こんにちは。
今回は、北アルプスの唐松岳に残雪期(3月の初旬)に登ってきたお話です。
唐松岳って、言わずもがなのすばらしい山。
残雪期に登るのは2回目になるかな?谷川岳、武尊山と並び、わたしの中では雪山シーズンには必ず一度は登りたい山。
五竜岳に鹿島槍。白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)、剱岳。さらには槍も見えちゃいますよ!
そんなすばらしい絶景を、今日はたんとご紹介しちゃいます!
山のカテゴリ
主な山の基本情報
北アルプスにある、新日本百名山、日本三百名山、信州百名山とたくさんの百名山に選ばれている標高2695.9mの山。
今回のコースと地図
八方池山荘(標高1830m)から八方山、丸山と経て唐松岳(標高2695.9m)をピストンするコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
コースタイムは7時間ちょっと。リフトの開始・終了時間があるので小屋泊(八方池山荘泊)がおススメです。
- 景観 :
北アルプスの山々や、妙高高原一望できます!
- アクセス:
- 混雑度 :
関越道利用の場合は上信越自動車道・長野ICから、中央道利用の場合は長野自動車道・安曇野ICから、白馬八方尾根スキー場へアクセスしましょう。
- 標準コースタイム:7時間35分
- コースの距離:9.3km
- 最小標高: 1834m
- 最大標高: 2674m
- 累積標高(登り):924m
- 累積標高(下り):925m
登山記録
07:26 白馬八方尾根スキー場
おはようございます。
今日は、白馬八方尾根スキー場・ゴンドラリフト「アダム」からのスタートです。
リフトが混むと聞いていたので7時前から並びはじめて、8時の始発に備えます。
と思ったら、うれしい誤算がありました。
なんと、予定よりも早く乗れるみたいで、7時30分からチケット販売!
リフト往復券、お値段2,900円也。
ゴンドラリフトアダムにこれから乗って、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトと乗り継いで、八方池山荘へと向かいます。
登山届はリフト券購入時に引き換えで提出するので、事前に記載しておくことオススメします!(以下のURLからダウンロードできます)
08:07 八方池山荘
ゲレンデ下から兎平へ。兎平から黒菱平、そしてそのまま八方池山荘と、すんなり登ってこれました。
いや~、幸先良いですね~。
今日は時間と勝負の一日なので、前倒しできるのはありがたい。
と言うのも、先日八方池山荘に予約の電話をしたところ、宿泊客多くて泊まれませんと(なんてこった)。
金曜よるに前泊し、日の出前から行動開始!余裕をもって、リフト終了時間に下山する!
と言うわたしの計画が、見事にくずれた瞬間でした。。
(モルゲンロート、アーベントロートの唐松岳、見たかった、、)
なので今日は日帰りです。コースタイムは7時間と35分。
8時にゴンドラ乗り込んで、八方池山荘まで30分くらい(ここで9時)。
そこから山頂まで往復すると、下りてこれるの16時35分(しかも休憩なしでね!)。
リフトの終わりは、15時40分。
あれおかしいな?破綻している。
6時間40分で行って帰ってこれないと、帰りのリフトに間に合わない。
(1時間巻けってことですね、わかります)
リフトの開始・終了時刻は日によって違うので、事前にチェックしていきましょう!(以下のURLから確認できます)
それでもわたし、無理も承知でつっこみました。
下りのコースタイムが3時間なので、12時40分まで、行けるとこまで行ってみようと。
と言うのが、長いですけど今日の前段。
で、話は戻って現実です。
前倒し運行のおかげで、予定よりも1時間も早く八方池山荘をスタートできたわたし。
8時10分ごろのスタートなので、持ち時間は7時間と30分。
5分巻けばいいだけなので、現実的になってきました!
写真はどんどん進んでますね(笑)
今(写真)はどこかと言いますと、八方池山荘から八方山山頂目指しているところ。
唐松岳は、最初から最後まで絶景で、ここも左に遠見尾根からの五竜岳、さらにはうしろに鹿島槍ヶ岳も見えています!(すんばらしいっ!)
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08:35 八方山・八方山ケルン
登りはじめから20分ちょっとで八方山、八方山ケルンに到着しました!
