こんにちは。
ひさびさ、1ヶ月ぶりくらいの更新になりますね。
プライベートで引っ越しやらなんやら、しかも引っ越した先でネット激遅と更新がなかなかできませんでした。。
そんな1ヶ月の間にも、山はちゃんと?行ってます。
どこに行ってきたのかと言うと、前々から目標にしていた北アルプスにある秘境、日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平に行ってきました!
「秘境」と言うなは伊達じゃない。どのルートで行っても2泊3日くらいはかかるのです。
まとまった休みじゃないと平日働いている社畜なわたしにゃまさに秘境、遠いです。
そんなわたしにもようやくチャンスが!まとまった休み、夏休み!と言うことで、台風はきていましたが強硬登山で行ってきました!
山のカテゴリ
主な山の基本情報(1日目)
立山連峰にある標高2926mの山。カールのある、薬師如来がまつられている山岳信仰のあつい山。日本百名山で、花の百名山です。
今回のコースと地図
1日目:折立(標高1350m)→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場(標高2294m)→薬師岳山荘→薬師岳(標高2926m)→薬師峠キャンプ場
2日目:薬師峠キャンプ場→薬師沢小屋→祖母岳(標高約2560m)→雲ノ平山荘→雲ノ平キャンプ場
3日目:雲ノ平キャンプ場→祖父岳(標高2825m)→ワリモ岳(標高2888m)→鷲羽岳(標高2924.4m)→三俣山荘→三俣蓮華岳(標高2841.4m)→黒部五郎小舎
4日目:黒部五郎小舎→黒部五郎岳(標高2839.7m)→赤木岳(標高2622m)→北ノ俣岳(標高2661.3m)→太郎山(標高2373m)→太郎平小屋→折立
- 技術度 :
- 体力度 :
初日のコースタイムは10時間越え。しっかり一歩一歩進みましょう。危険個所はありません。
- 景観 :
太郎平小屋までは雨で景観ゼロ。薬師岳は雲が多かったのですがなんとか見れました!
- アクセス:
- 混雑度 :
自動車では関越自動車道、上信越自動車道、北陸自動車道と乗り継いで立山ICへ。その後、有峰林道小見線(亀谷料金所)を通り折立キャンプ場へアクセスします。
- 標準コースタイム:10時間10分
- コースの距離:13.6km
- 最小標高: 1365m
- 最大標高: 2925m
- 累積標高(登り):1667m
- 累積標高(下り):734m
登山記録
Day 0
天気は雨のち曇り。
今日はついに来ました雲ノ平!の1日目。
もう少し正確に言うと、今回の山行は4日間を予定しており、
2日目:薬師峠キャンプ場から雲ノ平を目指し、雲ノ平キャンプ場でテント泊
3日目:雲ノ平キャンプ場から祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳と登り、黒部五郎小舎で小屋泊
4日目:黒部五郎小舎から黒部五郎岳、赤木岳、北ノ俣岳、太郎山と登り、その後折立へ下山
と言う山行の1日目、折立から薬師岳へと向かう日程です。
と言うことで、やってきました折立キャンプ場。
折立キャンプ場は、我が家から6時間くらいかかるのと、そこに至るまでに通る有峰林道が6時から18時までしか通れない(ゲートが閉まっている)と言うこともあり、きちんと計画しないとダメな場所。
有峰林道のゲートが開くタイミングを目指すなら、ゲートまで5時間くらいかかるので遅くともその日の1時までには出発を(当日登頂コース)。
ゲートが閉まるまでに着けば良いやと言うのなら、18時に折立キャンプ場に着くように行きましょう。ただ着く時間にもよるのでしょうが、登りはじめが遅くなるので、折立キャンプ場で前泊ですね(前泊・翌日登頂コース)。
わたしたちはと言いますと、折立キャンプ場で前泊するコースをチョイスです。
我が家を朝の9時ごろ出発して、ご飯食べたり買い出ししながらのんびり向かって、16時くらいに折立キャンプ場に着きました。
細かいことを言ってしまうと、今回の山行って3泊4日ではなくて、前泊入れての4泊5日の山行なのです。。
話は少し変わって。
折立の駐車場は激戦区だ!と言うのをネットで見たり聞いたりしてたんです。
遅い時間にゲートを通ったので、車停められるのかな~、なんて不安だったのですが、結論から言うと、停められました。
舗装された駐車場は満車でとても停められる状況ではありませんでしたが、キャンプ場の奥に臨時駐車場があって、天気が悪かったのもあるかもしれませんが、けっこうここが余裕があって。
無事に車を停められました。
Day 1
日付は変わってここからが本当の1日目。
05:00 薬師岳登山口
折立キャンプ場で準備して、ここから薬師岳へと向かいます。
3泊4日、秘境雲ノ平への旅が、ここからついにスタートです!
