日本百名山イチ渋い山!?晩秋の皇海山、鋸山を不動沢から日帰り登山

こんにちは。

今回は名前がかっこいい皇海山(すかいさん)の山行です。

日本名山制覇を目指す身としては、関東にあるこの皇海山は早めに行っておきたかったところ。

ですが、地味だ、アクセスが悪いだなんだかんだで、なかなかふんぎりつかなくて。

今日までのびのびになっていました。

でその皇海山。アクセスが悪い最大の原因である栗原川林道が、どうやら一般車でも行けるようになったとか。

ならば紅葉の時期でもあるし、ちょっくら行ってみましょうか!と言うことで。

皇海山に今回は登ってきました!

山のカテゴリ

 

主な山の基本情報

皇海山(すかいさん)

標高2143.6mの栃木県日光市と群馬県沼田市の境にある山。こちら火山なんですね。そして日本名山のひとつに数えられます。

今回のコースと地図

皇海橋から二俣を経て不動沢のコルへ。その後、皇海山(標高2143.6m)鋸山(標高1998m)を登り皇海橋へと下るコースです。

  • 技術度 :
  • 体力度 :

不動沢コースは6時間ちょっと。沢沿いずっと登ります。

  • 景観  :

皇海山からの展望は望めません。鋸山ならば!

  • アクセス:
  • 混雑度 :

関越自動車道沼田ICで高速を下り、栗原川林道を通って皇海橋へアクセスします。

  • 標準コースタイム:6時間20分
  • コースの距離:8.4km
  • 最小標高: 1366m
  • 最大標高: 2148m
  • 累積標高(登り):919m
  • 累積標高(下り):920m

 

登山記録

06:04 皇海橋

こんにちは。

今日はこちら、皇海橋からスタートです。

群馬随一のロングダートと呼ばれる栗原川林道を、パンクしないよう慎重に、1時間くらいかけてやってきました。

ちなみにその栗原川林道。悪路だ悪路だ言われていたのでけっこうビビっていましたが、走ってみたらまあ行けた。

八ヶ岳美濃戸口美濃戸くらいの道ですね(ただしこちらは1時間以上走ることになりますが)。

乗ってた車はプリウスα。

最低地上高145mmですかね。とくに下はこすらずにこれました。

と言っても悪路であることにはかわりはないので、沼田市のHPから状況確認してから行ってみてください。

 

皇海山・皇海橋

 

06:08 皇海山登山道入口

皇海橋を渡るとすぐに、皇海山登山道入口ありました。

今日はここから登ります。

他にも銀山平から庚申山(こうしんざん)を経由して皇海山に登るクラシックルートもありますが、こちらは栃木県最強のコース(山のグレーディング「D」)なので、次回以降にしときます(ビビってる)。

 

皇海山・皇海山登山道入口

 

反対側から日が昇る。なかなかきれいな朝日です。

天気予報では午後からくもり。

晴れているうちに皇海山登ってしまいましょう。

 

皇海山・皇海山からの日の出

 

ちなみに今日はソロ登山。

だれもいなくてさみしい感じ。

皇海橋の駐車場には車が5台くらいとまってたんですけど、人にはだれにもあっていない。

渋い山です皇海山、静かな山行楽しめますね。

 

皇海山・皇海山、静かな山行楽しめます

 

今回のコースは、不動沢コースというところ。

沢沿いずっと登ります。

 

皇海山・皇海山不動沢コース・沢渡り

 

岩がゴロゴロしてますね~。

ちょいちょい看板ありますが、道がちょっとわかりずらいので気をつけながら登りましょう(ほんとうに沢沿いずっと行けばつくのですが)。

 

皇海山・皇海山不動沢コース・岩がゴロゴロ

 

水もほとんどなくなって、あらい感じの道を行く。

このあたりからは傾斜がけっこうキツイです。

ペース配分しっかりしながらしっかりしっかり登りましょう。

 

皇海山・皇海山不動沢コース・傾斜がキツくなってきた

 