以前ここを登った時は、木の階段登ったけれど(5月です)、今日は階段雪の中。
うん、雪のほうが全然歩きやすい気がする。
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しばらくは、ケルン伝いに進みます。
八方山ケルンのお次は第2ケルン。
ここはしばらく平坦なので、さくさく進んで行きましょう。
ちなみに前の小屋はトイレなんですが、埋もれてて使うことはできません(正確に言えばつかえるか確かめてないのですけど、、)。
08:44 第2ケルン
あっちゅーまに第2ケルン。うしろには大迫力の不帰ノ嶮(かえらずのけん)。
ここは不帰ノ嶮(不帰キレットとも呼ばれます。日本3大キレットのひとつですね)の絶好ポイント。
壮大な姿に圧倒されます。
08:50 八方ケルン
第2ケルンからは、すぐに着いちゃう八方ケルン。
顔みたいに見えるケルンです。
後光がさして、なんとも神々しい。
今日の山行、安全登山を祈りながら(神様じゃないよ)先へ先へと進みましょう。
八方ケルンのお次は八方池のある第3ケルンへ。
写真はその途中から見えた、五竜岳と鹿島槍。
ため息が出ちゃう、景色です。
08:58 第3ケルン
第3ケルンもあっさり着いちゃいました。
ここからは、八方池と白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)よく見えます。
あいにく八方池は凍ってその姿を見ることできませんが、白馬三山はバッチリ!でした。
(むしろわたし、凍っていない八方池を見たことがない!(笑))
こちらは第3ケルンから見る白馬の稜線。
前はここを、歩いたんだなぁ~。
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2021.6.10追記:上記、あたらしい白馬岳の記事にリンクを変更しています。
第3ケルンのお次は丸山。
前に見えるダケカンパの林(下ノ樺)を通り抜けると、一気にキツくなってきます。
急登じゃ~!急登じゃ~!
ここまで余裕じゃん!と思っていたけどやっぱりここからはキツかった。。
一歩一歩、確実に。
まだまだ時間はありますから。慌てず急がず行きましょう。
左に見える五竜岳に、背中を押してもらいながら、いくつかの尾根を越えていきます。
またまたでてきたダケカンパ。
こちらが上ノ樺になるのかな。
突然すごい突風が!
雪で前が見えましぇん!
風がやんだら進みます、風がきたら止まります。を繰り返しながら上へ上へと進みます。
どうにか尾根を登り切りました。
風も少しは収まったかな?
と、こんなところにテントを発見!
去年もそういやテントあったな~。よくもここまで担いできたもんだ。
10:00 丸山・丸山ケルン
そしてようやく丸山ケルン。
第3ケルンからこの丸山ケルンはほんとにほんとに急登でした。
ダケカンパが見えたら急登合図で、見るのがちょっと嫌になっちゃう。。
まあ気を取り直して、先へ先へと進みましょう。
丸山からは、ようやく唐松岳山頂見えまして。
ここから先も、まだまだ急登続きますけど、登り3分の2くらいきたんじゃないかな。
とね、油断してたら突然突風!
風がやんだと思ってたのに~。
ここで悲しい事件が発生。わたしのニットが飛ばされた。。
今シーズン買ったばっか。また同じのを買いなおすかね。。
2554mピークはこのあたりかな?
標識とかが、とくに見つかるわけでもなく(雪に埋もれてる?)、あたりをつけて行きましょう。
ちなみに、ここから先は、かなり細い尾根を歩きます。
岩もところどころ出てきていたりと、滑落注意!な場所ですね。
こちらは、2554mピーク付近から見た五竜岳。
ほぼずっと五竜岳、見えているけどここからの形が一番好きだな。
まだまだ上へ、登ります。
岩がゴツゴツ露出している、迫力のある場所にきました。
これ越えれば頂上山荘、登りも終わりに近づいてます!
ちなみに、さきほどの場所から少し視線を右にずらすと。
おぉ~!
先には唐松岳の山頂が(写真右の山)!
左を見れば、雄大なお姿の五竜岳。
今日の助演男優賞は五竜岳に決定っ!
こちらはさらに右手の方向。
唐松岳(写真左)と、不帰ノ嶮になりますね。
不帰ノ嶮は、第2ケルンから見たのとはまた違う、トゲトゲしい形の姿です。
そしてゴツゴツ登り切り、唐松岳頂上山荘上の休憩ポイント。
けっこう広いスペースで、みなさんここで休憩してました。
どこも絶景なのですが、休憩スペースもやっぱり絶景でした(笑)
左手には立山三山、剱岳。正面にはもちろん唐松岳!