天気はあいにくの雨模様。いつ降ってもおかしくない。
今日からNewザック、バルトロデビューだったのですが、ごめんねこんな日になっちゃって。
ザックカバーにレインウェアと完全防水装備です。
まずは太郎坂を登ります。
上の太郎平小屋までは、5時間くらいの登りです。
登り始めてすぐくらいから、雨が降ってきましたね。
上へ上へと進んで行く度に、だんだん雨脚強くなります。。
台風はもう過ぎ去って、台風一過を期待していたんだけどな~。
わたしなにか悪いことしたっけかな~?
06:44 三角点ベンチ
地図には富山平野、有峰湖の展望良いとのことですが、あいにくなにも見えません。
そしてさらに残念なことに、さきほどの太郎坂、アラレちゃんが有名、と言うことだったのですが、わたしたち見つけることができなくて。
雨で足元ばかり見ていたせいで、気付かず通り過ぎてたみたい。
帰りも太郎坂は通るので、そこでリベンジ、アラレ探しを行いましょう。
三角点ベンチからは、だんだん高い木がなくなっていって、展望の良いひらけた道が始まりました。
晴れていたらさぞ気持ちの良い道なんだろうな~と。心の目で、きれいな景色を想像しながら登ります。
ほんとになにも見えません。。
たまにうっすらなにかが見えて。ですがガスって見えなくなって。
そんなチラリズムいらない。
なんだよこれは修行かよ!と、なんどか撤退も考えましたが、ここまで来たら行ったろう。
五光岩ベンチをすぎたあたりからだったかな?木道の道がはじまります。
木道の道わきには、ピンクなかわいいチングルマ。
今回の山行、この1日目もそうですけど、チングルマにはじまりチングルマで終わると言っていいくらい、たくさん咲いていましたよ。
あとで調べてみた話。
このピンクのは、実だそうです。
花だと思っていたけど実なんですって!
チングルマっておもしろい。
チングルマの木道を歩くこと1時間。
前方にひさびさの人工物(建物)、発見です!
09:05 太郎平小屋
太郎平小屋に到着です!
おなかも空いたし、服もびちゃびちゃ蒸してるし、中でちょっと休憩しましょう。
太郎ラーメン大盛り注文!
にんにくがガツンときいたラーメンでした!
10:45 太郎平小屋
ラーメン食べたその後は、雨具を脱いで乾かして、荷物を整理したりして、まったり休憩してました。
そうしているうちに、なんと空が晴れてきた!
やっぱりわたし、日頃の行い良いみたい!
これから向かう薬師岳はこちら!
雲でなんにも見えませ~ん!!
やっぱり行い悪いみたい。。
嘆いていても仕方がない。
歩けばきっと晴れてくるさと次なる目的地、薬師峠キャンプ場へと向かいます。
薬師峠キャンプ場は、太郎平小屋と薬師岳の間にあるキャンプ場。
今回の山行の山、ほとんど、と言うか全部?がそうだったんですが、小屋の近くにはテント場なくて。
だいたい小屋から20分くらいはなれた場所に、「キャンプ場」と言う名のテント場あります。
太郎平小屋で受付するのかな?と思ったら、薬師峠キャンプ場はキャンプ場内に受付あるそうで。
そこを目指して歩きましょう。
薬師峠キャンプ場が見えてきた!
その名の通り、峠の場所に、キャンプ場。
天気が悪い日だからか、テントはあまりありません。
11:02 薬師峠キャンプ場
峠の坂を下って行って、薬師峠キャンプ場に到着です!
テントの受付は12時からだそうで。
でもその前に、テント張っても良いとのことなので、テント設営しちゃいます。
テント設営した後は、アタックザックに荷物をつめて、薬師岳アタック開始です。
ちなみにバルトロ君。アタックザック要らずです。
ザックの中の、ハイドレーションのポケットの部分が分離できて、アタックザックになるのです!!(スゴイ!!)
でもわたし、アタックザック持っているので、もったいないからそっちを使います。。
バルトロ話のついでに、トリコニ→バルトロの良い点お話しとくと、ポケットや収納が便利になりました!
前にもってたトリコニは、雨蓋のポケットは外と中の2つだったのが、バルトロは外2つの中1つ。
ポケットの容量的にはかわらないかもしれませんが、外のポケットが2つにわかれているのでいろいろと一緒くたにならずに済むんです!
こういった収納周り、細かいことがアップデートされていて、非常につかいやすかった!
でも1つだけ、収納部分で文句を言うと、ウェストベルトのポケット2つあるにはあるのですが、もう少しだけ大きくしてほしかった。
トリコニに比べれば大きくなってはいるんです。でもスマホがはいらない。
正確に言うと、iphone6は入るのですが、iphoneXが入らない。
スマホってだんだんデカくなってるじゃないですか、、もう少しポケットも大きくしてほしい。。
薬師峠キャンプ場からは、しばらく狭い沢沿いの道みたいな、岩がゴロゴロした場所を登ります。
下の写真は、その沢みたいな道の終点くらい。
12:14 薬師平ケルン
ここが地図にあるケルンかな?
