こんにちは。
だいぶ更新に時間がかかってしまいましたが、4月の後半(4/21)に登った日向倉山のお話です。
今回登った日向倉山は、前回登った守門岳と同じく新潟にある山で、コチラもいつか必ず行こうと思っていた山。
なんと言っても残雪期限定の響きがたまらなく、限定やコラボに弱い現代人のわたし、言葉にまんまと惹かれて登ってきました。
みなさんの山行記録を見ると、奥只見シルバーラインが開通してすぐ、3月後半に行かれている方が多いのですが、はたして4月(しかも後半!)はどうなのか?
雪が溶けて登れない?ちゃんと最後まで登れたのか?
いろいろ不安にかられながらも日向倉山のお話、はじまりはじまり〜。
残雪期限定の山なので、正規の登山ルートがない山です。詳細な地図やGPSアプリなど準備、下調べをしっかり行いましょう。
山のカテゴリ
主な山の基本情報
奥只見・銀山平の近くにある標高1430.6mの山。藪が多く、藪が雪に埋もれた残雪期にしか登れない残雪限定の山です。
今回のコースと地図
銀山平・日向倉山登山口から赤崩山へ向かい、その後日向倉山へと向かうピストンコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
最初の急登がキモですね。焦らずじっくり登りましょう。
- 景観 :
越後三山、裏越後三山、会津に尾瀬をひとり占め♪
- アクセス:
- 混雑度 :
自動車では、関越自動車道・小出ICから奥只見シルバーラインへ。その後銀山平方面へアクセスします。
- 標準コースタイム:6時間(実際のコースタイム)
- コースの距離:7.8km
- 最小標高: 763m
- 最大標高: 1434m
- 累積標高(登り):768m
- 累積標高(下り):763m
登山記録
06:47 日向倉山登山口
おはようございます。
今日は残雪期限定の山、日向倉山!と言うことで、まずは奥只見シルバーラインの開通(18:00 – 06:00は通行止めです)に合わせ、コチラ、日向倉山の登山口までやってきました。
正式な登山口としてある訳ではないので、看板などの案内はもちろんありません。
いろいろな方のブログやらSNSやらを頼りにここまでやってきたのですが、やっぱりちょっと間違えました。。
一応わたしの方でも簡単に説明しておくと、
- 奥只見シルバーライン・明神トンネル内で銀平平方面に右折
- トンネル出口出たらすぐ右折
です。
トンネルを出ると大きな橋(白光岩橋)がありますが、それを渡ることはありません。
橋を渡って右側、トイレが左側にあるのでその対向車線側ですね、にも車が停めれるスペースありましたが、トンネル出て右折の場所の方が広く、登山口にも近いです。
ただ右折する場所が、一見雪で見えずらく右折できなさそうな感じがするので、わたしもつい橋を渡ったところに車を止めて、歩いて登山口まで行った時に「あらまここに駐車スペースあるやんけ!」と、再び橋を渡って車に乗って、Uターンしてここまでやってきました。
目印は写真右にある⛩みたいな電柱で、これが見えれば正解です。
前情報によると車があるからわかるはず、と言うことだったのですが、残雪期の遅い時期だからでしょうか、この日はまったく車がなくて、、
パッと見たとこ3台しかない(自分の車も含めて)。静かな山行になりそうです。
準備を終えたら登山をスタート!
まずは駐車場脇から雪の壁の上に登っていって、取り付き場所へを探しましょう。
進行方向左手、奥只見湖の支流を挟んで対岸側には、雲に隠れたはずかしがりやの荒沢岳が。
ちょうどあちら側には登山口があるはず。
荒沢岳は二百名山なので、いつかコチラも登りたいですね。
駐車場から10分くらいで、日向倉山への登り開始の場所につきました。
正確にはアイゼンはいたり写真を撮ったりしていたので、5分もかからず来れるんじゃないかな。
下の写真の建物の右側から、尾根を登りはじめます。
この先の場所からも登れそうな気はしますが、トレースがあったのと、先行してくれたBCの方(地元の方)についていって、ここからの登りはじめと今回はしました。最初を間違えると大変なことになりそうなので、開始場所はよ〜く調べて登ってください。
取り付いてからは、いきなり急登続きます。
結構な斜度の急登なので、やばいこれは心が折れる。。
特に今日はソロなので、励まし合うことできません。
いやもうほんと、いきなり来たよ、正念場。
正直ね、うしろにこの絶景の荒沢岳と銀山平がなかったら、もう帰ろうよ!ってなってます。
休み休み、登ります。
何度も何度もうしろを見ながら、小休憩しながら登ります。
そうしていると、朗報ですね、雲がだんだんとれてきた!
荒沢岳はっきり姿が見えた!(ステキ!)
これはすごいね最高ですね、荒沢岳今までノーマークだったけど、これは登らにゃならんよね〜。
急登終わりが見えてきた?
