圧倒的な白と青!八甲田山最高峰の大岳を登る・厳冬期日帰り登山

 

厳冬期2月の八甲田山

 

[山域] 東北 [CT] 5時間52分 [距離] 8.8km [登り] 712m [下り] 712m [日程] 日帰り

こんにちは。kara(@karalog2018)です。前回の白毛門から続き雪山のお話、2月に登った八甲田山のお話です。冬の八甲田山と聞くと真っ先に思い出すのが「八甲田雪中行軍遭難事件」。新田次郎さんの小説でも有名ですよね。雪深い、厳しい山というのがわたしのイメージだったのですが、行ってみたら天国でした。もちろん天候に左右されますし、万全の計画・準備をした上でと言うのが前提になりますが、みなさんにも是非見てもらいたい、圧巻の景色がそこにはありました。尚、八甲田山は大きく南北で分かれていますが、今回登ったのは北八甲田連峰にある八甲田山最高峰・大岳となります。YouTubeでも公開しているので、あわせてどうぞご覧ください。

 

 

 


 

厳冬期・八甲田山・酸ヶ湯公共駐車場付近

酸ヶ湯公共駐車場付近からスタート。

厳冬期・八甲田山・登山日和

まさに登山日和!すばらしき一日のはじまりです。

厳冬期・八甲田山・一面白の銀世界

一面白の銀世界♪

厳冬期・八甲田山・霧氷

霧氷、むひょ~♪最高ですね!

厳冬期・八甲田山・酸ヶ湯温泉旅館(すかゆおんせんりょかん)

 

酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)から北八甲田

 

と言うことで、やってきました青森県。我が家からだいたい片道8時間から9時間というところ。最初のスタート地点、目指す場所は酸ヶ湯温泉旅館です。こちらは千人風呂(混浴)などが有名な味のある温泉旅館で、カーナビにも登録されているので迷うことはないでしょう。下山後のお風呂にも困ることはないのでとても便利な場所ですね。しいて注意しなければならないとしたら、冬季は付近の道路が通行規制かかっておりまして。わたしたちが通った国道394号線城ヶ倉大橋も「21時から7時半まで夜間通行止め」となっていました。詳細は以下に酸ヶ湯温泉旅館のリンクを貼っておきますので、そこや県の情報をご覧ください。

車は酸ヶ湯温泉旅館の少し先、酸ヶ湯公共駐車場に停めました。登山口は通常なら雪の回廊をさらに先に進んだ場所、酸ヶ湯インフォメーションセンター前の鳥居のある八甲田山神社登山口(日本山脈縦走起点)になるようなのですが、雪のある季節はアバウトですね。わたしたち(本日もhirooneさんと2人登山!)は酸ヶ湯公共駐車場前から雪の壁を登って、そこから登山開始となりました。

 


 

厳冬期・八甲田山・白と青しかない八甲田山

白がバグっている八甲田山

厳冬期・八甲田山・景観MAX

のっけから景観MAXです。感動しっぱなし(笑)

厳冬期・八甲田山・ひさびさの晴れ

ひさびさの晴れ間だとか。遥々来た甲斐がありました!

厳冬期・八甲田山・どこまでも続く白い森

どこまでも続く白い森。

厳冬期・八甲田山・豪雪地帯

さすが豪雪地帯です。雪が多いこと多いこと!

厳冬期・八甲田山・右手に大岳、左手は硫黄岳かな?

