こんにちは。
今回は新潟県にある日本百名山、苗場山に登ってきました。
苗場と言えば苗場スキー場!プリンスホテルやフジロックの会場などが有名ですね!
てっきりわたしはその苗場スキー場から苗場山を登るものだと思っていたのですが。。
ところがどっこい違います!実際はそこから1時間くらい先にある、かぐらスキー場(祓川登山口)から登ります!
新潟の山ってわたしほとんど登ったことがないので、どんな景色が待ってるのやら。今から本当、楽しみですね~。
山のカテゴリ
主な山の基本情報
山頂に広~い湿原のある標高2145.2mの山。日本百名山。花の百名山。信州百名山。一等三角点百名山。山頂の湿原は、日本の重要湿地500に選定されています。
今回のコースと地図
秡川登山口(標高1220m)から和田小屋、下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝、神楽ヶ峰(標高2029.7m)を経て苗場山(標高2145.2m)へ至るピストンコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
コースタイムは9時間近くありますが、適度に休憩場所もある、非常に歩きやすい山ですた。
- 景観 :
山頂の湿原もさることながら、下ノ芝~上ノ芝間の木道や、神楽ヶ峰からの苗場山の景色など、いろんな景色が楽しめます。
- アクセス:
- 混雑度 :
自動車では、関越自動車道・湯沢ICから三国街道を進み、祓川登山口駐車場へアクセスします。
- 標準コースタイム:8時間45分
- コースの距離:16.9km
- 最小標高: 1222m
- 最大標高: 2141m
- 累積標高(登り):1288m
- 累積標高(下り):1284m
登山記録
05:18 祓川登山口
天気は霧のち晴れ。
と言うことで今日は苗場山、祓川コースを登ります(同行者はいつものhiroone)。
スタートはこちら、はじめましてのかぐらスキー場。
にしても天気がいただけない。霧で全然見えません。
予報では、6時以降は晴れてくるそうなので、それを期待し登りましょう(ほんと頼んますよ!太陽さん!)。
05:49 和田小屋
リフト沿いの車道を登り、和田小屋ですかね、到着しました。
そしてもうすぐ6時です。晴れると言われた6時です。
・・・うーん、なんだかダメみたい。霧がますます濃くなったような?
ゲレンデの麓に登山届の提出BOX。なにかちょっと斬新ですね(忘れず入れていきましょう)。
最初はこちらのゲレンデを登るみたい。
前は変わらず見えてませんが、のんびり登ればそのうち晴れるか~。
雪のないゲレンデを5分くらい登って行ったそのあとに、脇にそれる登山道が。
正直このままゲレンデ登りだったらどうしよう!(単調な道ですからね、、)などと不安だったのですが、ようやくいつもの登山道らしい登山道にここからなっていきました。
脇道それてからはしばらくは、ゲレンデに並走するように湿った樹林帯を登ります。
水は流れていませんが、沢の道っぽい感じです。
06:47 下ノ芝
和田小屋から1時間。樹林帯を登り続けて、下ノ芝と言うところに到着しました!
いいねいいね、良いですね~(山っぽいw)!
下ノ芝はベンチもあるし、休憩によさそうなポイントですね~。
07:25 中ノ芝
さらに進んでこちらは中ノ芝(から振り返って下ノ芝を見た写真です)。
天気が一気に良くなってきて、眼下に雲海が広がっています(あの中にスタート時は居たのね)。
さらにここからは木道がはじまります。
ゲレンデ、樹林帯、木道と、ガラッと雰囲気変えてきました(やるな苗場山!)。
07:47 上ノ芝
中ノ芝からは意外とすぐに、上ノ芝へと到着しました。
ここにもベンチがありますね~。登山者にやさしい山ですね!(天気が晴れると上機嫌)
上ノ芝から少し進むと、顕彰碑と言うものがありました。
なんでも、苗場山を世に知らしめた松本喜之七、酒井由朗の両人をたたえる顕彰碑だそうです。
07:58 股スリ岩
顕彰碑を過ぎてからは登りは一旦落ち着いて、神楽ヶ峰の尾根を歩きます(苗場山に至る前にある山です)。
下の写真は途中にあった股スリ岩。
よっこらせっと、股スリしながらまたいで行きます(そのまんまですねw)。
08:10 神楽ヶ峰
そしてそのまま尾根を歩くと神楽ヶ峰の標識ありました。
あまりにも自然に、道の途中にポッとでてくるので、急いでいたら普通にスルーしちゃう感じですw
神楽ヶ峰の標識からしばらく歩くと、目の前にデデン!とあらわれました!
こちらが今日の目的地、苗場山の雄姿です!
まさにデデン!がふさわしい、威厳のある山の形です。正直ね、こんな山容、想定していなかった。
良い意味で思った以上に山してますね!
(苗場スキー場のイメージが強すぎて、あまり登山する山のイメージが湧いてなかったんですよね)
にしても本当、苗場山、次々といろんな景色、見せてくれますね~♪
神楽ヶ峰から苗場山。
ちょっとここで悲しいお知らせ。
景観はほんと最高なのですが、この神楽ヶ峰から苗場山は「いったい今まで登ってきたのなんなの?」ってくらい下ります。
もともとそういうことがあると覚悟してればたいしたことはないかもしれません。ですがわたしは覚悟していなかった。
完全に不意をつかれた形です(涙)
写真は、降りきったところからの苗場山!いいぜいいぜ、登ってやるぜ!待っていろよ苗場山!
苗場山、登りはじめて30分(30分!登り返しにしちゃツライですね、、)。
雲尾根の看板ありました~。
ここまできたらあとちょっと!山頂がんばって目指しましょう!
