銀山平から皇海山
[山域] 北関東 [CT] 12時間37分 [距離] 26.4km [登り] 2,399m [下り] 2,400m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は去年6月に登った栃木県と群馬県またがる足尾連山の主峰、皇海山(すかいさん)のお話です。
皇海山は自身2回目になりますね。1回目は群馬県側の不動沢コースからで、登山口の皇海橋までのロングダート、栗原川林道でパンクしないかとドキドキでした(笑)。
正直その栗原川林道の思い出くらいしか残っていなくて「本当に百名山に選ばれた山なの?」と言う感があったのですが、山の相方hirooneさんが「皇海山に登ってみたい」と言うことで、再チャレンジで行ってきました。
ただし今回はドキドキ栗原川林道は通れないとのことなので、深田久弥先生も登ったクラシックルート、信仰登山の三山駆けですね。銀山平から庚申山~鋸山~皇海山のコースで歩いてきました。
ヤマレコのコースタイムは18時間越えと言うある意味コチラもドキドキな、長い山行のはじまりです!
04:49 AM 庚申山荘
庚申山荘(こうしんさんそう)
ロングコース、長い一日となるので早めの出発。銀山平の登山口を日が昇る前、2時55分に出発です。
コースとしては最初しばらくは車道歩き。庚申川に沿って庚申渓谷を進みます。途中「坑夫滝」や「天狗の投石」などというポイントがあるのですが暗すぎてなにも見えません(苦笑)。
出発してからちょうど1時間くらい経った頃、ようやく本格的な山登りの開始ポイント、真っ赤な鳥居が夜でも目立つ「一の鳥居」に到着しました。
一の鳥居からは傾斜のゆるい登り坂。道も整備され歩きやすい道が続きます。途中には鏡岩、夫婦蛙岩、仁王門などの巨石と旧猿田彦神社跡などのポイントがあり、さらに進むこと1時間。自分の想像よりもはるかに大きい、立派な山小屋「庚申山荘」に到着しました。
庚申山荘裏手から登ります
ガシガシ登って行きましょう
岩好きにはたまらない。巨石が目立つ庚申山
庚申山山頂(標高1,892m)
通常であれば庚申山荘に一泊して、満を持して登るのが良いのでしょうが、わたしたちはそのまま先へと進みます。
ここからいよいよ修行のはじまりです。三山駆けの一座目「庚申山」を目指しましょう。庚申山荘から庚申山に至る道は以下ふたつです。
- お山巡りコースから庚申山
- 最短コースで庚申山
わたしたちは迷わず最短コース、庚申山荘の裏手から庚申山を目指すことにしました。下山してから思うのは「どうせ長い、キツイならいろいろ見どころのある方を歩いたほうが良かったね」だったのですが後の祭りと言うところでしょうか。
わたしたちは見れませんでしたが、お山巡りコースに進むと吊橋があったり「鬼の耳こすり」、「庚申の岩戸」など見所たくさんあったようです。とは言えわたしたちが通った最短コースも奇石、巨石のある趣のある道のりで、なかなか雰囲気のある、登りごたえのある登山道でしたよ。
なのでこれからはじめてクラシックルートで皇海山を登るのだ!と言う体力自慢の方は「お山巡りコース」で、皇海山にできるだけ楽に登りたいと言う方は「最短コース」をお進みください(そのままですね)。
そして庚申山荘から1時間かからないくらいですかね。三山駆け1座目「庚申山」に到着しました。
庚申山展望地から見た皇海山
鋸山と皇海山。これからあそこまで行くのです
庚申山から皇海山の稜線
06:54 AM 薬師岳
日光方面。中央に見えるのは男体山、女峰山かしら?
皇海山もまだまだ遠い
迫力満点の鋸山
鋸山の途中から今日歩いてきた道を振り返り見る。絶景かな!
鋸山山頂(標高1,998m)
庚申山お次は鋸山(のこぎりやま)。怒涛の鋸11座、破線ルートのはじまりです。鋸11座と言うだけあって、飽きるほどアップダウンが繰り返されます。
庚申山からはじまり、御岳山、駒掛山、浮雲山、地蔵岳、薬師岳、白山、蔵王岳、熊野岳、剣ノ山、最後に鋸山と続きます。
山頂標識はところどころにあるようで、わたしが見つけられたのは「薬師岳」と「白山」。他の方のブログやYAMAPなど見ると「浮雲山」も山頂標識あるようですが、はたして全部そろっているのか。いつか誰かに調べてもらいたい(他力願望)。
道のりとしてはやはり破線ルートなので、楽な道ではありません。樹林帯の細尾根が続きます。とくに6峰「薬師岳」から「鋸山」までのアップダウンが今回一番の難所なので、十分注意しながら進みましょうね。
鋸山まで登ってこれたら今日一番の絶景が待っています。と言うか正直今回の山行は8割がた樹林帯、展望なしの道なので、庚申山から鋸山の間くらいしか景色がありません。。
っと、展望のご紹介つづきです。鋸山山頂からは、正面にはこれから向かう皇海山が。そのうしろから視線を右にずらしていくと、奥日光ですかね。日光白根山から男体山など日光の山々が見渡せました!
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鋸山山頂から見た皇海山
08:19 AM 不動沢のコル
あともうちょっと!皇海山山頂へ
皇海山の青銅の剣(本日2本目)
08:52 AM 皇海山山頂
皇海山山頂(標高2,143.6m)
鋸山山頂からは一気にくだって不動沢のコルへ。ここは前回の皇海山登山の開始地点、皇海橋からのコースとの合流地点です。今はここを下っても栗原川林道が閉鎖されているそうなので間違わないようにご注意ください。
不動沢のコルから皇海山山頂までは深い樹林帯を登りましょう。立派な青銅の剣が見えてきたら山頂はあと少し。三山駆けついに完了ですね!
皇海山山頂の展望は、・・・。看板がたくさんあるのでそれをたくさん見てやってください。
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不動沢のコルから見た鋸山(やっぱりノコギリ)
下山のために、再び鋸山山頂へ登り返し
鋸山山頂からの皇海山、見納め(雲がかかってきちゃいましたね)
13:16 PM 天下の見晴
13:36 PM 庚申山荘へ帰ってきました
庚申七滝
皇海山クラシックルート三山駆け
皇海山からの下山は一度鋸山に登り返して、そこからは女山~六林班峠方面へと進みます。
鋸11座のような細尾根のアップダウンはないのですが、とにかく笹に悩まされる道。笹で道がわかりずらい、笹で道が歩きずらいと。だれかが笹を刈ってくれたら劇的に歩きやすくなるような気はするのですが、これは我儘と言うものですね。
六林班峠を越えてからは、鋸山をトラバースするように進みます。境沢など何回か沢を渡る箇所がありますが、基本は延々と似たような道を歩きます。正直飽きてきてしまう道のりですが、崩れている場所もあるのでご注意ください。
庚申山荘までくれば、あとは来た道下るだけ。またまた長いのが難点ですが、ここまでくればひと安心。長かった三山駆けもついに終了です。
と言うことで今回のまとめ。
皇海山2回目登山は銀山平からクラシックルートを使って庚申山~鋸山~皇海山の周回でした。
一度目の皇海山では「本当に百名山?」と言う状態でしたが、このルートを歩いたら納得ですね。展望はたしかにほかの山に比べればないかもしれませんが、バリエーションが豊富でなにより達成感が半端ない。
また登るか?と言われたら「しばらくいいや」になりますが、いつかまた忘れたころに行ってみようかな(お山巡りを)。
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