こんにちは。
今回は前回から引き続き、北アルプスにある秘境・雲ノ平2日目のお話です。
1日目は折立から太郎平小屋、薬師岳と登り、2日目はいよいよ!今回の山行の一番の目的である、日本最後の秘境「雲ノ平」へと登ります!
さすが秘境と言うだけあって、簡単には近づけない。苦労の先には絶景が!?
本当、「最後の秘境」なんてうまいこと言ったもんだ。
こんにちは。ひさびさ、1ヶ月ぶりくらいの更新になりますね。プライベートで引っ越しやらなんやら、しかも引っ越した先でネット激遅と更新がなかなかできませんでした。。そんな1ヶ月の間にも、山はちゃんと?行ってます。[…]
山のカテゴリ
主な山の基本情報(2日目)
日本最後の秘境と呼ばれる、祖父岳の噴火によってつくられた溶岩台地。標高2500m~2700mと日本で最も高い位置にある溶岩台地なんですって。
標高約2560mの雲ノ平にある山(山というよりほんとうに丘)。
今回のコースと地図
1日目:折立(標高1350m)→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場(標高2294m)→薬師岳山荘→薬師岳(標高2926m)→薬師峠キャンプ場
2日目:薬師峠キャンプ場→薬師沢小屋→祖母岳(標高約2560m)→雲ノ平山荘→雲ノ平キャンプ場
3日目:雲ノ平キャンプ場→祖父岳(標高2825m)→ワリモ岳(標高2888m)→鷲羽岳(標高2924.4m)→三俣山荘→三俣蓮華岳(標高2841.4m)→黒部五郎小舎
4日目:黒部五郎小舎→黒部五郎岳(標高2839.7m)→赤木岳(標高2622m)→北ノ俣岳(標高2661.3m)→太郎山(標高2373m)→太郎平小屋→折立
- 技術度 :
- 体力度 :
薬師沢小屋までは下り。薬師沢小屋から雲ノ平は急登です!
- 景観 :
晴れていればねえ。絶景だったんでしょうけど、ねぇ。。
- アクセス:
- 混雑度 :
折立からならがんばれば1日で雲ノ平、行けるかも?普通に行くなら2日はかかります。
- 標準コースタイム:6時間50分
- コースの距離:11.1km
- 最小標高: 1911m
- 最大標高: 2584m
- 累積標高(登り):859m
- 累積標高(下り):587m
登山記録
Day 2
05:14 薬師峠キャンプ場
天気はくもり。雨はふっていませんね。
今日は折立からの雲ノ平チャレンジ2日目。日本最後の秘境、雲ノ平にアタックする日。
薬師峠キャンプ場でテントをたたんで準備をすませて、早速スタートと行きましょう!
05:29 太郎平小屋
薬師峠キャンプ場からはちょっと登りがありますが、そのあとは平らな木道をてくてく歩いて行くと、太郎平小屋が見えてきました。
雲ノ平と黒部五郎岳の分岐です。
左に進むと雲ノ平で、右に進むと黒部五郎岳。
今回わたしたちは、まずは雲ノ平へ向かいます。その後、時計回りにぐるっとまわり、黒部五郎岳へと向かいます。
なのでこの道、はじめは左の雲ノ平に向かいますが、2日後ですかね、にはこちらの右の道から戻ってくるんです。
太郎平小屋に別れを告げて(2日後の自分に挨拶をして)、
雲ノ平へいざ行かん!
太郎平小屋から雲ノ平へと行く道の、次のポイントは薬師沢小屋。
黒部の山賊で岩魚(イワナ)がばんばん釣れたとか言ってたのはこのあたり?
沢ってくらいだから、前に見えるところまで一旦下って行くんだろうなあ。
雲ノ平まで、長~い吊り橋できないかなあ。。
がんがん沢まで下ります。
途中で木道、ベンチもあるのでそこまでキツイ道ではない。だけど虫がひどかった。。
夏山ってことで虫はあきらめるしかないんですけど、羽虫がほんとしつこくて。。
いるだけならいいんです。だけど奴ら、目とか鼻とか口とか耳とか、体中の穴と言う穴に突撃してきます。
何匹かきっと、食べている気がします。
栄養もあんまりなさそうなので、ほんとやめていただきたい!
