こんにちは。
今回は北アルプス・五竜岳、1泊2日テント泊の山行(前編)です。
1日目、山頂まではガスガスでしたが、山頂、翌日は晴れていて。
見事な雲海、見事な日の入り日の出が見れました!
山のカテゴリ
主な山の基本情報
飛騨山脈(北アルプス)後立山連峰に位置する標高2814mの日本百名山。信州百名山でもありますね。五竜山荘には武田家の家紋・武田菱が描かれています。
今回のコースと地図
1日目(五竜山荘):白馬五竜スキー場・アルプス平→地蔵ノ頭(標高1673m)→遠見尾根→白岳(標高2541m)→五竜山荘
1日目(五竜岳):五竜山荘→五竜岳(標高2814m) ピストン
2日目:五竜山荘→白岳→遠見尾根→白馬五竜スキー場・アルプス平
鹿島槍・五竜岳(2019年版) 北アルプス (山と高原地図)
- 技術度 :
- 体力度 :
五竜山荘までは山小屋、休憩場所は一切ないためしっかり休憩・栄養補給しながら進みましょう。
- 景観 :
唐松岳、白馬岳、鹿島槍ヶ岳と後立山連峰の山々が一望できます。
- アクセス:
- 混雑度 :
白馬五竜スキー場からのアクセスです。
道は悪くはないのですが、我が家から白馬は流石にちょっと遠いですね。
- 標準コースタイム:10時間50分
- コースの距離:15.3km
- 最小標高: 1673m
- 最大標高: 2814m
- 累積標高(登り):1646m
- 累積標高(下り):1720m
山の記録
05:52 白馬五竜スキー場
天気は曇り。
台風が近づいてきており、明日の昼から天候が崩れるとの予報です。
そんな中での山行は、百名山26座目となる五竜岳。
遠見尾根のコースという事で、まずは白馬五竜スキー場からスタートです。
時刻は朝の6時前。
前日夜に我が家から出てきて、車の中で仮眠してたんです。
と、そこにけたたましいサイレンが。
北朝鮮のミサイル発射という事でJアラート発動です。
本当にビックリした。こんな目覚まし要りません。
そろそろ起きる時間だったということもあり、最悪な目覚め方ですが支度をして白馬五竜スキー場、エスカルプラザに向かいます。
エスカルプラザからはテレキャビン(ゴンドラです)に乗るためとおみ駅に向かいます。
とおみ駅に到着です。
ここまではあっという間に到着です。
とおみ駅の中には日本第1号のゴンドラリフトがありました。
東洋でも初のゴンドラだそうです。
へえそうなんだー。とチケット売り場が開くのを待ちます。
徐々に並ぶ人の列ができたころ、チケット売り場がオープンしました。
チケットゲット!
テレキャビンに乗りましょう。
テレキャビンでアルプス平に着いてからは、歩いて次の目的地である地蔵ノ頭に行くこともできますが、わたしたちは時間短縮という名目で、リフト乗って向かいます。
雪のないところをリフトに乗るって何か変な感じですね。
08:39 地蔵ノ頭
地蔵ノ頭に到着です。
ううむ、まずい。
何も景色、見えません。
今日はこの先、展望期待できるのでしょうか。
考えてても仕方ない。
台風も迫ってきていることですし、前に進むとしましょうか。
と、看板を発見。見てみましょう。
写真に収まり切らなかったので2枚に分割して撮ってみました。
なるほどなるほど。白馬三山がここから、見えますと。
では実物と比較、してみましょう。
はいどーぞ!
ガスガスです。モヤモヤです。
きっといつか晴れるのさと根拠のない思いを抱きながら、前に進んで行きました。
と、謎の物体、いや見たまんまですね。
クマさんです。もとい、クマさんの鐘を発見です。
地蔵ノ頭に着いた時、そう言えばカーーンって鐘の音聞こえたんです。
あるなら鳴らしたいって思いますよね。
ええ、元気よく鳴らしてやりましたよ?
晴れろーーーーって。
クマ鐘の効果は現れず。
ガスガスガスで何も見えません。
それでも前に進みます。
しばらく歩いたところで振り返ってパシャり。
この遠見尾根は、小遠見山、中遠見山、大遠見山、西遠見山と4つの遠見山をアップダウンしながら進むんです。
いくつか目の登りです。
景色が見えないので前に進んでいるのかわかりません。
紅葉越しの山。
はい、ガスっててあまり絵になっていないですね。
水辺に辿りつきました。
このあたりは本当にずっと同じ道ループしているんじゃないかと錯覚するくらい、似たような景色が続きます。
ガスっているから余計にそう思うんでしょうね。
視界が悪い中なんとか耐えて進んで行くと、これより岩場の看板が。
ようやく景色が変わりそうです。
砂や砂利が、増えてきました。
先程までは、水辺やぬかるみが多かったので対照的に乾いた感じになってきましたね。
砂場になっても、ガスっていることは変わらないようです。
残念。
ガスっている中、進みます。
しばらく進むと鎖場が。
前の人が上りきるまで待ちましょう。
わたしたちの番になりました。
テン泊装備で鎖場はなかなか上りづらいですね。
気を付けて上りましょう。
鎖場も無事クリアして、ふと見上げると。
あれ小屋じゃ、ありません?
しばらく登って、先程の場所を見て見ます。
やっぱり小屋だ!
あと少し!
