裏銀座縦走感動のフィナーレ・西鎌尾根から槍ヶ岳を登る

こんにちは。

裏銀座縦走の6話目となる今回は、いよいよ大詰め!双六小屋から樅沢岳西鎌尾根を通っての、槍ヶ岳登るお話です。

夏のお盆時期に登ったはずの裏銀座、ブログでここまで引っ張るなんて、ほんと延々引き延ばしちゃいました・・・。

季節はすでに紅葉終わりかけ(11月頭)。夏山に思いを馳せながら、裏銀座のお話行ってみましょう~。

前回のお話

こんにちは。裏銀座縦走の5話目となる今回は、三俣山荘から三俣蓮華岳、双六岳を登って双六小屋に向かうお話。3日目前半戦のお話ですね。3日目はこのあとメインの槍ヶ岳まで登るのですが、いや~この前半戦、天国かな?と思うくら[…]

裏銀座・双六岳の稜線

山のカテゴリ

 

主な山の基本情報

樅沢岳(もみさわだけ)

西鎌尾根の前にデデンと構える標高2755mの山。

槍ヶ岳(やりがたけ)

言わずもがなの槍ヶ岳。日本で5番目に高い標高3180mの山になります。日本名山新日本名山花の名山になりますね。

今回のコースと地図

双六小屋から樅沢岳左俣岳を登り、西鎌尾根を経て槍ヶ岳を登るコースです。

 

登山記録

8:03 双六小屋

前回のブログからだいぶ時間がたっておりますが、双六小屋から再スタートです。

一応振り返ると、この日は裏銀座縦走3日目で、三俣山荘から出発し、三俣蓮華岳双六岳と登ってきました。

そしてこの後のご予定は、

  1. 樅沢岳を登ります!
  2. 左俣岳登ります!
  3. 西鎌尾根から槍ヶ岳を登ります!

と、ついに裏銀座縦走もクライマックス!

いや~ほんとうに長かった。なにはともあれまずは双六小屋から目の前の、樅沢岳を登ります。

 

裏銀座・双六小屋から樅沢岳へ

 

樅沢岳から進行方向左手には、鷲羽岳がよく見えます。

 

裏銀座・樅沢岳からの鷲羽岳

 

こちらは振り返っての双六岳双六小屋です。

双六池も見えますね~。

 

裏銀座・樅沢岳から双六小屋、双六岳

 

8:37 樅沢岳山頂

双六小屋から30~40分。樅沢岳に到着です。

 

裏銀座・樅沢岳山頂

 

山頂標識?(上の写真のものです)から少し歩くと。

 

裏銀座・樅沢岳から槍ヶ岳へと続く稜線

 

またまた山頂標識ありました。こちらの方が正式版かな?

 

裏銀座・もひとつあった樅沢岳山頂標識

 

それでは樅沢岳山頂からの景色をどうぞ。

まずは1枚目(下)南東ですね。槍ヶ岳穂高岳

続いて2枚目南西側です。こちらは笠ヶ岳へと続く道。

 

裏銀座・樅沢岳山頂からの展望(槍・穂高)

裏銀座・樅沢岳山頂からの展望(笠ヶ岳)

 

まだまだ先は長そうです。これから歩く西鎌尾根が、槍ヶ岳まで延々続く・・・。

 

裏銀座・前樅沢岳

 

とここで、今回裏銀座縦走で初となる、雷鳥(ライチョウ)さんとの遭遇です!

あまりお近づきにはなれませんでしたが、お会いできただけでも光栄ですね~。

 

裏銀座・ライチョウ!雷鳥!

 

しばらく斜面をくだっていって、来た道、樅沢岳を振りかえってみる。

雷鳥(ライチョウ)さんは、あそこ、樅沢岳の麓にいらっしゃいました~。

 

裏銀座・樅沢岳を振り返る

 

なんですかね、雷鳥(ライチョウ)さんに会えたのは、これから西鎌尾根歩くわたしたちへの神様からのご褒美でしょうか?

ほんとにあそこ、歩くんですよね?

槍ヶ岳までかなりありそうです・・・。

 

裏銀座・樅沢岳から左俣岳へ

 

なにはともあれ。

今日のゴールはわかりやすい!あのトンガリへレッツラゴー。

 

裏銀座・樅沢岳から左俣岳へ2

 

9:15 硫黄乗越

このあと何度か乗越通りますが、ここは一つ目、樅沢岳左俣岳間の硫黄乗越になりますね。

 

裏銀座・硫黄乗越

 

左手には迫力の硫黄尾根

硫黄の臭いはここからでしたか。風向きにもよるとは思いますが、野口五郎から水晶岳へ、歩いてるときも臭がしてました。

 

裏銀座・硫黄尾根(赤岳・硫黄岳)

 

硫黄乗越からお次の場所は、左俣岳ひとつ手前の、目の前にちょこっととんがっている、硫黄ノ頭に向かいます。

 

裏銀座・硫黄乗越から硫黄ノ頭へ

 

硫黄ノ頭は巻いて行く。

 

裏銀座・硫黄ノ頭は巻いて行く

 

すると目の前に、左俣岳

 

裏銀座・左俣岳

 

左俣岳越えて行くと、目の前には二つ目乗越左俣乗越見えてきました。

 

裏銀座・左俣岳から左俣乗越へ

 

10:02 左俣乗越

 

裏銀座・左俣乗越

 

アップダウン、続きます。

目の前に見えてる高いところは名もなきピーク、2648mピーク

 

裏銀座・左俣乗越から2648mピークへ

 