 

豪雪地帯。白の森を越えて

 

「日本一の豪雪地帯」、「世界有数の豪雪地帯」。八甲田山の雪の量は、今まで登ったどの雪山よりも、圧倒的に多かった。前回の白毛門でも雪モリモリ!ホイップクリーム!なんて言ってましたがこれはさらに上を行きます。いや白毛門、谷川岳も本当にすばらしいのです。谷川岳、みなかみも「日本有数の豪雪地帯」なのですが、コチラは「日本一」「世界」ですからね(笑)。さらにこの日はなんでも久々の晴れ間だとか。前日までに降り積もった雪の白と、空の青がまぶしすぎて。酸ヶ湯温泉に向かっている最中、車の中からも「ヤバくね?白過ぎね?」と言っていましたが、登り始めたらさらに「白い」。見上げる木々はすべて樹氷。見たことがないくらい真っ白で、これでもか!これでもかと白のオンパレード。正直「白がバグってる」と思ったくらい、真っ白な森を抜けていきます。

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白毛門・白毛門から見た谷川岳

 


 

厳冬期・八甲田山・地獄湯の沢入り口

地獄湯の沢

厳冬期・八甲田山・地獄感のない地獄湯の沢

「地獄」感のない地獄湯の沢

厳冬期・八甲田山・白い壁に囲まれた谷

むしろここは天国なんじゃ?

厳冬期・八甲田山・地獄湯の沢越しに見る逆川岳、横岳

 

白の谷、地獄湯の沢を登る。

 

「白の森」の中をゆるやかに1時間ほど登りながら進んでいくと、次に見えたのは「白い谷」。ここは「地獄湯の沢」と言うところだそうで、無雪期は硫黄臭に満ちたそれこそ名前の通り「地獄のような荒れた沢」らしいのですが、この日はなんと言いますか。白い壁に囲まれた一面の銀世界。前にはこれから登る八甲田大岳(おそらくあっているはず?)。うしろを振り返ればそれは見事な南八甲田連峰の横岳が。地獄とは真逆で、むしろ天国のような場所でした。

 


 

厳冬期・八甲田山・白の谷、地獄湯の沢

白の谷

厳冬期・八甲田山・白い壁に挟まれながら

登る、登る。

厳冬期・八甲田山・地獄湯の沢終点付近

地獄湯の沢終点付近。また雰囲気が変わってきました。

厳冬期・八甲田山・エビの尻尾、モコモコの道

エビの尻尾、モコモコの登山道

厳冬期・八甲田山・スノーモンスター

なんじゃこりゃ!モンスター!?

厳冬期・八甲田山・日本三大樹氷

 

日本三大樹氷、スノーモンスター

 

地獄湯の沢を登り切ったころには、また雰囲気が変わります。左手には大岳、右手には硫黄岳にはさまれたその場所は、はじめは小さなモコモコ、大量のエビの尻尾がお出迎え。どこを歩いたらいいのだろう?(おそらくどこでも歩けちゃいます)な場所を足元気を付けながら登っていくと、徐々にモコモコが大きくなって。気づいたらあたり一面スノーモンスター!すっかりまわりを囲まれていました(笑)。登っている当日は知らなかったのですが、なんでも八甲田山は日本三大樹氷のひとつなのだそうです。山形県、宮城県の県境にある蔵王、秋田県の森吉山に、ここ青森県の八甲田山。知らずして三大樹氷のふたつをわたし登っていましたね(笑)。とは言え蔵王は湯釜はすばらしかったのですが、あまりモンスター見れていないので(雪が少ない年でした)、はじめましての森吉山はもちろん、もう一度登りに行きたいですね~!

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残雪期・西吾妻山・西吾妻山山頂

 


 

厳冬期・八甲田山・スノーモンスターの大群

迫りくるスノーモンスターの大群

厳冬期・八甲田山・青い空とスノーモンスター

青い空とモンスター

厳冬期・八甲田山・モンスターの森

モンスターの森へと足を踏み入れる。

厳冬期・八甲田山・仙人岱(せんにんたい)

 

広い空の仙人岱(せんにんたい)

 