雲尾根看板からさらに15分!
ついに、ついに苗場山の上にたどり着きました~!
自分で自分を褒め・・・てあげなくても。神様は粋なことをするもんだ。
「ひっ、広~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
とっても素敵なご褒美(景色)がそこにはありました。
いやもうマジで、想像以上の広さですヨ。目の前にどこまでも続く湿原が。
ここってほんと、山頂なのかな!?
09:23 苗場山山頂
興奮冷めやらぬまま、スゴイスゴイ!と湿原の中を木道歩いていくと、苗場山山頂、到着しました。
あれ?あれれ?アレレレレ?
ここ本当に山頂ですかね?たしかに標識あるのだけれど。正直ここはかなり地味です。
山頂の湿原がインパクトありすぎて、ここはうんまあ一応山頂?
標高がまわりの湿原にくらべてちょっと高い場所なのでしょうね、一応来たからには忘れず写真を撮っておきましょう。
09:25 苗場山自然体験交流センター(苗場山山頂ヒュッテ)
良い意味で?山頂でクールダウンしたわたしたち。そのまま山頂標識からすぐ近くにある苗場山山頂ヒュッテに移動しました。
今は、苗場山自然体験交流センターって言うんですかね?
ちなみにこちら、苗場山自然体験交流センター。中ではテレビが流れてて、また違った意味で衝撃をうけましたw
こちらのレリーフは、苗場山開拓者である大平晟氏と、役行者(えんのぎょうじゃ)の石碑だそうです。
役行者はなんでも、飛鳥時代の呪術者で修験道の開祖だそうで、役小角(えんのおづぬ)とも呼ばれていたと。
山梨県にある日本二百名山の山、乾徳山にもたしかこの人いたような?(活動範囲広いですね!)
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苗場山自然体験交流センターで小休憩したのち、まだ時間的にも余裕があるので苗場山の広い山頂湿原をちょっと散策してみましょうか。
残念ながらちょっと雲がでてきちゃいました。晴れたらここはさぞかしすごいことになるのでしょうね~。
紅葉の時期もすごく良いみたい。草紅葉是非とも見てみたいです!
それにしてもほんと~に広い山頂。
こんな景色、なかなかお目にかかれない。
登ったことのある山で、こんな山あったかな~って考えてみたら、同じく新潟の平ヶ岳がと近いイメージですね。
平ヶ岳もほんとうに素敵な山なのですが、ちょっとアクセス悪いのと、山頂さすがにここまで歩けませんね(苗場山の方が自由に歩けます)。
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10:42 苗場山神社
山頂のんびり歩いて行くと、苗場神社に到着しました。
まだまだ先に行けそうですが、どこまででも行けちゃいそうなので、ここら辺を区切りとしましょう。
そうそう。神社と言えば。(あの地味な)苗場山山頂近くに、伊米神社ありました。
なんでも山頂にある池が田んぼのように見えることから、この伊米神社と苗場山そのものを農耕の神様として崇められていたそうな。
神社も見れたことですし、そろそろ来た道折り返しましょうか。
苗場山自然体験交流センター(苗場山山頂ヒュッテ)、見えてきましたね~。
雪もちょっぴり残ってますね(6月後半の山行です)。
どこまでもどこまでも続く広い山頂。
ほんと名残惜しいのですが、そろそろ山頂の湿原終わりです。
山頂湿原満喫したら、そろそろ登山口へと帰りましょうか。
こちらは苗場山から見えた神楽ヶ峰。
そうですね、神楽ヶ峰から苗場山と同じく、一旦下ってまた登ります!
下まで降りて来てからの、振り返っての苗場山。
良い山でした!またぜったい来るからね〜。
神楽ヶ峰を下から写す。
これが最後の登りです。気合を入れてちゃちゃっと登って帰りましょう!
ちゃちゃっとは、行けません。やっぱりキツイ最後の登りw
途中とちゅうで休みながら、振り返っては苗場山を拝み、休憩、登るの繰り替えし。
下の写真は富士見坂からの苗場山です。ここからの苗場山もステキですね~。
富士見坂登りきったら晴れてきました。
まあそんなこともたまにはあるよね~。
「また戻って青空の山頂を楽しむ」、という選択肢もありますが、体力的にはそんな選択肢はない!
上から見てみた、祓川コース。今からあそこを下りますよ~(だいぶ雲がとれましたね)。
股スリ岩を再び越えて。
祓川コース、上ノ芝、中ノ芝、下ノ芝と芝シリーズを下りましょう。
下り続けて1時間と20分。
かぐらスキー場、ゲレンデの道が見えてきて、さらに下ると朝はぼんやりだった和田小屋見えてきましたよ!
こんな場所だったのね、かぐらスキー場w
いつかスキーも来てみたいです。
祓川登山口まではこんな道。
リフト(ゴンドラ?)下を歩いていって。
14:12 祓川登山口駐車場
祓川登山口駐車場に到着しました!出発してから、実に8時間と30分。
苗場山登山、終了です~。
場所は変わってこちらは三国街道沿いの宿場の湯。
お風呂でさっぱり汗流したら、安全運転で帰りましょうか。
今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は新潟県、三国山脈にある苗場山の山行でした!
苗場山は三度(みたび)、もとい四度、姿を変える。
ゲレンデからの樹林帯。下ノ芝~上ノ芝間のみごとな木道、神楽ヶ峰稜線からの苗場山。締めは苗場山山頂の大湿原と。
いろんな景色が楽しめる、ほんとうにすばらしい苗場山!
秋の季節にまた来てみたい!新潟の山、最高でした~!!
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
晴れた大湿原、いつかはきっと!
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!