ちなみに、今回の山行で忘れたと思って使ってなかったんですけど、3日目ザックの中整理していたら見つかったのがコチラ(なんてこったい・・・)。
みなさん少しはマシになるのでつかったほうが良いですよ。
他にはコチラ、虫よけスプレーとかもありますね。
あとは、雲ノ平ではあまり見かけませんでしたが、アブとか凶悪なのに刺されたときはコチラ。
わたし天狗岳行った時にアブに刺されて、薬局行ったらこれ勧められました。
結構効いた気がします(あくまで個人差ありそうですが)。
ここはベンチとかも要所要所にあった木道ゾーン。
目の前に見えてきた平らな大地、あれが雲ノ平でしょうかね?
羽虫の特攻に耐えること2時間弱。
ついに薬師沢小屋、到着です!
07:22 薬師沢小屋
薬師沢小屋正面こちら。
ほんとすぐそばには沢があって、釣り人とかもきてました。
わたし釣りはやらないんですけど、こんなところに釣りにくるのはすごく贅沢だし、良いなあなんて思っちゃいました。
太郎平小屋から薬師沢小屋まで、ここまではほんと下り一辺倒だったのですが、ここから雲ノ平まではずっと急登続くみたい。
と言うことで、こちらでちょっとひと休み。
ご飯を食べて、水分摂って。トイレも行っときましょうかね。
ってね、トイレいったらビックリしました。
男の人の小のほうのトイレなんですが、なんて言えばいいのかな、おしゃれ?
なんかみたことない不思議なトイレだったのです。
何はともあれ、トイレもふくめてとっても雰囲気の良い山小屋でした。
いつか釣りはじめたら、この山小屋に来てみよう!
そして、休憩終わり、雲ノ平に向かいましょう。
写真は薬師沢小屋の吊り橋入口。
これからここを通ります。
吊り橋ゆれる~。ゆれまくる~。
テンションあがってきましたよ~。
(と言いながら、この吊り橋途中で止まると結構怖い。。)
吊り橋渡ったら次は沢に下ります。
ここもハシゴに慣れてないとちょっと怖いかも?
はい、沢から吊り橋見てみましょう!
あそこを渡って下りてきました!
沢で見かけた釣り人たち。
いいなあ、楽しそうだなあ。
わたしたちは、山登り。
ここから急登はじまりますよ!
ちなみに、このまままっすく進むと高天原(たかまがはら)。
近くには日本一遠い温泉と呼ばれる高天原温泉があったり、ランプの宿と呼ばれる高天原山荘があったりと、こちらもいつか行ってみたい。
今回の山行も、途中でいろいろな方のお話伺ったのですが、高天原の温泉入って行くんだ~って人結構いましたね。
うらやますぃ~。
ではい。
話はもどって急登スタート!
看板に直登って書いてある意味がこちら。
ほんとにのっけから直登・ハシゴ。
これが2時間続くのかしらん?
さすがにずっとハシゴ!ってことはなかったようです。
ですがそこまで楽でもない。
大きな岩を登って登って登って登って。
本日唯一の登りです。がんばって登って行きましょう。
09:48 雲ノ平・アラスカ庭園
急登を登ること1時間と30分。
少しずつ視界がひらけてきて、道が平らになってきて、木道がはじまって。
もうすぐすごい景色が見えるのかしら!?と思っていたところで、アラスカ庭園到着です。
なぜにあそこがアラスカなのか?
優秀なwikiさん情報によると「西端、シラビソ林がありアラスカを思わせる」からなんですって。
へぇ~。
とまあ、何はともあれわたしたちは今!雲ノ平を歩いています!
10:25 雲ノ平・奥日本庭園
こちらは奥日本庭園です。
池塘は、残念涸れてます。うん、水不足は深刻だ。
ちなみに池塘って言うと、以前行った苗場山とか巻機山が記憶にあたらしいとこですね。
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ハイマツの中を進みましょう。
えんえん木道続きます。
雲がちょっと多いので、そらは一面まっ白です。
青空を見たいんだけどな~、晴れないかな~。
アルプス庭園と雲ノ平の分岐です。
ここで一点注意です。
ここ、アルプス庭園って言ってますけど、いやまあたしかにアルプス庭園に行けるんですけど、祖母岳山頂向かう人も、このアルプス庭園の矢印の方向に進んでください。
わたしたち、祖母岳って言う標識出てくるかと思って先に進んだんですけど、結局そんな標識ありませんでした。
スルーしないようご注意を!