本日のゴールも見えてきたことですし、ここで一息入れましょう。
今までの道を振り返って見ると、おっ、ガスが晴れてる、シャッターチャンス。
あれ、シャッターチャンスってもしかして今言いません?
何にせよ今まで歩いてきた稜線が見えますね。
12:53 白岳
それからしばらく上り続けると、五竜岳のお隣さん、白岳に到着です。
13:02 五竜山荘
白岳から、下ってすぐにつきました。
五竜山荘です!
武田家の家紋、武田菱がカッコいいですね。
早速テントの受付を済ませて、テントの設営といきましょう。
テント場は少し下ったところにありました。
写真はテント場からの五竜山荘ですね。
五竜山荘の後ろに見えているのが白岳です。
五竜山荘から反対を見ると。
ジャジャーン。
五竜岳!!
テント場はとっても良いロケーション!
わたしたちのテントは、1番下に張りました(緑と黄色のやつですね)。
テントの設営も終わったことですし、五竜岳に向かいます!
明日朝一でご来光というのも魅力的なのですが、なにせ台風が来ているので晴れてるうちに行っとこう、と言う事に。
アタックザックに最低限の荷物を積めて進みます。
荷物が軽いから足も軽い。
しばらく進んで来た道を、振り返ってのパシャりです。
ちょっと晴れてきてません?
さあ前に進みましょう。
と、やっぱり晴れて来てますね。
日頃の行いが良いのでしょう!きっと!
大分傾斜がキツくなって来ました。
まだまだ先はありそうです。
お、あれに見えるは八峰キレットと鹿島槍ヶ岳ですかね。
八峰キレット経由の鹿島槍ヶ岳。いつかは行って、みたいです。
とは言っても八峰キレットは日本三大キレット。
レベルを上げていかないと。
険しい斜面を渡ります。
五竜小屋から今までの道のりをパシャり。
やっぱり今日きた遠見尾根側が雲が多いですね。
五竜岳山頂に向かって進みます。
両端は断崖絶壁なので結構高度感ありますよ。
そのまま進むと岩場です。
○印と×印。
×印って。
○印を進みます。
と、そこに大きな1枚岩。
うーん、これって。
鎖ついてるけど、ねえ?
よじ登って進みます。
ん?あそこに人が、居るような。
どうやら山頂あそこのようです。
とは言え、まだまだあります岩登り。
滑落の看板が妙に生々しい。
岩登りもひと段落。
あともう少し、頑張りましょう。
頂上が見えて来ました。
あとちょっとです!
14:47 五竜岳山頂
五竜岳山頂、到着です!
五竜岳からの山頂景色。
五竜岳山頂で一息ついて、写真も一通り撮ったあとは、今日の宿、五竜山荘まで帰りましょう。
帰り道、結構険しく見えますね。
五竜山荘はこちら、キレット方面はこちら。
八峰キレット、鹿島槍ヶ岳に後ろ髪を引かれながらも、五竜山荘に向かいます。
岩場を下って進みます。
お、頂上目指す人たちが来ましたね。
あとちょっとで山頂ですよー。
ふと前を見ると、白馬岳方面もちょっとだけ見えました。
雲よ、晴れろっ。
気を付けて進みましょう。
五竜山荘、見えて来ました!
15:41 五竜山荘
五竜山荘、ただいまです!
ちょっと飲み物買っていこうかと五竜山荘に入って見ると。
てるてる坊主、ありました。
本当、明日も天気もつと良いですね。
わが家(テント)に到着です。
暗くなる前に、ご飯の支度しましょうか。
テントから左手を見ると。
うん、雲が多いですね。
太陽も雲に隠れてしまっています。
って言うか、雲が2層になっていますね。
わたしたちの下に絨毯のようにある雲と、太陽を隠す、上にまばらにある雲と。
雲をぼんやり眺めていると。
あら不思議!ご飯ができた、との事です。
いや本当に。わたしの相方、すごいんです。
一家に一台どうですか?
ご飯を食べつつ雲を眺めて居ると、日が沈んで来ましたね。
食後のコーヒーが出て来ました。
いやほんとお嬢さん、一家に一台、どうですか?
どんどん日が沈んで来て、雲と雲の隙間が綺麗に染まって来ましたね。
空ってこんなに色が変わるものなんですね。
それからしばらくすると、完全に日が沈み辺り一面真っ暗に。
コーヒー片手に余韻に浸っていたのですが、流石に寒くなって来ましたよと。
明日も朝早くから行動です。
ちゃっちゃと寝るとしましょうか。
自分のテントに戻る前に、小屋から今日きた白馬五竜スキー場のあたりを見てみます。
街明かりが見えました。
雲が多いので見えないかなと思っていたんですが、夜は雲が少しは晴れたようです。
良いもの見れたとテントに戻ります。
明日は下山。
今日も一日、お疲れ様でした。
おやすみなさい!
まとめ
今回は9月の五竜岳1泊2日の山行(前編)でした。
ガスガスな状態で始まった山行、景色が見えるか心配でしたが、山頂・日没と良いものが見れました。
終わり良ければ全て良し。
次回は五竜岳からの下山です!
こんにちは。今回は前回から引き続き、遠見尾根から五竜岳の1泊2日の山行(後篇)です。前回をまだ見ていない方はこちらからどうぞ。[sitecard subtitle=前回のお話 url=https://karalog.[…]
ではまた!