立山三山、剱岳の写真は山頂からのものとあわせるとして、まずは唐松岳の雄姿をどうぞ!
休憩ポイントからは唐松岳頂上山荘に寄ることもできますが、現在冬季休館中。
(オープンは4/27(土)とのこと。詳細は、唐松岳頂上山荘HPからどうぞ)
なので山頂直接目指します!
去年は5月、雪がほとんどなかったのですが、今日はフカフカ雪があるっ♪
唐松岳頂上山荘…
天まで届きそうな唐松の尾根。
どこまでわたしを連れてくの~♫
11:15 唐松岳山頂
うんまあふつうに山頂だよね。
(天国に連れてかれても困っちゃう)
と言うことで、唐松岳山頂、ついに、ついに到着です!
うしろに見えるは立山連峰。
山頂標識ちょうどうしろがみんなの憧れ剱岳。
そしてそこから左手見れば、立山三山(浄土山、雄山、別山)見えますね!
そしてこちらはお決まりの、山頂標識と雪だるま⛄
剱岳をアップでどうぞ(美しい)。
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こちらは唐松岳山頂からの、白馬岳へと続く稜線。
不帰ノ嶮を越えて行き、歩いていけたら気持ちいいだろうな~。
唐松岳山頂からの五竜岳。と雪だるま⛄
だるまないverの五竜岳と、右うしろにはちっこい槍ヶ岳。
12時40分前に、無事に山頂踏めました!
もっとゆっくりできますが、どんどん人が登ってくるので落ち着けるとこまで下りましょう。
下の写真は、山頂から見えた唐松岳頂上山荘。
さらに山荘うしろには、浅間山や四阿山(あずまやさん)が見えてます♪
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休憩スペース通り越し、ここは細尾根ゾーンです。
ほんとに細い尾根なので、ひとりずつしか通れません。
にしても。今日はほんとにいい天気だにゃ~。
hirooneいないと快晴なのかな?(笑)
(あ、言うの忘れてましたが今日はソロです)
でもひとりはやっぱりさみすぃ~。
どんどん下山してきましたね。
一度ここで、振り返ってみましょう。
(左にあるのが五竜岳、右にあるのが唐松岳!)
12:22 丸山・丸山ケルン
丸山ケルンに戻ってきました。
ここはうしろも絶景でした!火打・妙高まる見えです!
まずは、ケルンのうしろに乙妻山と高妻山が見えてます。
乙妻山左には妙高山、さらに左に火打山、焼山。
高妻山右には戸隠西岳。
去年この辺り行ってきましたね。今年は紅葉の時期に、登ってみたい。
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時間に余裕ができたので、雪だるま⛄つくって納品作業。
こちらは、今日何度も見えていた、鹿島槍ヶ岳と五竜岳。セットで。
13:06 八方池・飯森神社奥社
八方池まで下りてきました。
ちょこんと八方池に見えているのは飯森神社奥社です。
うしろは白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)バッチリ収まった!
いや~ほんとに惚れ惚れするなあぁ。
鹿島槍ヶ岳と雪だるま⛄
だるまなしで、見事な双耳峰、鹿島槍ヶ岳。
今年こそは、登りたい。今年こそは、今年こそは!!
第3ケルン、八方ケルン、第2ケルンと通り過ぎ、再びドドンと不帰ノ嶮。
右を見れば、何度もスミマセン、白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)。
13:43 八方池山荘
そしてその後は、八方山ケルンも通り越し、八方池山荘へ下山を完了。
結局、14時前には下山ができた。
もっとゆっくりしててもよかったかもね(もったいない!)。
なにはともあれ、無事に下山、完了です。
今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は後立山連峰の雄の唐松岳の山行でした。
いや~ヤバイ!ヤバイよヤバイw
ほんとに良かった。どこを見ても絶景で!
去年の唐松岳の「素晴らしい」思い出、見事にアップデートされました!
次回はできれば泊りたい。モルゲンロートにアーベントロート。真っ赤にそまった白馬の山々が見てみたいですね~。
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
今シーズン雪山総決算な内容の、とてもすばらしい山行となりました!
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!