写真の場所から急坂です。

ロープをたどって登ります。

前日雨がふっていたのか足元けっこうぬかるんでいて、登りにくいったらありゃしない。

 

皇海山・皇海山不動沢コース・急坂

皇海山・皇海山不動沢コース・急坂をロープ頼りに登ります

 

07:20 不動沢のコル

急坂なんとか登りきると。

本日ゆいいつ視界がひらけた不動沢のコルに到着しました。

 

皇海山・不動沢のコル

 

不動沢のコルから見えた、鋸山(のこぎりやま)

ほんとうのこぎりみたいな山容。ギザギザしている山ですね。

 

皇海山・不動沢のコルからの鋸山(のこぎりやま)

 

コルからは、皇海山鋸山に向かえます。

まずは本日の目標である、皇海山山頂へ向かいましょう!

 

皇海山・不動沢のコルから皇海山山頂へ

 

にしてもほんと、だれにも会わない。

さみしいさみしいボッチ登山。

 

皇海山・ボッチ登山

 

そして、あいかわらずの樹林帯。

コルからは、少しは展望ひらけるのかな~?

なんて淡い期待を抱いていたのですが、いつまでたっても展望ゼロ。

渋い山だぜ皇海山

 

皇海山・渋い山だぜ皇海山!

 

いぶし銀だな~なんてことを考えながら歩いていると。

向こうから人が、やって来たじゃあ~りませんか!

今日はじめての人類です!!

 

皇海山・どこまでいっても樹林帯・岩場

 

「だれもいませんね~」

「今日どちらからですか?皇海橋からですか?」

栗原川林道、パンクしないか怖かったですよね~」

なんて言う、皇海山ではテンプレートと思われる(ひさびさの)会話を楽しみます。

ですが残念。時間は有限です。

人類とのつかのまの邂逅もそこそこに、わたしは樹林帯へと戻らねばなりません。

うしろ髪ひかれながらも別れをつげて、先へ先へと進みます。

 

皇海山・どこまでいっても樹林帯・岩場2

 

再びもどったボッチ登山。

樹林帯を進みましょう。

 

皇海山・岩場をこえても樹林帯

 

あれ?

なにか剣がささってる。

もしかしてこちらが山頂ですか?

 

皇海山・青銅の剣

 

07:57 皇海山山頂

大体よくある山頂って、最後ぐぐ~っと登りがあって、やった~!山頂!がんばった~!!

じゃないですか。

でもこちらの皇海山、あれ?え?これって山頂ですか?

っていう、歩いていたら普通についちゃう山頂。

今まで名山で登った中でも、地味な山頂ベスト3に入るかも(あくまで山頂のみの話です)。

  1. 皇海山
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苗場山・苗場山

 

皇海山・皇海山山頂

 

なにはともあれ皇海山

日本名山48座目登頂です!

 

皇海山・日本<span style=百名山48座目皇海山” width=”1024″ height=”683″ />

 

栃木名山標識ですね。

手作り感が満載です。

ちなみにこちらの山頂には、渡良瀬川水源碑もたってます。

 

皇海山・栃木<span style=百名山皇海山” width=”1024″ height=”683″ />

 

不動沢のコルまでもどりましょう。

お次は鋸山に登ります。

にしても天気があやしくなった。

ガスって視界が悪いです。

 

皇海山・皇海山山頂から不動沢のコルへ

 

08:24 不動沢のコル

再びの不動沢のコルです。

最初は鋸山見えてましたけど今はなんにも見えません。。

 

皇海山・再びの不動沢のコル

 

不動沢コースからの皇海山は、ほんとうに展望がなくて。

ゆいいつ今回の山行で皇海山の姿をきれいに見えるのが、今登っている鋸山からの眺望だそうです。

ガスってきているので非常に不安ですが、見えると信じて登りましょう。

 

皇海山・不動沢のコルから鋸山へ

 

鋸山へはアップダウンを繰り返します。

のこぎりの歯のギザギザを歩いてるのかな?