ここまではキツイけど、意外と順調に来れてます。
雪もしまって歩きやすいし、道も迷うところはない(キツイけど)。
急登上まで登りつめると、目の前には雪の壁。
どんだけ豪雪地帯なんよ。
5月になろうとしてるのに雪がこんなに!(うれしい悲鳴)
07:56 日向倉山へと向かう稜線
雪の壁を登ったらコチラの景色が!
はい、そうですね、本日の目的地、日向倉山へと向かう稜線です!
奥に見えるのが日向倉山で、今からあそこに歩いて行きます。
結構近くに見えているけど、結構遠くにあるからね。ペース配分間違えないように(過去の自分に言い聞かせてます)。
日向倉山から反対側には、それは見事な越後三山。
左から、中ノ岳に越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)に、ほんとにちょこっと八海山です。
八海山は越後駒ヶ岳の右、枝折峠のあたりからちょこっと見えてる黒いトンガリ。
急登登っていた時は、中ノ岳、越後駒ヶ岳は見えていましたけど八海山は見えていなくて。
ここまで登ってやっとそろった!
日向倉山へ向かい稜線、まずは気持ちの良い広い稜線を歩きます。
なだらかな、アップダウンある道のりで、景色も最高!気分も上々!
前を見れば日向倉山、右手に見事な荒沢岳に、後ろは越後三山と。
まさに360度のパノラマです。
この時点で100点満点!
荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳。
裏越後三山と言うやつですね。
表も裏も見えちゃうなんて、なんて絶景ポイントなんだ日向倉山!
こんにちは。今回は日本百名山のひとつであり、八海山(日本酒じゃありません)、中ノ岳とともに越後三山のひとつでもある越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)の山行です。巻機山以来の新潟の山。新潟の山はどこも本当にすばらしく、(個人的には)行く[…]
しばらく稜線歩いて行くと、樹氷がポツポツ現れました。
こんな季節に見れるだなんて!
守門岳でも見ることできましたけど、新潟はやっぱり最高だ!
不思議な雪庇が目の前に。波乗り雪庇を呼称してみる。
あとでちょっと遊んでみましょう。今はまずは山頂へ。
近そうで遠い日向倉山。
なかなか山頂着きまへんな〜。
天気もだんだん良くなってきてて、暑いったらもうありゃしない。
前回の守門岳の時の反省を活かし、半袖Tシャツでここから活動!
(あとで見事に日焼けしてました、、日焼け止め塗ったんだけどなぁ)
コチラは日向倉山の先にある未丈ヶ岳ですね。
日向倉山の左隣に見えていまして、本来の登山コースではないのですが、残雪期は日向倉山から縦走して未丈ヶ岳に登れるそうです。
時間的には未丈ヶ岳も行けそうだけど、思ったより日向倉山遠いからやめておこう、、
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は4月の山行、新潟にある日向倉山と、そのさらに先にある未丈ヶ岳に登ったお話です。この日向倉山については前回もブログに書いていますが、藪だらけなので雪のある季節 […][…]
じゅひょ〜(むひょ〜)!
最高ですなぁ!
ここから先は樹氷祭りやっ!
結構太陽出てきていたので、パラパラ少しづつ落ちていましたけど、その音がなんとも言えなくて。
静まりかえったところに雪落ちる音。
雪落ちる、じゃないな、樹氷の氷がサラサラ?シャリシャリ?と崩れる音です。
コチラは言葉にできません。ぜひご自身でお確かめください。
なんだよ尾瀬が見えてきた〜!
こんなに燧ヶ岳が、はっきり見えているなんて!(写真右の双耳峰)
今日は鳩待峠、尾瀬も通れるようになったらしいのでだれかあの上いるのかな〜?
日向倉山の稜線は、思った以上に広々として、歩きにくいとこありません。
と思ったら、山頂直下はちょっと細尾根。
しかもクラック!クラック!クラック!でした。
ここはちょっと注意です。
落ちたら薮地獄、痛そうですよ、、
クラック越えたら最後の急登。
ここは結構登ります。
ですがここがラストなんで、がんばって登って行きましょう!
急登でちょっとひと休み。
コチラは未丈ヶ岳の稜線の、樹氷の林になりますね。
日向倉山も上は樹氷、樹氷です。
青い空に樹氷だなんて、なんて贅沢な組み合わせなんだっ!
あそこが山頂!
ラストスパート!
あそこに登ればミッションクリアー!
09:49 日向倉山山頂
ハイっ!
コチラがお待ちかね、残雪期限定の山、日向倉山の山頂ですよ!
雪に埋もれている?そもそもないのかな?山頂標識はありません。
燧ヶ岳もバッチリ見えます。
遮るものはなにもない!