スノーモンスターの群れをやり過ごし、次についたのは広い空が広がる仙人岱(せんにんたい)と言うところ。なんでも八甲田山は高地湿地がたくさんあるとのことで、この仙人岱をはじめ毛無岱(けなしたい)や田茂萢(たもやち)などがあるそうです。紅葉の時期は、草紅葉などさらに景観がすばらしい!とのことなので、大岳からさらに先に進み酸ヶ湯にぐるっと向かうコース(毛無岱を通るコースですね。今回は大岳ピストンなのでそこまでは行きません)や、田茂萢岳、八甲田ロープウェイをつかって田茂萢湿原などを見に行くコースも良さそうですね。そしてコチラ、仙人岱、雪の時期はと言いますと。大岳、小岳、硫黄岳に囲まれた、白と青しかない広大な土地(笑)。八甲田清水(辰五郎清水)と言う有名な湧き水のポイントもあるそうなのですが、なにもかもが雪の下。快晴だから良いのでしょうが、吹雪いていたら目印がなにもないのでちょっと怖い場所かもしれません(気を付けましょう)。

 


 

厳冬期・八甲田山・八甲田大岳へ

八甲田最高峰大岳へ

厳冬期・八甲田山・広い空、八甲田の空

空がほんとうに広いです。

厳冬期・八甲田山・大岳を登る

おいしそうな雪の斜面。でもキツイ大岳取り付き。

厳冬期・八甲田山・八甲田小岳

振り返れば八甲田小岳。

厳冬期・八甲田山・登山道があるようでない

登山道があるようでない(笑)トレースをなぞる。

厳冬期・八甲田山・小岳を背負って

小岳を背負って。

厳冬期・八甲田山・うしろには仙人岱と南八甲田連峰

大岳山頂を目指す。

厳冬期・八甲田山・今日一の核心部、スノーモンスターの森を越えて

 

対決!スノーモンスター!

 

仙人岱からは小岳を背に大岳を登ります。あまりにも広いので、どこから登っても大丈夫、なはずなのですが、念のため先駆者のトレースをなぞらせて頂きました。いやね、ほんとうここの景色はあまりにもスケールが大きすぎて。わたし大好きな景観なのですが、距離感などいろいろとバグってきちゃいます(笑)。ちなみに言うと、イメージ的には冬の乗鞍岳、位ヶ原あたりから上のあの広大な感じが近いですかね。雪山乗鞍岳は結局快晴のときには登れてないので、いつかまた登りに行きます。そして話は戻って八甲田大岳。雄大な景色の中を登っていくと、目の前には山頂を取り囲むようにスノーモンスターの大群が現れました。ここが今回一番の難所であり核心部だったのですが、行く場所行く場所ツリーホールだらけ。天気が良いのはうれしいことなのですが、大分雪解けがはじまってしまって、hirooneとわたし、ハマるわハマるわ。下りのときに気付いたのですが、夏道からちょっとずれたところ登っていたようで、ここは本当に道あっている?と慎重に進むことをおススメします(体力かなり削られました)。

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厳冬期・八甲田山・大岳から見る南八甲田連峰

大岳から見る南八甲田連峰

厳冬期・八甲田山・大岳山頂直下

大岳山頂直下。がんばる登りです。

厳冬期・八甲田山・八甲田大岳山頂

ワレ八甲田大岳山頂登頂ス!

厳冬期・八甲田山・大岳山頂からの展望

大岳山頂からの展望。岩木山方面を望む。

厳冬期・八甲田山・左から、田茂萢岳、前嶽、赤倉岳、井戸岳

北側展望。左から、田茂萢岳、前嶽、赤倉岳、井戸岳

厳冬期・八甲田山・井戸岳と噴火口

井戸岳と噴火口

厳冬期・八甲田山・小岳、高田大岳、雛岳

南東展望。右から小岳、高田大岳、雛岳かな?

