世界一の積雪記録、伊吹山
[山域] 近畿 [CT] 5時間53分 [距離] 9.1km [登り] 1190m [下り] 1187m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。突然ですがみなさん、世界一の積雪記録のある場所ってご存知でしょうか。登山好きの皆さんなら豪雪地帯として有名な「酸ヶ湯(八甲田山)」や「谷川岳」なんて名前がでてくるかもしれませんね。わたしもそう思っていたひとりなんですけれども、調べたらあらまあビックリ。なんと滋賀県にある「伊吹山(いぶきやま)」。コチラが積雪記録のNo1なんですって。
1927年2月14日には世界最深積雪記録となる積雪量1182cmを記録しており、現在でもこの記録は破られていない。
出典元:wikipedia
それを聞いちゃったらもう「雪の伊吹山」に登りたい。近年は温暖化の影響でしょうか、雪が少ないという伊吹山ではあるのですが、虎視眈々とチャンスをうかがっていたら「雪が積もった」とのお知らせが。これは行くっきゃないでしょう!と言うことで、いつものhirooneさんと登ってきました。
※去年2022年1月に登った山行記録です。
こんにちは。kara(@karalog2018)です。前回の白毛門から続き雪山のお話、2月に登った八甲田山のお話です。冬の八甲田山と聞くと真っ先に思い出すのが「八甲田雪中行軍遭難事件」。新田次郎さんの小説でも有名ですよね。雪深い、厳しい山 […]
07:33 AM 伊吹登山口
伊吹山登山口、スキー場跡地を登って三合目
おはようございます。と言うことでやってきました。滋賀県米原市上野、伊吹登山口からスタートです。今回のコースは表登山道になるのでしょうか。三宮神社近くのSNSなどでよく見るゲートをくぐり、伊吹山南西斜面のスキー場跡地を登って山頂に至るコースです。
はじめの一合目までは樹林帯をゆるやかに登る登山道。30分ほど登っていくと道が開けて建物がいくつか見えてきます。ここがスキー場・ゲレンデの始点。また伊吹山の一合目になりますね。一合目からは二合目、三合目とひたすらこのあとゲレンデを登ることになるのですが、「ゲレンデはすべる場所であって決して登る場所ではない」。
登山禁止とかそういう話ではなく、構造上滑ることに特化していて、決して登ることを想定して作られた場所ではないと。まあひらたく言うと「急登、キツイ」。三合目、なんなら五合目辺りまでは良いんですけどね~。徐々に徐々に、上級者コースになっていきます(笑)。
09:48 AM 伊吹山六合目避難小屋
振り向くと青空(琵琶湖は見えない)
目の前には転げ落ちそうなくらいの急こう配の登り坂
10:34 AM 急登終わり
五合目~避難小屋~伊吹山頂遊歩道
五合目までは写真の通りのガッスガス。「天気予報(ヤマテン、SCW、YamaYama GPV)では「晴れ」予報だったんだけどな~。やっぱり山の天気はむずかしい」なんて話していたら、六合目こえたあたりからは晴れ間がのぞいて。わたしの日頃の行いが良いのでしょう。雪もたっぷりついてきてるしこれは展望期待できそうだ!
・・・なんてのんきに考えていられたのも束の間でした。晴れ間がのぞくと同時に、傾斜・勾配がエグいことに。自分の中では雪山急登ランキングベスト3に入っちゃいましたね(笑)。
こんにちは。kara(@karalog2018)です。3か月ぶりのブログ更新です。今回はなんと!今年2月に登った白毛門のお話です。ブログ書くのが遅すぎて、逆に1週回ってちょうど良い。と言いますか(笑)。あと数か月もすれば雪山シーズン到来とな[…]
こんにちは。今回は厳冬期の中央アルプス・木曽駒ヶ岳の山行です。先日、赤城山の"駒ヶ岳"に登ってきたので、(天気も良いし)今日は"駒ヶ岳"のNo2、木曽駒ヶ岳に登りにきました。(ちなみに"駒ヶ岳"のNo1は、僅差で甲斐[…]
10:39 AM 伊吹山山頂
伊吹山山頂(標高1,377.3m)
えげつない急登を登り切れば、ようやく伊吹山山頂到着。伊吹山山頂と言えば、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の像があるはず!なのですが、すぐにはタケルは見つかりません。ビックリするくらい伊吹山の山頂は広くて、しばらく進まないとタケルに会えない(笑)。
どれくらい山頂は広いのか?と聞かれたら、「山頂に遊歩道があって、1周するのに1時間以上かかるんですって」と言えば、なんとなく察して頂けるでしょうか(笑)。
とまあ広さの話はこれくらいにして、山頂にあるものをご紹介。まずは先ほど話題にあげていた「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の像。これは山頂標識と一緒の場所、山小屋「松仙館」の裏手(と言えばいいのかな)にありました。なんでも「ヤマトタケルが東征の帰途に伊吹山の神を倒そうとして返り討ち(!?)にあった云々」といろいろと神話があるそうです(詳細は前述のwikipediaを参照ください)。
ほかにも霊験あらたかな山らしく、伊吹山寺覚心堂、弥勒堂、伊吹山之神 白猪などなど、見所がたくさんある山頂になっています(と言っても積雪期は雪でほとんど埋もれており、わたしは見ること叶いませんでした(苦笑)。無雪期にまた来てじっくり見てみるとしよう)。
すっかり青空。気持ちの良い伊吹山山頂
山小屋はさすがに冬期休暇中のようです
ベンチを発見、このあとご飯休憩でした
休憩していたら一気に雲があがってきちゃいました。と言うことで、下山としますか
13:08 PM 一合目
またいつの日か、伊吹山
下山はほんとう早いです。ゲレンデをひたすらくだって下りて行きます。注意点としては、「どんどん人が登ってくるので滑り落ちてぶつからないように」と言うのと、「人のステップ、トレース消さないように」ですかね(思いやり、大事)。
なにはともあれ雪の伊吹山に登れたし、ヤマトタケルノミコトも見れたし雪だるまも作れたし(こっそり上の写真に写っています)。大満足の山行となりました。
三島池から雪の伊吹山
最後に、これはちょっと後日談。というか数時間後のお話なのですが、「登る」「登山」としては伊吹山を満喫できたのですが、「見る」という観点でいうと、伊吹山の全体像と言いますか、カッコいいお姿は見れていなかったのですよ。本来なら3合目あたりですかね、ドーンと伊吹山が見えるらしいのですが、前後半ガスってしまったためにそのお姿は目にすることができず。
このまま帰るのもなんだかなあ、と言うことでちょっと近場のビューポイントへ。ここ三島池は「伊吹山が良く見える」とGoogle先生がおっしゃっていたのでちょっくら足を延ばしてみました。登山口からそこまで離れているわけでもないので、お時間あるならこちらもどうぞ~。
2022年、入笠山に続き2山目、また自身の山行200回目となる「2」続きのメモリアル登山は、はじめましての伊吹山。先…