こんにちは。
今回は3月末の雲取山の山行です。
いつもは5月以降、夏に登ることが多い雲取山。
今回この時期に登ろうと思ったのは、雪のある雲取山を見てみたい!と言うことと、この3月末日で閉鎖してしまう奥多摩小屋に、別れを告げようと思ったからで。
わたしもはじめてのテント泊デビューは雲取山で、東京にお住いの方はこの雲取山からテント泊デビューしたよ!であったり、奥多摩小屋で小屋泊デビュー!なんて言う方も多いんじゃないのかな。
さらに奥多摩小屋は60年も営業していたそうでして。たくさんの方が泊まって、そしてそこから出発していった、なんとも思い出深い場所なのです。
ありがとう奥多摩小屋!お疲れ様でした奥多摩小屋!
と言うことで、今日の山行スタートです!
山のカテゴリ
主な山の基本情報
東京都で一番高い標高2017mの山。日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山、山梨百名山に選ばれています。
今回のコースと地図
小袖駐車場から七ツ石小屋、七ツ石山(標高1757.3m)、奥多摩小屋を経て雲取山(標高2017.1m)をピストンするコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
3月末は残雪期なので、軽アイゼン、もしくはチェーンスパイクなど必ず持っていきましょう。
- 景観 :
七ツ石山から雲取山へと続く尾根は、広々してて気持ちが良い!
- アクセス:
- 混雑度 :
3月末は、ビックリするほど空いていました。こんなに空いてる雲取山、はじめてかもしれません。
- 標準コースタイム:9時間25分
- コースの距離:21.7km
- 最小標高: 743m
- 最大標高: 2015m
- 累積標高(登り):1357m
- 累積標高(下り):1347m
登山記録
06:29 雲取山登山口
天気はくもり。
2017年ぶりとなる、奥多摩・雲取山に今日は来ました。
残雪期、雪があるときに雲取山に登るのはじめてで、どんな景色が広がってるのか今からとても楽しみです。
と言うことで、鴨沢から車を走らせ、小袖の駐車場に車を停めて、登山口へとやってきました。
鴨沢から小袖の駐車場に車で行く場合は、東京側からですと、バス停過ぎたところから入らないと、曲がり切れませんのでご注意を。
大きなUFOの看板に見送られ、登り尾根へと入ります。
まずは堂所へと向かうのですが、ここがコースタイムが長いこと長いこと。。
1時間45分の単調な、杉の樹林帯が続きます。
がんばって歩かにゃならんな~、なんて思って歩き出したら、そこには想定外の景観が!!
なんともま~幻想的な景色ですこと!
前日遅くまで雨降っていたからか、朝霧と木々の間から差し込む朝日が絶妙にマッチして、神秘的な景色になっています。
普段は本当に単調な道なのですが、今日は何度も立ち止まり、パシャパシャ写真を撮っていました。
人も少なく静かな道で、いつまでもここに留まって居たいくらい。
だいぶ日差しが強くなって。
木々の間から、溢れんばかりの朝日が見える。
こういう時間って大好きなんです。
やわらかな雰囲気、あたたかな雰囲気、最高ですね!
07:32 堂所
はぁはぁ(*´Д`)しながら歩いていたら、一時間ちょっとで堂所。
飽きずにここまでこれました(しかもだいぶ巻いている)。
まずいなこれって。あとで確実にバテるペースで来ちゃってますか?
ペースを一旦ここで落として、ゆっくり登っていくことにしましょう。
鴨沢からのコースは堂所までは歩き易いゆるやかな登り坂なのですが、以降はけっこう登っていきます。調子にのって早く歩き過ぎると、往復20km以上あるこの道、後半戦大変なことになりますね。ペース配分気を付けましょう。
堂所からは、マムシ岩を通り越し、ってそうそう!
雲取山、2年前より看板増えてて。
入口のUFOも良かったけれど、平将門迷走ルートと言うところどころに立ててある、説明の看板がおもしろい(ためになる)。
実物はあえてのせません。是非とも歩いて見てみてくださいw
08:13 七ツ石小屋
そして堂所から、30分ちょっと登ったところで、七ツ石小屋に到着しました!
ちなみにここまでまったく雪はなし。
アイゼン履かずにこれました。
こちらは七ツ石小屋のテント場ですね。
なんでも4月以降の「指定日」は、テン泊も予約制になるそうなので、行かれる方はご注意を。
こちらは七ツ石小屋にあった、近隣の山々の山頂標識。
雲取山に飛龍山(大洞山)などいろんな標識あっておもしろい。
休憩もそこそこに、七ツ石小屋からお次を目指す。
次に向かうは七ツ石山です。
ここもしっかりと登って行きます!
ほんと堂所までは緩くて長い坂道ですが、そこからさきはけっこうキツイ。
がんばって登って行きましょう。
08:33 七ツ石神社
七ツ石神社、到着です。
って、あれれ?こんなのありましたっけ?
何度かここは通ってますが、やけに立派な神社じゃないか。
全然記憶にないのだけれど、とちょっと調べてみたところ、去年、2018年の11月に丹波山村地域おこし協力隊の方や七ツ石小屋の小屋番さんなど、さまざまな方の協力もあって、再建されてたみたいです!
