【残雪期限定の山】日白山から白銀の仙ノ倉山、平標山を望む・日帰り登山

こんにちは。

明日、とたけけやってきます。絶賛あつ森ハマり中、kara(@karalog2018)です。

今回は、以前平標山・仙ノ倉山に登った時に気になっていた【残雪期限定の山】日白山のお話です。

残雪期限定と言うだけあって、山と高原地図にもルート、コースタイムのっていません。ただ、残雪期に登られる。谷川連峰の展望良いとのコメントのみ。

いったいどんな山なのか?気になりますね~ミーハーですから。限定とか、人気とかってものは、一応試してみたい性分。

やらないよりはやってみよう。と言うことで、【残雪期限定の山】行ってみました!

山のカテゴリ

 

主な山の基本情報

日白山(にっぱくさん)

平標山の隣にある、残雪期のみに登られる標高1631mの山です。

今回のコースと地図

二居峠登口から東屋を経て東谷山・日白山へ。日白山からは平標山・二居俣ノ頭手前の鞍部から沢へと下り、宿場の湯まで下山すると言う周回コースになります。

  • 技術度 :
  • 体力度 :

東谷山までは藪漕ぎあり。1000m近く登る山です。また正規のルートはないので「読図力」も必要になります。

  • 景観  :

谷川連峰、とくに平標山仙ノ倉山の展望は最・高です!

  • アクセス:
  • 混雑度 :

湯沢にある宿場の湯にアクセスしましょう。詳細はコチラ(クリックすると雪国観光圏のHPに飛びます)をご覧ください。

  • 今回わたしたちのコースタイム(休憩時間含む):6時間5分
  • コースの距離:9.3km
  • 最小標高: 818m
  • 最大標高: 1625m
  • 累積標高(登り):920m
  • 累積標高(下り):928m

 

登山記録

05:55 宿場の湯

おはようございます。

今日はコチラ、二居の宿場の湯前からスタートです。

無料の駐車場(10台くらいかな、停められます)が前にあるのでそちらを利用しています。

【残雪期限定の山】と言うくらいなので、よほど物好きしか来ないはず。かなりマイナーな山なんだろうな~なんて油断していたら、最後の方の到着でした(汗)

駐車場、残り2台。あぶないあぶないギリギリセーフ。

 

残雪期・東谷山・日白山・宿場の湯

 

06:03 旧・三国街道 二居峠登口

宿場の湯からは町中を歩いて登山口を目指します。

文明屋という建物が見えてきたらその脇、「トレッキングコース二居峠」の看板にしたがって進みます。

するとコチラ、「旧・三国街道 二居峠登口」につくので、今日はここから登り始めです。

 

残雪期・東谷山・日白山・旧・三国街道 二居峠登口

 

06:39 二居峠・東屋

くねくねと、裏山のような道を登ります。

雪はチラホラ、暖冬だからかほとんど雪はありません。

30分くらい登って行くと、東家(あずまや)に到着しました。

ちょっとここは曲者で、先にすすむためには東家のうしろ、道なんてないのですが、そこを登って尾根にでます

普通に歩くと東家から左に道があるのでそっちに行っちゃいそうですが(と言うかわたしら、わたしとhirooneは行っちゃいました。。)、そちらは違います。ご注意ください。

 

残雪期・東谷山・日白山・二居峠・東屋

 

尾根に出たらまずは鉄塔を目指します。

わたしが平標山登った時も、最初は松手山の鉄塔を目指したのでちょっと懐かしさ、覚えます(近いですしね)。

 

残雪期・東谷山・日白山・鉄塔を目指す

 

07:06 鉄塔

鉄塔の脇を通り抜け。

(この山、標識や看板はないので良い目印になります。助かりますね)

 

残雪期・東谷山・日白山・鉄塔

 

小雪庇の道を歩きます。

雪の下は藪だらけ。

このあたりはやはり同じく【残雪期限定の山】である日向倉山、思い出します。

もう少し雪が解けて、ここにハマっちゃったら抜け出せなさそうだ・・・。

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残雪期・日向倉山

 

残雪期・東谷山・日白山・小雪庇の稜線

 

少々藪漕ぎしつつ、小雪庇ゾーンを登り切ると、今度は樹林帯。

ここはゆるやかな登りです。道も広めなので、先ほどの小雪庇ゾーンよりはラクチンですね。

 

残雪期・東谷山・日白山・樹林帯を抜けて

 

樹林帯を抜ければそこは、日白山。ではなくて。日白山のひとつ前の東谷山山頂直下。

 

残雪期・東谷山・日白山・東谷山山頂へ

残雪期・東谷山・日白山・東谷山山頂へ2

 

右手には。

 

残雪期・東谷山・日白山・右手には平標山

 

ドドン!と見えます、平標山・仙ノ倉山

左端にある山が日白山。そこから平標山仙ノ倉山と。気持ちよさそうな稜線続きます。

 

残雪期・東谷山・日白山・日白山から平標山へと続く稜線

 

東谷山山頂どこじゃ~?