この2648mピークあたりから、だいぶペースが落ちてきました・・・。

地味にアップダウン、効きますね、の穂先はまだまだ先ネ・・・。

 

裏銀座・左俣乗越から2648mピークへ2

 

そんな疲れがでてきたこのあたりから、西鎌尾根の核心部へ突入。

まずはコチラ、発射台みたいな急坂です。

砂利すべらないように気を付けながら、重い体を引き上げ登ります。

 

裏銀座・西鎌尾根核心部

 

岩がゴツゴツ細尾根です。

歩いている分にはそこまで危険は感じませんでしたが、油断は大敵。

気を引き締めて行きましょう。

 

裏銀座・西鎌尾根核心部2

裏銀座・西鎌尾根核心部3

 

雪とかあったらいやらしそうな、トラバースしている道もあったり、西鎌尾根は続きます。

 

裏銀座・西鎌尾根核心部4

 

だいぶが近づいてきた?

 

裏銀座・もう少しで千丈乗越

 

11:36 千丈乗越

まだまだ西鎌尾根続くのかしら?なんてことを考えてたら、千丈乗越到着しました。

左俣乗越から1時間30分。ほぼほぼコースタイム通りです。

 

裏銀座・千丈乗越

 

千丈乗越から来た道、西鎌尾根振り返る。

こうやって見ると、なかなかスゴイ道歩いてますね~。

 

裏銀座・西鎌尾根を振り返る

 

千丈乗越でしっかり休憩とったあとは、最後のお山、槍ヶ岳へと向かいます!

 

裏銀座・槍ヶ岳へと続く急登

 

壁のような、急登ず~っと登ります。

ここは本当に笑っちゃいました。

なんだこれは、ほんとにわたし登れるの?って。

 

裏銀座・槍ヶ岳へと続く急登2

 

の文字に励まされながら、一歩一歩登って行くと。

 

裏銀座・槍ヶ岳へと続く急登3

 

ついにここまでたどり着きましたッ!

あんなに!

遠くに!!

見えていた!!!

の穂先が目の前にぃぃぃ!!!!

 

裏銀座・槍ヶ岳!!

 

の穂先の脇を通って。

 

裏銀座・槍ヶ岳の脇を登ります

 

12:38 槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳山荘、ついに到着です~(しんどかった・・・)。

この日はとんがりコーンと槍ヶ岳山荘がまさかのコラボしておりまして、われらがヒーローhirooneさんも、記念写真、パシャリと一枚。

 

裏銀座・槍ヶ岳とトンガリ男

裏銀座・槍ヶ岳

 

もうお昼時だったからですかね、槍ヶ岳山荘テント場一杯で。

登ってからひとつ下の、殺生ヒュッテにテント張りに行くか、テント張ってからに登るか。

昨日の反省を活かすならば(三俣山荘)、まずはテント場確保すべき!

と言うことで、一旦は後回し。殺生ヒュッテに下って行きます。

 

裏銀座・殺生ヒュッテへ

 

13:36 殺生ヒュッテ

無事にテント場確保して(しかも平らな場所にテントが張れた!!)、ご飯も食べて、ゆっくり休憩。

あとはを登るだけ。急ぐ理由はございませんッ!

 

裏銀座・殺生ヒュッテ

 

14:48 殺生ヒュッテ

1時間、しっかり休憩完了。

それではそろそろ行きますか~。

 

裏銀座・殺生ヒュッテから槍ヶ岳へ

 

15:16 槍ヶ岳山荘

あれれおかしいな?ガスってますか?

いやいや上は晴れているはず!!

 

裏銀座・槍ヶ岳アタック!

 

ハシゴを登るhirooneさん。

すいすい先に進めます(普段は本当に混んでいて、渋滞しているはずなんですが・・・)。

 

裏銀座・槍ヶ岳アタック!2

裏銀座・槍ヶ岳アタック!3

 

15:50 槍ヶ岳山頂

あっちゅ~まに槍ヶ岳山頂!

ついに裏銀座も終わりを告げる!

 

裏銀座・槍ヶ岳山頂

 

景色はなにも聞かないで・・・。

下の写真見りゃわかるはず。それは空いてるよね見えないんだもん(言っちゃった)。

ちなみに下の写真に写っているかたは、なんと北鎌尾根から登ってきた方です!

いや~スゴイ、北鎌尾根か。登ってくる方いるんですね~!!

 

裏銀座・北鎌尾根からの来客

 

16:30 槍ヶ岳山荘

なにはともあれ槍ヶ岳登頂。裏銀座全山登頂完了。

 

裏銀座・槍ヶ岳山荘

 

17:03 殺生ヒュッテ

そしてマイハウス(テント)へ無事帰還です。

 

裏銀座・殺生ヒュッテ

 

あとはぐっすり眠るだけ~。明日は上高地に下山です~♪

と言うことで、今日も一日お疲れ様でしたっ!

まとめ

今回は3泊4日裏銀座縦走の3日目後半戦、ついに!ついに!槍ヶ岳

西鎌尾根はスゴかった(語彙力)。槍ヶ岳はガスってた(涙)。

なにはともあれ裏銀座、全山縦走ほんとうにできた!

最初はほんとうにできるのかしら?なんて思っていましたが、人間ってスゴイですね。

歩けるもんです裏銀座。もちろん計画、準備はしっかりと!ですし、天候にも大いに助けられました。

パートナー(hiroone)いるってことも大きかったですかね。一人じゃ途中でめげてたかもです。

なにはともあれ長かった、裏銀座縦走もついに終了~(上高地下山編、一応ブログに書きますが)。

では、また~!

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