詳細は、七ツ石小屋のこちらのブログを。こういう動きってすばらしいよね。
ほんと感謝、感謝です。
七ツ石神社から少し進めば、七ツ石山山頂到着です。
08:36 七ツ石山山頂
ここからちょっと雪ありました。
だけど雪だるま⛄つくれるほどではなく。
まだまだ先は長いので、サクッとお次に進みましょうか。
とその前に。
こちらは七ツ石山からの雲取山です。
真っ白!ってわけではなさそうですが、少しは雪は残っているかな?
08:49 ブナ坂(ブナダワ)
七ツ石山からこのブナ坂(ブナダワ)はけっこうな急坂を下ります。
ところどころ凍ってたので、転ばないよう気を付けておりましょう。
(そこそこ尾根が広いので、駆け下りちゃったりできるんですよね)
ブナ坂からは広いひろ〜い尾根歩き。
目の前にはダンシングツリー。
今日も元気にくねっています。
向こうに見えるは飛竜山かな?
まだ未踏の山ですが、いつかあちらも歩いてみよう。
09:10 ヘリポート(五十人平)
五十人平のヘリポート。
雪はだいぶ、溶けてます。
七ツ石山は雪がちょこっと残っていたけど下ってきてからはまったく雪なし。
お〜い雪や〜い、でておいで〜。
カラフルなテントがお出迎え。
本日目的地のひとつである、奥多摩小屋のテント場到着です。
多分コチラの人たちは、奥多摩小屋最後のテント客。
奥多摩小屋正面に鎮座する、トトロですかね?置物です。
最後まで正体不明なこいつでしたが奥多摩小屋なくなったらどうなるんだろう。
09:14 奥多摩小屋
そして、コチラが本日3/31、60年の歴史に幕を閉じる奥多摩小屋になりますね。
結局わたしはこの小屋自体には泊まることがなかったので、名残惜しいと言えば名残惜しい。
09:24 ヨモギノ頭
奥多摩小屋からはすぐに急登がはじまり、そこを登りきるとこちら、ヨモギノ頭。
下の写真はヨモギノ頭からの七ツ石山とそこへと至る稜線ですね。
こちらをずっと歩いてきました。
09:37 小雲取山
小雲取山の急坂こちら。
奥多摩小屋から雲取山山頂は、急登、急登、急登です。
奥多摩小屋がなくなっちゃうと、七ツ石小屋からこちら(雲取山)まで、結構長くなっちゃいますよね。。
小雲取山を登りきったあたりから、雪が徐々に増えてきました。
アイゼン履かずに来れましたけど、不安な方は、装着してから登りましょう。
雲取山頂避難小屋。
ようやくゴールが見えてきました。
っとここでちょっとしたエンカウントが。わたしを山に引き込んだ、大先輩とここで遭遇w。
さすがに早い御仁でして、もうすでに山頂登って下山。
いや〜、そんなこともあるもんですね、山でバッタリ会うなんて!
10:00 雲取山山頂(山梨県)
そしてなんやかんやで山頂到着。
こちらが山梨県側の、雲取山山頂にございます。
10:10 雲取山山頂(東京都)
こちらはそこからちょっと離れた東京都側の雲取山山頂。
雲取山の山頂の、雪はなんかモチモチしてて、雪だるま⛄️が作りずらい。
さらさらパウダーも(固まらなくて)難しいけど、モチモチも(すぐ固まっちゃうので)難しい。
10:21 雲取山頂避難小屋
なにはともあれミッションコンプリート(山頂で雪だるま⛄️を作るミッション)!
お腹も空いてきたことですし、山頂避難小屋で小休憩。
こちらは山頂避難小屋からの展望ですね。
雪はそこそこ残ってました。
休憩終わったら下山です。
まずは奥多摩小屋まで戻りましょう。
11:01 奥多摩小屋
帰ってきたら、この看板が。ついにこの時やってきました。
本当におつかれさまでした、奥多摩小屋。
本当にありがとう、奥多摩小屋です。
奥多摩小屋は今後、テント泊、トイレの利用ができなくなり、また七ツ石小屋も4月以降の「指定日」はテン泊も予約制になるそうなので、行かれる方はご注意ください。
ダンシング・ダンシング・ダンシング。
羊をめぐるなんちゃらの、村上春樹っぽく言ってみた。
(とくに深い意味はない)
仲睦まじいご夫婦と、七ツ石山のお姿です。
行きに七ツ石山登ってきたので帰りはスンマセン、巻いてきます。
12:44 雲取山登山口
そして堂所、杉の樹林帯下って行って、UFO・登山口へと無事帰還。
ちなみに今日はこちらを持参。
晴守り!になりますね。
日本で唯一の気象神社で先日ゲットしてきたものです。
なぜか下山後快晴になると言う、、次回は効果、もっと早くに!!
なにはともあれ、無事下山。
奥多摩小屋の最後も見れたし今日も一日お疲れ様でした!
まとめ
今回は3月末日のさようなら!奥多摩小屋!の山行でした。
わかっちゃいたけどなんだか寂しい。
建物自体はどうなるのかな。ずっと残っていればいいけど。
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
奥多摩小屋、本当に、本当にお疲れ様でした!
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!