 

残雪期・東谷山・日白山・東谷山山頂へ

 

人だかり、発見です。

あそこが山頂?どうなんでしょう。

 

残雪期・東谷山・日白山・もう少しで東谷山山頂

 

08:31 東谷山山頂

結論。山頂どこかわかりません。

だって標識ないんだもん。

先ほどの上の写真、人だかりの場所が一番ぽい。もとい山頂ぽかったので(日本語変だな・・・)、ここを東谷山山頂とします!

 

残雪期・東谷山・日白山・東谷山、標識がわりに雪だるま

 

東谷山から日白山への道のりは、いったんくだって大きく登り返します。

ここから先は庇だらけで、かなり見ごたえありました

正直に言うと、ここまでの道のり、東谷山山頂までの道のりでは、藪漕ぎあるし、みちわかりずらいしこの山ちょっとハズレかな?なんてことを不遜にも思っていました。

だがしかし。

だがしかしです、聞いてください。

東谷山山頂付近から日白山山頂までの道のりは・・・、別格です。スゴイです。

わたしの下手な写真では伝わらないのが悔しいのですが、雪庇がスゴイ。平標がスゴイ。

かなり見ごたえありました。なんて言葉じゃ言い表せないくらい、大迫力の景色がありました。

 

残雪期・東谷山・日白山・東谷山の雪庇

残雪期・東谷山・日白山・東谷山から日白山へ

残雪期・東谷山・日白山・雪庇の道を歩く

 

ほんとにね。笑っちゃうくらい、スゴイ雪庇を歩きます。

雪庇と言えば東洋一の大雪庇守門岳も素晴らしいのですが、あそことはまた違ったスゴさです。

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残雪期・守門岳・東洋一の大雪庇

あちらはデカい。ただただデカい。大岳から青雲岳袴岳までと続く、スケールの大きい大雪庇(当たり前にすばらしいのですが!)。

コチラはそれに比べりゃデカさは足りない。足りないのですが、日白山まで続く雪庇の稜線と、右手に見える平標山

言葉にできないのがなんとももどかしいのですが、是非とも一度は見てみてほしい(損はしません!)。

とは言えやはり雪山、さらに地図にない道を歩くので、人を選ぶ山でもありますね。十分な経験と準備をした上、是非とも一度、見てみてほしいです!

 

残雪期・東谷山・日白山・東谷山から日白山へと続く雪庇の稜線

 

雪庇の道を登り続け。

 

残雪期・東谷山・日白山・雪庇は続くよどこまでも

残雪期・東谷山・日白山・東谷山から日白山へと続く雪庇の稜線、その3

 

ようやく平らな場所にでました。しかしここは日白山山頂ではありません。

意外にこの登りが長く。そしてシンドく。

なんども山頂か!?と偽ピークに騙されました(絶景なんだけどね)。

 

残雪期・東谷山・日白山・日白山山頂は近そうで遠い

残雪期・東谷山・日白山・平標に近づいて行く

 

平標山を横目に(ええ山や)。

 

残雪期・東谷山・日白山・平標に近づいて行く、その3

 

ド快晴の中歩きます(暑いくらい)。

 

残雪期・東谷山・日白山・ド快晴

 

手前の山(左)は、どうせ偽ピーク、なんでしょう?

答え:ハイ、日白山はその先(右)ですね。

 

残雪期・東谷山・日白山・日白山はまだ先です

 

何度も撮っちゃう仙ノ倉山平標山

去年はじめて登ったのですが、良き山でした。ふたりとも。

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平標山・仙ノ倉山

 

残雪期・東谷山・日白山・快晴の平標山・仙ノ倉山

 

圧巻の平標山

 

残雪期・東谷山・日白山・圧巻の平標山

 

大迫力の仙ノ倉山

(さすが谷川連峰最高峰!)

 

残雪期・東谷山・日白山・迫力の仙ノ倉山

 

登れ!登れ!登れ!とね。今日一番の頑張りどころ。

前回の蔵王山でも感じたのですが、わたし体力落ちてきている?(ヤバイ!)

 

残雪期・東谷山・日白山・今日一番の頑張りどころ

残雪期・東谷山・日白山・偽ピークから日白山山頂へと

 

偽ピークを登り切ったのなら、あとは仙ノ倉山・平標山を横目に(ほんとええ山や)ビクトリーロード登るのみ。

 

残雪期・東谷山・日白山・平標山を横目に

 

とその前に。今まで来た道、こんな道。

(ずいぶん歩いてきたもんだ)

 

残雪期・東谷山・日白山・来た道

 

それでは行きましょう。ビクトリーロード!