厳冬期・八甲田山・大岳山頂

 

八甲田大岳山頂(標高1,584m)

 

スノーモンスターとの対決のあとは危険個所はとくになく、山頂に向かって登っていきます。途中、どこかに本来なら「鏡池」という池があるようなのですが、今は雪の下、見つかりませんでした(笑)。そして登山開始から4時間。コースタイムでは2時間ちょっとなので、休憩しながらとは言え大分かかりましたが、八甲田山最高峰の大岳山頂、到着しました。八甲田山は青森県のほぼ真ん中に位置するので、北側には津軽半島と下北半島を眺められるというなんとも贅沢な場所。北側ほかには、陸奥湾、青森湾の手前に青森市の街並み。もっと手前には八甲田ロープウェイのある田茂萢岳や、前嶽、赤倉岳、井戸岳が見えてきます。雪に埋もれてわかりずらかったのですが、井戸岳手前は噴火口ですかね、ありました。南側、まずは南東方面では、いままでずっと背負って登っていた小岳とその奥に高田大岳、雛岳が。視界をさらに真南に移せば南八甲田連峰の山々が見えていました。東面では、これもいつか登りたい。日本百名山である岩木山(津軽富士)。じつは最初から岩木山は見えていたのですが、いや~白い岩木山、カッコいいですね!

 


 

厳冬期・八甲田山・大岳と雪だるま

大岳の雪だるま

厳冬期・八甲田山・高田大岳と雪だるま

高田大岳と雪だるま

厳冬期・八甲田山・岩木山と雪だるま

 

八甲田山の雪だるま

 

北海道の山はまだ登ったことがないので、わたし史上最北端につくった雪だるま。きもち誇らしげな顔をしているように見えます。ほんとう、こんな遠くまできてせっせと雪だるまつくっているなんで、我ながらちょっと頭おかしいんじゃない?と思うのですが、これはこれで楽しいので良しとしましょう(笑)。

 


 

厳冬期・八甲田山・下山開始

大岳山頂から下山開始

厳冬期・八甲田山・南八甲田。左から櫛ヶ峰(上岳)、横岳

南八甲田連峰。左から櫛ヶ峰(上岳)、横岳など。

厳冬期・八甲田山・酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)

酸ヶ湯温泉、山頂付近から見えていました。

厳冬期・八甲田山・南八甲田最高峰、櫛ヶ峰(上岳)

南八甲田最高峰の櫛ヶ峰(上岳)を望む。

厳冬期・八甲田山・仙人岱、硫黄岳。さらに南方には乗鞍岳と赤倉岳

眼下に見える仙人岱。右うしろには硫黄岳。さらに南方には乗鞍岳と赤倉岳。

厳冬期・八甲田山・大岳から見る岩木山

 

南八甲田連峰

 

八甲田大岳からの下山は、正面に南八甲田連峰、左手に小岳、高田大岳、雛岳と。右手には岩木山となんとも贅沢な景観の中を下ります。とくに南八甲田連峰最高峰の櫛ヶ峯(くしがみね)は絵になりますね!山と高原地図いわく「好展望」とのことなので、あちらからこの北八甲田連峰の山々、いつか眺めてみたいものです。さすがに青森は遠すぎるので簡単にはこれませんが、行きたい場所ばかり増えていきますね~。

 


 

厳冬期・八甲田山・本日の核心部(下り)

本日の核心部。下りでは道を間違えなかったのであっさり通れましたw

厳冬期・八甲田山・スノーモンスターにまみれる

スノーモンスターにまみれる。

厳冬期・八甲田山・南八甲田を眺めながらの贅沢な下り

南八甲田を眺めながらの贅沢な下り

厳冬期・八甲田山・硫黄岳の麓に仙人岱避難小屋

硫黄岳の麓に仙人岱避難小屋が見えてきました。

厳冬期・八甲田山・小岳から下山する登山者

いつかはコチラ、小岳にも。

厳冬期・八甲田山・広い空と仙人岱

広い空の仙人岱

厳冬期・八甲田山・再びモンスターの森へ

再びモンスターの森を越えて仙人岱避難小屋へ

厳冬期・八甲田山・スノーモンスター、仙人岱避難小屋

 

仙人岱避難小屋(仙人岱ヒュッテ)

 

