こんにちは。
今回も北アルプスの蝶ヶ岳、常念岳縦走のお話(後編)です。
前回は三股から蝶ヶ岳・蝶槍までの蝶ヶ岳編。
後半の今回は、蝶槍からの常念岳と、常念岳から前常念岳通っての三股と、常念岳編と言った内容です。
正直に言うと蝶ヶ岳に意外とすんなり登れちゃったので、調子にのって常念岳まで行ったわけですが、、
日帰りでやるものではない。体力的にもいろんな意味でも。せっかくの絶景ですからね、泊まれるのであれば泊まりましょう。
そんなアホなわたくしですが、蝶ヶ岳の続き、それではどうぞ~!
こんにちは。今回は6月、北アルプスの蝶ヶ岳、常念岳を縦走したお話。蝶ヶ岳ははじめましての山でした。本当なら蝶ヶ岳だけを登る予定だったのですが、あれよあれよと気づいたら、常念岳まで登ってました。王道なら1日目蝶ヶ岳に登[…]
今回のコースと地図
三股(標高1350m)から力水、まめうち平を経て蝶ヶ岳(標高2677m)へ。蝶ヶ岳からは蝶槍(標高2664.5m)、2592ピークを経て常念岳(標高2857m)へ縦走し、下山は前常念岳(標高2661.9m)から三股へと下るコースです。
登山記録
10:05 蝶槍
天気は前回から引き続き晴れ。
蝶槍からお話再開となりますね。
前回では、いっきに休憩もせず三股~蝶ヶ岳、蝶槍と来たので、ここでちょっと休憩しました。
で、ご飯も食べたし行動再開。これから常念岳へと向かいましょう。
(前に見えてるデカいアイツです)
って、おぉ!?
蝶槍からは、いきなりかなりの下りです。ぐんぐん高度を落とします。
下っている最中、常念岳から登ってくる人何名かとすれ違いましたが、みんなココでやられてました。
(蝶槍から激下りってことは、常念岳からは激登りってことですね。あたりまえですが。)
下の写真は、そんな急登を下りきったところ。
目の前にデーンとそびえたつあの山は、2592ピークになりますね。
今からあそこ、また登る。。(なんで下ったんだ、、)
コチラは下ってきたところ、蝶槍の急登。
うん、だいぶ迫力ありますね。これ登るのはたしかにシンドイ。
10:44 2592ピーク
2592ピークの登り、キツかった。。
時間にすると下(さきほどの写真を撮った場所)から30分くらいで登っていますが、急に疲れがでてきたみたいで、結構足にきましたね。。
蝶ヶ岳・蝶槍までは、けっこう余裕ぶっこいて歩いてたんですが、やっぱり疲れるもんですね(計画的に、あせらずゆっくり歩きましょう(反省))。
まあ、疲れた~という話は一旦置いて。
2592ピークは展望良し!です。
蝶ヶ岳、常念岳の間にあるので両方のお山が良く見えます。
まずはコチラ、蝶ヶ岳。
ここから歩いてきたのです。
とがっているのが蝶槍ですね。山頂はもっと左の後ろです。
お次は常念岳、これから行くとこ。
まだちょこちょこ雪ありますね~。
必要ならばアイゼン・チェーンスパイク履いて行こう。
2592ピークから常念岳へと続く道は、登ったり下ったりの道でした。
(標高落としてきてるんで)再び木々がある場所通ったり、雪が残る道、通ったり。
稜線沿いを、慎重に慎重に歩いていきます。
30分くらい経ったころですかね?
遠くにあった常念岳が、だいぶ近くに見えてきました!
蝶ヶ岳のなだらかな山頂とはうってかわって、こちらはザ・山!と言ったような山らしい山(ピラミダルな山容)ですね。
だんだんと大きな岩がゴロゴロしだして、険しくなっていく稜線を歩きます。
休憩がてら、来た道眺める。
けっこう歩いてきましたね~。
中央後ろ、蝶槍ぴょこっと出てますね~(さすが槍と言われるだけある)。
槍と言えば。
左手にはずっと槍ヶ岳。
なんとも贅沢な北アルプス・絶景見ながらの山歩き。
こんにちは。今回は9月に登った上高地から槍ヶ岳、そして涸沢にも行っちゃった2泊3日の山行です。尖った姿が印象的な、北アルプスを代表する山、槍ヶ岳。そして紅葉と言ったら涸沢でしょうと、そんなすごい2つの山を、贅沢にも一[…]
徐々に傾斜も厳しくなって、山歩きと言うよりは岩登りの体(テイ)に。
と言ってもクライミングとかそこまでじゃなく、自分の身長くらいの岩(よりはちょっと小さいかな)を、足場を探して登っていく感じ。
全身使って登ります。
途中で休憩はさみながらも上へ上へと登ります。
岩登りが一旦落ち着いたあたりで、ちょっとした休憩スペースありました。
何人か先客の方々いらっしゃって。和やかに談笑してました(同じグループの人たちかな?)。
そりゃあ目の前の絶景ですから、自然と笑顔になりますよね~。
休憩していると、いつまでも北アルプスに魅入ってしまいそうなので、疲れた体にムチ打って、常念岳山頂目指します。
そうそう、この辺りから、ちょっと天気が微妙になってきて。
蝶ヶ岳のほうがガスってきました。
山頂まではもってほしい。なんとか青空で終わりたい。
雲に追われるように登っていきます。
ただし足元は岩だらけ。浮き岩に気を付けながら登っていきましょう。
(焦ったとき、油断したときが一番ケガしやすそうですからね~)
12:24 常念岳山頂
常念岳の麓にとりついてから(岩登り開始してくらいからですかね)、1時間。
常念岳山頂に、ついに到着できました!!