石が積んであるだけとも言うが、、
なにはともあれ進んでいます。
ケルンの先で見えました!
前に見えるの多分ですけど、雲ノ平。
そこからさらに進んで行くと、きれいなカールが見えてきました!
こちらのカール、中央カールになりますか?
薬師岳って、金作谷カール、中央カール、南稜カール、北カールと、4つのカールがあるみたい。
雲が途切れた一瞬を狙って、なんとか写真に納まりました。
薬師岳頂上へは、このカールを見ながら登ります。
今は雨は降ってはいないのですが、雲が多くて全貌見えない。。
晴れたらそれは見事な景色なのでしょう。
12:51 薬師岳山荘
薬師岳山荘到着です!
カラフルな旗がはためいていて(タルチョって言うんでしたっけ?)、雰囲気のある山小屋ですね~。
薬師岳山荘。アジのある書体の看板ですね。
次の日雲ノ平に向かうんじゃなかったら、ここで一泊もいいですね。
カールの上を歩いてる?
どれが頂上ですかねぇ。
何かが先に、見えますよ!
あそこが頂上なのかしら!?
さすがに疲れてきてたので、あそこがゴールと願います。
13:22 壊れた避難小屋、ケルン
世の中そんなに甘くない。
ここは頂上ではありません。
地図で確認したところ、壊れた避難小屋、ケルンとのこと。
避難小屋って言っても、人一人、入れても二人くらい。しかも天井壊れてますね。。
だいぶ上がって来ましたよ。こちらはカールを上からパシャり。
下山時すべって降りたら楽そうです(やっちゃダメですけど)。
それからしばらく歩いて行くと、またまた何かが見えました。
もう騙されません。過度な期待は禁物です。
またどうせ偽ピークなんでしょう?
13:40 薬師岳山頂
よかった今度は本物でした!
薬師岳山頂、到着です!
ちなみにこちらの薬師岳、日本にいくつかある薬師岳の中でも最高峰の薬師岳とのこと。
パッと思いつくものとしては鳳凰三山の薬師岳が浮かびます。
こんにちは。今回は7月に1泊2日、テントで登った南アルプス・鳳凰三山のお話です。鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳ですね)を青木鉱泉からドンドコ沢を登って三山縦走してきたのですが、いや~、これは・・・最高ですね!地蔵岳[…]
そしてこちらは山頂に祀られている薬師如来の社です。
薬師如来、正式名称、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)。
なんだか舌を噛みそうです。
こちらは山頂から見た金作谷カール。
残念ながらガスっています。
今回は行きませんが、このまま先に進んでいくと、北薬師岳や立山の方まで行けますね。
いつか行ってみたいものです。
ちなみに立山は単体で行っているのでその時の記事はこちら。お時間あるときあわせてどうぞ。
こんにちは。今回は前回から引き続き、令和最初の登山、立山の山行のお話です。前回は室堂から雷鳥沢キャンプ場へと向かい、その後奥大日岳を登ったお話。今回はキャンプ場から称名川(しょうみょうがわ)沿いを歩いて雄山を目指すお[…]
それでは下山を開始しましょう。
写真は下山の途中で見えた、中央カールになりますね。
登るときは大変でしたが下りはサクサク行けますね。
お、薬師岳山荘見えてきました!
明日行く雲ノ平をしっかり目に焼き付けて。
雲ノ平の奥に見えるのは黒部五郎岳、三俣蓮華岳とかですかね?
雲が多くてちょっと見えずらいです。
15:11 薬師峠キャンプ場
そしてそのまま下り続けて、本日の宿泊先、薬師峠キャンプ場に到着です!
テントがすごい増えている!!
天気あまり良くないのに、夏休み時期だからですかね(この山行は8/11です)。
みんな考えることは一緒のようです。
何はともあれ本日の山行終了です。
明日は雲ノ平に行きますよ!
まとめ
今回は憧れの雲ノ平チャレンジ1日目。
薬師岳を登ってきたので、ひさびさの百名山記録更新・40座目をクリアーです!
あと3日は歩くので、ほんとうに行けるか不安ですが、やるっきゃないよね行ってみよう!
天気が微妙な感じですが、晴れると信じて進みましょう!
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
折立〜太郎平間は雨で残念な感じ。薬師岳はなんとか晴れたので良しとしよう。
以上、本日の山行記録でした。
次回は日本最後の秘境・雲ノ平のお話です!
こんにちは。今回は前回から引き続き、北アルプスにある秘境・雲ノ平2日目のお話です。1日目は折立から太郎平小屋、薬師岳と登り、2日目はいよいよ!今回の山行の一番の目的である、日本最後の秘境「雲ノ平」へと登ります!さすが[…]
ではまた。