山頂から一気に下って仙人岱。仙人岱の先、硫黄岳の麓には、登りのときにはスノーモンスターの大群で隠れ気付きませんでしたが、仙人岱避難小屋(仙人岱ヒュッテ)ありました。酸ヶ湯にそのまま降りるのはもったいない、時間的にまだ少しだけ余裕があるので、ちょっとここに寄り道です。この避難小屋からは、積雪期のみですかね?硫黄岳に登れそうです。ほかにも小岳や今降りてきた大岳もよく見えるので、時間があれば、行ってみてはいかがでしょうか。

 


 

厳冬期・八甲田山・仙人岱避難小屋(仙人岱ヒュッテ)

仙人岱避難小屋(仙人岱ヒュッテ)、ぐるり。

厳冬期・八甲田山・仙人岱避難小屋(仙人岱ヒュッテ)

ぐるりと。

厳冬期・八甲田山・仙人岱避難小屋(仙人岱ヒュッテ)から見た大岳

仙人岱避難小屋からの八甲田大岳。デカい。

厳冬期・八甲田山・硫黄岳

コチラは硫黄岳。

厳冬期・八甲田山・小岳と高田大岳

小岳と奥に見えているのは高田大岳かな?

厳冬期・八甲田山・仙人岱避難小屋と大岳

仙人岱避難小屋と大岳

厳冬期・八甲田山・仙人岱から地獄湯の沢へ

仙人岱から地獄湯の沢へ

厳冬期・八甲田山・地獄湯の沢から見える岩木山

地獄湯の沢からもよく見える岩木山

厳冬期・八甲田山・なんの足跡?

なんの足跡?

厳冬期・八甲田山・雪解け

だいぶ雪が解けてきましたね。

厳冬期・八甲田山・酸ヶ湯へ

酸ヶ湯温泉へ

 

酸ヶ湯温泉へ下山

 

仙人岱避難小屋からは、来た道を戻ります(ピストンですからね)。木々の雪が大分とけてしまいましたが天国のような地獄湯ノ沢。下り一辺倒なので楽ちんです。時折右手に見える岩木山を眺めながら、どんどん標高を下げていきます。そして大岳山頂到着から2時間後、下りとしてはコースタイム通りですかね。のぼりはじめからなら6時間ほどで酸ヶ湯温泉へと無事下山することができました。トータルのコースタイムとしては、2時間オーバーですが、登りの大岳スノーモンスターとの対決で時間を食った以外は、とくに問題はなかったかなと思います(2時間オーバーの要因としては、あまりの絶景で写真撮影、休憩の時間が多くなったからかと(苦笑))。はじめは怖い山なのかな?難易度高いのかな?と構えていた八甲田山ですが、ふたをあけてみれば天候にも恵まれ快調に登ることができました。ただしあくまで天候がカギなのかなとも思える山で、たとえばガスっていたりしたら、目印になるものがなにもない。迷いますねほぼ確実に。寒さも圧倒的だと思うので、計画、準備はしっかりと!です。参考までに、わたしたちのコース、載せておきます。

8:15 酸ヶ湯登山開始 → 9:30 地獄湯ノ沢 → 10:30 仙人岱 → 12:00 八甲田大岳山頂 → 12:50 仙人岱避難小屋(仙人岱ヒュッテ) → 13:19 地獄湯ノ沢 → 14:00 酸ヶ湯下山

 


 

厳冬期・八甲田山・白と青の八甲田山

 

白と青。ただそれだけ。

 

と言うことで、2月の八甲田山の天気はむずかしいと言われる中、この天気をひいたのはかなり神がかっていたのではないか?という満足度120%の山行でした。とくに前半の樹氷の白は圧巻で。一部だけが白いとかじゃないんです。全部が全部、真っ白なんです。暴力的な白、と言いますか、白がバグってると言いますか(もちろん良い意味です(笑))。空の青が白をさらに引き立てていて。こりゃまた来るしかないね、八甲田山と。南八甲田連峰はもちろんですが、次見るなら白じゃなくて赤かな?秋の燃えるような色の八甲田、想像するだけでほんとうもう、たまらんじゃないですか。

 

 


 

今回使用したカメラとレンズ

 

 

 

厳冬期・八甲田山・八甲田小岳を背負って
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