれも個人の好みですが、花崗岩の白砂は緑に映える気がします。なので、地蔵岳登るならグリーンシーズン、夏山がわたし的にはおススメですよ。
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鳳凰山オベリスク、左後ろには八ヶ岳も見える
10:44 AM。赤抜沢ノ頭
黄色い紅葉と白い砂、奥には白い観音岳
鳳凰山から見る白峰三山
観音岳ビクトリーロード
11:51 AM。観音岳山頂
鳳凰山・観音岳山頂(標高2,840.7m)
地蔵岳からは、赤抜沢ノ頭をこえて、鳳凰三山最高峰の観音岳へ。標高は100mくらい上にある、また赤抜沢ノ頭からは一旦くだりとなりますが、この稜線歩きは景色が良いということもあってがんばれますね。前にはこれから向かう観音岳が。右手には標高No2、No3を擁する白峰三山。うしろを振り返れば今までいましたオベリスク。とくに白峰三山、北岳は雪の白と紅葉の黄が絶妙で、前回から引き続き三段紅葉見れちゃいました(笑)。絶景ばかり、上ばかりを見ていたからか、観音岳手前になってようやく、足元の違和感に気が付きました「なんか今日はよくスベるなと」。見てみると片足チェーンスパイクがありません。これわたしだけですかね?意外とあるのですが「チェーンスパイクとれちゃう問題」。12本アイゼンもすっぽ抜けることがあるので、着け方に問題ありかも?いつも左足が抜ける気がするのでちょっとこれからも要注視ですね。そこそこ戻ることになりましたが、チェーンスパイクも無事回収し、観音岳山頂、登頂完了です。観音岳からはこれから向かう薬師岳、さらにそのうしろには標高No1の富士山が、ドーンと構えていらっしゃいました(笑)。
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観音岳から薬師岳へ
12:41 PM。薬師岳山頂
薬師岳山頂標識と後ろには白峰三山
鳳凰山・薬師岳山頂(標高2,780m)
観音岳お次は薬師岳。ここの岩と白砂の稜線、大好きです。だれかがTwitterかな?言っていましたが「北アルプスなら槍ヶ岳、南アルプスなら富士山を探してしまう」と。まさにその通り。この稜線からもバッチリ富士山見えてます。いや~富士は絵になりますね。薬師岳からはさらにこの鳳凰三山の登山口である夜叉神峠へと続く道がありますが、それはまた次回。われわれはここで下山です。
12:55 AM。富士を見ながら下山開始
中道から青木鉱泉
下山は前回同様、中道からのくだりです。はじめこそ薬師岳からの富士山がきれいでテンションがあがりましたが、すぐに樹林帯の急坂に変わり(展望なし)、且つ、雪が溶けてドロドロで(歩きづらい)、テンションダウン。展望ないのは樹林帯あるあるなので慣れっこですが、雪がなんともまあ厄介で。「雪なくなった!チェーンスパイク外しちゃおう」と外すとまた雪がある。つけるの面倒でそのままくだるとツルっツル。なんて言ういやらしいくだりの連続でした(苦笑)。御座石までいくと雪もなくなり傾斜も大分ゆるやかにはなりますが、2時間以上のだるく長いくだりです。くだりきってからも青木鉱泉までは車道歩きと、鳳凰三山のこのコース、地蔵岳~観音岳~薬師岳の稜線は最高ですが、中道のくだりがいただけません。車の回収を考えて周回コースに今回もしましたが、夜叉神峠からピストンすればその問題は解決される?(中道通りたくない問題)
地蔵岳と雪だるま
鳳凰三山の雪だるま
と言うことで今回は紅葉ちょっと残ってました、晩秋の鳳凰三山の山行でした。前回の浅間山では雪があるのにつくれない!と失態を晒しましたが冒頭にもお伝えした通り、しっかり「雪の準備」してました(笑)。はい、雪だるまですね、ご無沙汰してます。きっちりと鳳凰三山に納品させて頂きました。またこれからちょこちょことブログに登場するこいつですが、どうぞよろしくお願いします。
10月最後の土曜日、どこも天気がよさそう!と言うことなので、思い切ってひさびさの南アルプス。鳳凰三山日帰りをやってきまし…
今回使用したカメラとレンズ
SONY ソニー Cyber-shot DSC-RX100M6