こんにちは。
毎年最低100冊は本を読もうと習慣づけていたはずなのに、めっきり本を読まなくなった、kara(@karalog2018)です。
リモートワーク始めたからでしょうか。わたしの読書時間の大半は電車の中と言うことに気が付きました。
家にいれば家でしかできないことをしたい。そう言えば聞こえは良いんですけどね。ようは寝たり、ゲームをしたり。
あれ?これって自堕落じゃない?山に最近登ってないし、これはマズいと焦っています。
そうでしたそうでした、これは山のブログです。
と言うことで、今日は3月上旬に登った蔵王山。熊野岳と刈田岳に日帰りピストンで登ってきたお話。
暖冬でスノーモンスター👻の話はとんと聞きませんが、はたしていったいどうなることやら。
山のカテゴリ
主な山の基本情報
宮城蔵王・山形蔵王と2県にまたがる活火山。蔵王山と言う名前の山はなく、山形県側にある熊野岳(標高1841m)や、県境にある刈田岳(標高1757.8m)などそれらの山々の総称です。日本百名山、東北百名山に選ばれています。
今回のコースと地図
蔵王ロープウェイ山頂線・地蔵山頂駅から地蔵山、熊野岳、御釜を経て刈田岳をピストンするコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
コースタイムは3時間ちょっと、累計標高差も400mちょっとと難易度は低く見えますが、いかんせん冬山。天気もなかなか恵まれにくいとのことなので、十分注意し臨みましょう。
- 景観 :
冬の蔵王と言うとスノーモンスター👻が一番に出てくるかと思いますが、それだけじゃありません。是非一度、ご覧あれ。
- アクセス:
- 混雑度 :
蔵王温泉、蔵王ロープウェイ・蔵王山麓駅にアクセスしました。ほかのみなさんもよく言いますが、蔵王中央ロープウェイではありません。お間違えの無いようご注意を。
- 標準コースタイム:3時間10分
- コースの距離:9.6km
- 最小標高: 1663m
- 最大標高: 1839m
- 累積標高(登り):418m
- 累積標高(下り):419m
登山記録
08:45 蔵王ロープウェイ・地蔵山頂駅
おはようございます。
今日の蔵王山登山はコチラ、蔵王ロープウェイ・地蔵山頂駅からスタートです。
朝の8:30ちょっと前に蔵王山麓駅からロープウェイを乗り継いで、ここまでやってきましたと。
詳細な時間や価格については蔵王ロープウェイホームページ(クリックすると別窓が開きます)をご覧ください。
メンバーは、いつものhiroone(最近10kmジョギングがんばってます)。
我が家(関東)から2人で交代しながら、車ではるばるやってきました(まあ4、5時間かかりましたよね)。
蔵王は天気が難しいとのこと。この冬はずっ~と天気とにらめっこしていて、晴れ予報でた!と勇んでやってきました。
その甲斐もあってか、地蔵山頂駅出た瞬間、(゚∀゚)キタコレ!!ド快晴!
いや~、日ごろの行いが良くて、ほんとなんかスンマセン♪
開運の鐘、あるなら鳴らそう。カーンとね。
いや~、これ以上「運」があっても困っちゃうな~。
なにせオレら晴れ男だし!
先の方に人だかりがあるので、ちょっとあっちに行ってみようか。
埋もれているの?地蔵尊?
なんでも災難よけ地蔵とのことなので、このたびの山行の無事を祈願しておきましょう。
いや、ねえ。左手がなにかさみしそうだったから・・・。
地蔵山頂駅からは出てすぐ、左右どちらにも山(小高い丘?)がありますが、われわれは右、まずは地蔵山へと向かいます(左は三宝荒神山)。
正直ね、登り口(とりつき口)はわかりずらい。
ロープ跨いで、おそらくどこからでも登れちゃうのでしょうが、前に先行してくださった方がいたので、そのトレースを追っかけました(ありがとうございます)。
開運の鐘、「運」とはいったいなんだったのか。そして天気予報もなんだったのか。
ごめんなさい。調子乗ってスミマセン。
お地蔵さまにちょっとでもダルマをのせるという不謹慎を働いたからでしょうか。
地蔵山登り始めたら、快晴とは無縁の虚無へと突入。。
こりゃアレだね。ホワイトアウトってやつですか?