 

皇海山・鋸山登頂中

 

お~っと岩場がありました。

なかなか大変な岩登り。

ロープつかって登りましょう。

 

皇海山・鋸山・ロープ登り

 

ロープ、ロープ、ロープです。

けっこう急な登りです。

岩が湿っててちょっとあぶない。

落ちないように集中しましょう。

 

皇海山・鋸山・ロープ!ロープ!ロープ!

 

もうすぐ鋸山頂上ですかね!?

 

皇海山・もうすぐ鋸山頂上ですか?

 

08:50 鋸山山頂

はい!鋸山頂上到着!

ここはけっこうがんばる登り。

達成感がありますね!

 

皇海山・鋸山頂上

 

栃木名山・鋸山

こちらも手作り感満載です。

 

栃木<span style=百名山鋸山頂上” width=”1024″ height=”683″ />

 

鋸山からの皇海山をどうぞ!

ハハっ。

やっぱり雲の中ですか。。

 

皇海山・鋸山からの皇海山

 

鋸山からの不動沢

きれいな黄葉してますね~!

ガスがもう少しはれてれば、けっこう絶景なんだろな~。

 

皇海山・鋸山からの不動沢

 

09:22 不動沢のコル

三度(みたび)来ました不動沢のコルです。

ややっ!

人がたくさんいます!!

 

 

それから不動沢を下山しましたが、けっこう人にあいました。

最終的には、30人くらいにはあったんじゃなかろうか。

なんだけっこう人気があるのね!

 

皇海山・不動沢を下山・すべりやすいのでご注意を

皇海山・不動沢を下山・石落とさないようご注意を

 

鋸山の頂上から見えてた黄葉のあたりですかね。

 

皇海山・黄葉の不動沢

 

黄金色の絨毯の上を歩いているみたい。

 

皇海山・不動沢の黄金色の絨毯

 

いや~、これはきれいです!

行きは登ることに集中しすぎたってのと、まだ暗かったからですかね、気づきませんでした。

なかなかどうして。

地味じゃないじゃん皇海山

 

皇海山・不動沢の黄金色の道

 

そのあとも、黄葉の不動沢をまんきつしながら、いくつかの沢を渡っていくと。

 

皇海山・不動沢を下山中

 

登山口のゲートが見えました!

 

皇海山・皇海山登山口のゲート

 

10:26 皇海橋

皇海橋に到着です!

こちらもあらためて眺めてみると、けっこう黄葉してるのね~。

 

皇海山・黄葉の皇海橋

 

皇海橋からの渡良瀬川(になるのかな?)。

黄葉まっさかり!きれいですね~。

 

皇海山・皇海橋からの渡良瀬川

 

順番逆になってしまいましたけど、登山届はこちらで出します。

 

皇海山・皇海山、登山届はこちらから

 

登山記録記載場所はこちらです。

写真ひだりは男子トイレになっていて。

記載している人がいた場合は、ちょっとトイレ使えませんね。。

ちなみにわたしは登山届、電子申請していきました。

人にもよるのでしょうけれど、わたしは紙より電子です。

 

皇海山・登山記録記載場所

 

なにはともあれ無事下山!

これから栗原川林道がんばります!

 

皇海山・栗原川林道へ

 

今日も一日、お疲れ様でした!

まとめ

今回は日本名山のいぶし銀な山、皇海山の山行でした。

不動沢コースからの皇海山は、やはりクラシックルートに比べれば楽に登れるコースのようです。

ですが森林限界を越えない、景観がガスっていたというダブルパンチで展望がまったくなく、非常に残念な山行となってしまいました。

よくも悪くも一番の盛り上がりどころは栗原川林道。。

次回は栗原川林道とは違う意味で大変そうではありますが、銀山平からのクラシックルートでリベンジしたいと思います!

勝手に採点

わたし勝手に今回の山行を採点しました!

  • 満足度 :

晩秋の皇海山!黄葉きれいな山でした!

 

皇海山・皇海山山頂標識

 

以上、本日の山行記録でした。

ではまた!

雲の中の皇海山
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