 

残雪期・東谷山・日白山・日白山ビクトリーロード

残雪期・東谷山・日白山・日白山ゴール目前!

 

09:55 日白山頂

10時ちょい前!到着です!

谷川連峰の大展望台日白山山頂到着です!!

 

残雪期・東谷山・日白山・日白山山頂

 

ぐるりと景色をご紹介。

こちらは平標山から仙ノ倉山万太郎山までの稜線でしょうか。

 

残雪期・東谷山・日白山・日白山山頂展望(平標山から万太郎山まで)

 

コチラはタカマタギへと続く稜線。

左奥の方には、先ほどの守門岳越後三山巻機山があるはずです。

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残雪期・東谷山・日白山・タカマタギへと続く稜線

 

日白山にも山頂標識はないので、だるまを代わりに・・・。

 

残雪期・東谷山・日白山・テカテカの仙ノ倉山・平標山

 

コチラは東谷山からずっと後ろに見えていました。三国街道方面です。

苗場山がカッコいい!

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残雪期・東谷山・日白山・三国街道方面

 

10:07 下山を開始

それではそろそろ下山です。

下山は、まずは平標山の方、右に向かう稜線を歩いて下って行きます。

 

残雪期・東谷山・日白山・日白山下山を開始

 

目の前には大・迫・力!の仙ノ倉山

テッカテカやね。

 

残雪期・東谷山・日白山・大・迫・力!仙ノ倉山

 

同じくテッカテカ、もとい白銀の平標山から仙ノ倉山へと続く稜線ですね。

ほんとう、だんだん近づいているのもありますが、目の前にドーンとそびえ立っていました。

 

残雪期・東谷山・雪化粧の平標山

 

コチラは仙ノ倉山からズズっと視界を左にズラして。

谷川連峰主稜線の山々ですね。

左から茂倉岳谷川岳(オキ、トマ)万太郎山と続きます(いつか、いつかかならず歩きたい!)。

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残雪期・東谷山・日白山・谷川連峰主稜線の山々

 

魅入ってしまう稜線ですね。思いを断ち切りまずは下山。

下山ポイントはちょっとわかりずらいのですが、平標山に続く稜線上にある、二居俣ノ頭手前の鞍部(コル・一番低くなっているところ)から、右下に向かって下山です。

ここは本当にわかりずらいので、GPSログの活用など、慎重に場所を見定め下山しましょう。

 

残雪期・東谷山・平標山へと続く稜線

 

10:41 樹林帯の急坂

この下山ポイントは、ほんとうにほんとうに急坂でした(ちょっと怖いくらいの下りです)。

一回足を滑らせたらそのまま下まで、と言ったような急坂なので、雪の状態が悪いときはちょっと考えたくないですね。。

慎重に、慎重に下りましょう。

 

残雪期・東谷山・日白山・二居俣ノ頭手前の鞍部から下山です

 

11:06 沢沿いの道

道なき道、樹林帯の急坂をひたすら下って行くと、だんだんと傾斜も落ち着いてきます。

鞍部から下りはじめて30分くらいでしょうか。沢沿いの道へと合流しました。

ここはある意味危険だったのが、暑かったからですかね。雪が溶けていて何度も足がズボっとハマった(酷いときには腰までハマりました・・・)。

気を付けて、進みましょう。

 

残雪期・東谷山・日白山・沢沿いを歩く

 

11:35 林道

その後、堤防をすぎ、林道へ。

林道の先には平標山へと続く松手尾根の分岐があり、さらにそのまま進んで行くと、スタート地点である二居の集落へとたどり着きます。

 

残雪期・東谷山・日白山・ゴール間近の林道

 

ちょうどお昼を過ぎた頃には、宿場の宿へと到着しました。

お風呂目の前すばらしい。ひと風呂浴びて帰りましょうか!

まとめ

アタリです。日白山。次回はもっと雪がたっぷりあるとき登ってみたい。

逆に雪が少ないと、たしかにキツイ。これ以上の藪漕ぎは、御免蒙るスイマセン。

本当に谷川連峰の展望良いですね!

とくにテッカテカ、あいや違った、白銀の仙ノ倉山・平標山ったらもう!

大迫力・圧巻・圧倒的!最近この言葉をやたらと使いすぎている気がしますが、その言葉を裏切らない景色がありました。

勝手に採点

わたし勝手に今回の山行を採点しました!

  • 満足度 :

この日白山からYAMAPデビューしましたよ!(ただし以降はコロナ自粛で登れていない。プレミアムにしたのに!なんてことだ!)

 

残雪期・東谷山・日白山・雪だるま×2

 

以上、本日の山行記録でした。

ではまた!

日白山からの仙ノ倉山・平標山
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