前の人のトレースたよりに登っていきましたが、あたまの中にははやくも「撤退」の二文字が。
09:19 地蔵山山頂
山頂駅から少し登ると平らな場所へと着きました。
真っ白な棒があり、「まさかこれは!?」とゴシゴシしたら、地蔵山のお名前が。
どうやらここが山頂みたい(あっさり着きました)。
地蔵山お次は熊野岳です。
天気は、微妙。
ちょっと晴れた?と思っていたら(上の写真もすこ~し青空見えてます)、すぐにまっしろなんにも見えない。
幸いにして、地蔵山からの道はゆるやかな広い尾根だったのと、前の人はなんとか見えたと言うことと、氷の柱(木の柱)がそこかしこにあったのと。なんとか迷わず行けました。
とくにね、この氷の柱がほんとうに。いろんな意味で印象深くて。
たどって行けば熊野岳、さらには刈田岳にまで連れて行ってくれるのですが、道しるべと言うだけでなく、これも蔵王山の見どころのひとつと言えるくらいに、どこまでもどこまでも続くこの氷の柱は圧倒的でした。
そんな氷の柱に導かれるまま歩いていくと、白の中から、熊野岳。
大きな姿を現しました。
想像以上に迫力あります。
圧巻の熊野岳🐻。
熊野岳の麓に着くころには、雲がすっかりとれてきました。
やっぱりわたしら晴れ男?
一喜一憂するのはやめましょう。行けばわかるさその時はその時!(晴れなら晴れの、曇りなら曇りの、楽しみ方があるってもんよ!)
再びの虚無。氷の柱に導かれるままに。
言わずもがなではありますが、氷の柱のみに頼るのではなく地図、GPSなど活用して進んで行きましょう。ひどいときにはこの柱も見えないことがあるそうです。
10:09 熊野岳避難小屋
スタートから1時間ちょっとで、熊野岳避難小屋に到着です。
熊野岳はこの避難小屋を経由せず直登する道もあるはずですが、氷の柱にしたがっていくと、この避難小屋経由の道になるみたい(見逃した?)。
ちなみに、小屋はどこでしょう?見当たらない。地図・GPSだとこのあたりなハズなんだけれども。
またここには戻ってくるので、まずは熊野岳山頂へと向かいましょう。
ここの柱は控えめです。わたしたちより背の低い柱。
ひたすらまっすぐな道なので、(目印)見逃さないよう進んで行きましょう。
しばらく進むと社(やしろ)が見えた。
思ったよりも大きい社(やしろ)。
ココが蔵王神社ですかね(モコモコだ~♪)。
10:22 熊野岳山頂
社のうしろに山頂標識。
標高1841m。蔵王国定公園最高峰の、熊野岳山頂到着です。
熊野岳から見る馬の背と、かすかに見える刈田岳(かっただけ)。
左で大きく口をあけているのは蔵王の御釜。大迫力です。
馬の背と、御釜をのぞむ、登山者たち。
御釜、大きすぎる。
コチラは刈田岳麓にあるレストハウス。
これからあそこにも行きますよ。
10:42 熊野岳避難小屋
熊野岳山頂から馬の背に直接降りることもできますが、われわれは一旦避難小屋まで戻ってきました。
最初に来たときは避難小屋を見つけることができなかったのですが、もう少ししっかり探しましょうかね。
来た時にちょっと気になっていた(最初(上)の避難小屋の写真2枚目)、モコっとしたかたまりをぐるっと回ってみると。そうか、オマエか!オマエだったか!
避難小屋、無事に発見ですw(写真がなぜかボヤけてる・・・)
スッキリしました。これで満足。それではさきに進みましょうかね。
下の写真はこれから熊野岳に向かう人たち。
青空もだんだん広がってきたし、いや~、お互い良い日にこれました!
馬の背歩いて刈田岳!
とその前に。ちょっとだけ御釜に近づいてみる。
10:46 蔵王の御釜
はじめての御釜。真っ白な御釜。
世の人に言いたい。「スノーモンスター👻なくたって、蔵王にゃ御釜、ありますよ!」
一見の価値、大アリです。
それではそろそろ馬の背へと。
どこまでも続く氷の柱に導かれて、御釜をぐるっとめぐって行きます。
と、ここまで書いて、今日はお終い。
蔵王山の写真が思った以上にたくさんあって、2回にわけてお届けします。
1回目の今回は、熊野岳。次回は刈田岳のお話ですね(以下リンクから次回の話に進めます)。
こんにちは。気が付いたらGWもあと少し。文字にしてみるとなんとも切なくなっちゃいました。kara(@karalog2018)です。今回は前回の熊野岳🐻から引き続き、蔵王山のお話です。御釜から刈田岳へと[…]
まとめ
深淵を覗く時、深淵もまたあなたをのぞいているのだ。
善悪の彼岸 フリードリヒ・ニーチェ
氷の柱に導かれるまま、歩いた先には大きな御釜が。
御釜の淵を覗いた者は、もう戻ってこれないでしょう。
ほんと蔵王山、サイコーです!だから冬山やめられないッ!(冬山に囚われたものの呟き)
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
ニーチェの「善悪の彼岸」、というかほかの作品も読んだことはありません(汗)
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!