祖母岳に登っている最中に後ろをちょっと振り返って見ると。
おお!雲ノ平山荘発見です!
ひろ~い雲ノ平の真ん中あたりに、そっと建ってる雲ノ平山荘。
後ろの山は、なに山かしら?
雲が多くて見えません。。
祖母岳山頂、あっという間に到着です。
ベンチがあって、何人かの人が座って休憩してました。
わたしたちも休憩したいところですが、雲ノ平山荘まではがんばって歩いて行きましょう。
10:47 祖母岳山頂・アルプス庭園
祖母岳山頂(アルプス庭園)、到着です。
お次に目指すは雲ノ平山荘。
それでは進んで行きますか。
一旦さっきの分岐まで戻って、そこから雲ノ平山荘目指します。
11:07 雲ノ平山荘
はい!
雲ノ平山荘、到着で~す!!
ここまでくればほとんど終わり。
あとはテント場行って休むだけ。
雲ノ平山荘には泊まらないので、せっかくだからと中でご飯を注文です。
昨日は太郎平小屋で太郎ラーメンだったので、今日は麺つながりの担々麵!
雲ノ平山荘、ほかにもパスタとか、ここは山小屋!?ってくらいおしゃれなメニューがありました。
そうそう、おしゃれと言えば、山荘中ではジャズがながれていましたね。
レコードですかね、ビル・エヴァンスのPortrait In Jazz置いてありましたよ。
Jazzは若かりし頃、ちょっと背伸びして聞いてみたりしましたけど、うんやっぱりよくワカラナイw
まだまだ未熟者なわたしです。
で、話は全然変わっちゃいましたけど、こちらの写真は雲ノ平山荘の売店です。
やっぱりコチラありました、黒部の山賊。
いや~、本場で見ると違いますね~。
雲ノ平山荘で心も体も充たされたのち、重い荷物を背負いなおして、テント場へと向かいます。
ここも太郎平小屋、薬師峠キャンプ場みたいに、ちょっとテント場離れてるんです。
でもテント受付は、雲ノ平山荘で行うみたいなので、スルーしちゃうと大変ですよ!
雲ノ平キャンプ場は20分くらい離れた場所にあるので、最後の見納めと雲ノ平山荘写真でパシャリ。
いつかここにも泊まりにきたいものですなあ。
水晶岳・三俣蓮華岳方面とキャンプ場、雲ノ平山荘の三叉路です。
明日はこの水晶岳方面に向かうのです。
今は、キャンプ場方面ですね、木道下って行きましょう(と言うことは明日一発目は登りからスタートと言うことですね。わかります)。
12:11 雲ノ平キャンプ場
何はともあれ、雲ノ平キャンプ場、無事到着!
休憩入れて、だいたい8時間くらいの山行でした。
まあ2日目にしては歩けたほうじゃないかしら。
そうそう、雲ノ平キャンプ場で注意事項。
広いは広いのでしょうけど、平らなところ、岩がないところあんまりなくて。
遅い時間に来た人たちは、テント張る場所かなり困っていましたね。
あと水場。
この日がとくだん水が出にくかった、とかあったのかもしれませんが、ちょろちょろとしか水がでなくて終日水待ち渋滞でした。
テント張ったらすぐに水を汲む!くらいが良いかもしれません。
今日の締めの写真はこちら。
雲ノ平キャンプ場から見えた、黒部五郎岳。
ガスってほとんど見えてませんけど、ちょっとだけ撮ることできました。
明日の夕方くらいには、あそこの麓にいる予定。
今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は引き続き、日本最後の秘境・雲ノ平チャレンジ、2日目でした。
いやあ、着きました!着きましたよ雲ノ平!
ほんと無事にたどりつけるか心配でしたが歩いてみたら、普通に来れた。
ただね、雨は降っていないのはいいのだけれど、終始くもりってのはいただけません。
これはリベンジしろってことなんですかね、時間ができたらまた来よう!
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
雲ノ平はリベンジ決定!薬師沢小屋が思った以上に雰囲気良くて。あとは高天原温泉にもいつか行きたいです!
以上、本日の山行記録でした。
こんにちは!今回も前回から引き続き、北アルプスにある秘境・雲ノ平のお話、3日目です。前回2日目では、折立からスタートした長いこの山行の目的地・雲ノ平に、ついに、ついに到着したのです!雲ノ平では雲ノ平キャンプ場にテント[…]
ではまた!