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は2回目の尾瀬。しかも念願の「紅葉の尾瀬」、行ってきました。前回は至仏山を登ったので今回は燧ヶ岳(ひうちがたけ)を。福島県側、御池登山口から燧ヶ岳を登り、長英新道をつかって尾瀬沼へ。[…]
コチラは山頂からの展望、北側、日本海側の景色です。
未丈ヶ岳の正規登山口は、アチラの方になるのかな?
山頂からの未丈ヶ岳とそちらに至る稜線ですね。
今日はだれも歩いてません。
下山時にご夫婦とお会いしたのですが(この日遭遇した人としては3人目)、その方たちがテントで明日未丈ヶ岳にアタックするそうです。
このブログ書いている、すでにお会いして何日か立っていますが、無事に登頂できたのでしょうね(うらやましい!)
コチラは山頂から東側、会津方面になりますね。
真ん中あたりが会津駒ヶ岳。
コチラも未だ未登頂なので、今年あたりに登りに行きたい。
ステキな山小屋あるんですよね?今からとっても楽しみだ〜♪
会津駒ヶ岳からずずっと右に行くと燧ヶ岳が。
写真はその途中に見える、奥只見湖になりますね。
なんだかんだでシルバーライン、何回か通ってきましたね。
平ヶ岳に登った時も、この道通って行ったんだよなぁ(遠かったなぁ)。
こんにちは!今回は日帰り最難関の山と言われる平ヶ岳日帰りの山行です。いやもうほんと遠かった。山が、と言うよりは、登山口までが遠かった。でも只見湖シルバーラインとか雰囲気あるのでドライブとかには良いかもですね。山の[…]
それでは恒例の、越後三山と雪だるま⛄。
山頂からね、お届けします。
コチラは裏越後三山と雪だるま⛄️。
しつこくてスミマセン、未丈ヶ岳と雪だるま⛄️。
これが最後だよ(山頂からはね)、燧ヶ岳と雪だるま⛄️。
満足したので下山を開始。時刻は10:33。
下山時は、ずっと正面に越後三山、裏越後三山が見えるのです。
もう下山するだけなので余裕もありますし、じっくり景色を堪能しながら下りることができました。
ちなみに、写真に写っている2人組は、テントで未丈ヶ岳に行くと言っていたご夫婦です。
下山時になると陽が高くなってきていたので、結構雪が溶け始めてて。
クラック箇所にも気をつけながら、慎重に下りましょう。
時間に余裕があったので、今日何度目かの越後三山と雪だるま⛄️。
波乗り雪庇と雪だるま⛄️
う〜ん、イメージしてたのとちょっと違うなぁ。
登山開始からずっと、わたしの前にいらっしゃったBCスキーヤーの方と再び遭遇。
なんでも新潟の方らしく、お仲間は今日鳥海山に登っているとか(うらやま〜)。
いろいろ新潟の山のお話聞かせてもらって楽しい時間、過ごせました。
本日4人目の遭遇者。
結局この日はこの4人にしか合わなかったのですが、もっと人気があって良いと思うんですよね、日向倉山。
コチラは地元BCスキーヤーの方から、「荒沢岳から中ノ岳の稜線は天国だったよ!是非今度、裏越後三山テントで縦走してみて!」と言われて気になったので、アップで撮ってみた荒沢岳から中ノ岳へと続く稜線。
はじめの写真が荒沢岳です。
そしてコチラが中ノ岳ですね。
こうしてあらためて見ると、中ノ岳もカッコいい。
たしかに縦走してみたいかも!
そうこうしているうちに最初の急登へ。
ちょっと帰りはわかりずらいのでGPSなどで確認しながら下山ポイント探しましょう。
なにはともあれあとはコチラを下るだけ。
時刻はただいま12:23。転ばないよう下りましょう。
最後の見納め越後三山。
ほんとうにほんとうに良い景色でした!
枝折峠と越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)をアップで。
ちょこっと八海山はご愛嬌。
下山時、上から撮ってみた白光岩橋。
写真左下が駐車スペースになりますね。
トンネル越えたら、あそこに右折して入りましょう。
12:43 日向倉山登山口
そしてそのまま下り続けて、日向倉山登山口、駐車場へと無事帰還です!
陽はまだまだ高いが我が家までこれから帰らにゃならん。
ひとりで運転つらいなぁ。。
なにはともあれ下山が完了。
今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は、残雪期限定の山・日向倉山の山行でした。
守門岳に日向倉山、新潟の今シーズン中に行きたかったこの2山、ついに登ることができました!
天気にも本当に恵まれて、また雪も想像以上にたっぷりで。
越後三山、裏越後三山、会津に尾瀬もまる見えで。
うわさ以上の良い山でした!
次回は来たがっていたhirooneつれてきてあげるかな。
未丈ヶ岳も行ってみようかな?
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
越後三山、裏越後三山の最高の展望台ですね、日向倉山!
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!