蝶槍からだと2時間20分くらい。けっこうガッツリ歩いた気がします。
(途中で)疲れてめげそうになったりしたけど、なんだかんだで到着時間、コースタイムよりも早かったです(コースタイムより1時間くらい巻いていました)。
2592ピーク過ぎてからの稜線歩き・岩登りで、かっこいい常念岳が見えたからなんですかね、テンションあがって、いっきに疲れが吹っ飛びました(笑)
常念岳山頂から、蝶ヶ岳、上高地方面は、、
残念!
ガスってますね、見えにくい。
常念乗越、常念小屋、大天井岳方面も、、
うーん残念!こちらも見えません。
常念乗越、常念小屋については以前登ってきてるので、こちらの記事をよろしければどうぞ!
こんにちは。kara(@karalog2018)です。山々の紅葉が徐々にピークを越え、晩秋を迎える頃となりますが、ちょうど1ヶ月前、9月・常念岳日帰りのお話です。コースは3回目になりますか、一ノ沢からのピストンです。天候は前半ガスガスで、前[…]
蝶ヶ岳・常念岳登頂完了!!
あとに残るは下山だけ。三股に向かって下りてきましょう!
まずは前常念岳向かいます。
けっこう尾根(岩稜)が細いので、ガスってなければけっこう怖い?
(見えていないから怖くない、と言うのもある)
ちょっと話は前後しますが、前常念岳へ至る道、ガスってなにも見えません。。
下の写真はそんな中でも、一瞬だけ晴れた時の(チャンス到来!)振り返っての常念岳です。
常念岳~前常念岳間は岩だらけ。
比較的緩やかな道なので、ピョンピョン岩をうつりながら、下へ下へと進みます。
13:08 前常念岳山頂
常念岳から30分くらいで、前常念岳に到着しました。
これが山頂でいいんですよね?
ずいぶん控えめな山頂なので、気づかず通り過ぎそうです。。
前常念岳山頂ちょっと先には、避難小屋がありました(写真は下から撮ってます)。
前常念岳避難小屋からは、さらに岩が岩々してます。
(わたしの拙い日本語、ご容赦ください。ですがほかに表現できない。。)
山と高原地図曰く、「大きな岩が多く歩きにくい」。
ほんとまさに言い得て妙だよ、シンプルですが、その通り!!
かなり神経使います。
自分の背丈よりも大きな岩がたくさんあって、さらに下りだから、岩落とさないように気を付けます。
岩場終わったと思ったら、今度は砂利の滑りやすい坂。
岩、砂、岩、砂、岩、岩、岩。。。
いつまでも終わらないこの下り。
(ほんとうにこの下りはイヤでした。。)
前常念岳から岩・砂利道を、30分くらい下ると、ポツンと脚立(キャタツ)がありました。
山で脚立、なんだか新鮮。
人工物だからですかね、異質感が半端ない。
脚立を下りたその後は、樹林帯に突入しました。
「大きな岩が多く歩きにくい」岩稜帯が終わったので、楽に下っていけるかな~?なんて考えていたのですが。
わたしの考え甘かったようで。
いや~、木の根っこが邪魔ですね。足元泥でぐちゃぐちゃだったし、転んだら悲惨な感じです。。
15:13 三股登山口
結局わたしそのあとで、見事に転びましたよね。。
5回転んで着きました、三股登山口、おかえりなさい!(長かった!!)
三股駐車場で終わりじゃなくて、森の広場まで行かなきゃならん(うらめしい)。
ちなみ三股駐車場、トイレがあります(写真右)。非常にありがたいことですね。
だけど皆さまご注意を。
(朝は大丈夫だったんですけど、またこの日たまたまだったのかもですけど)扉に、虫がたくさんおりまして。。(恐怖!!!)
というかこの駐車場あたりから、蝶々・蛾たちが異様にいまして、、、
だから蝶ヶ岳なの!?そんなのいらん!!!
虫嫌いなわたしにとって、開けることのできない禁断の扉(トイレに行けない)。。
15:32 森の広場
登頂開始から9時間とちょっと。
長いなが~いこの登山、ついに終わりを迎えます。
いや~ほんと、よくもあんなに登ったもんだ!
累積標高2000m越えです!自分で自分をほめてあげたい。
(無謀?とも言えるかもなのであまり褒めちゃダメかもですが。。)
場所は変わってお風呂です。
三股登山口からまっすぐ下ればここに着くという、利便性抜群のほりでーゆ!
お風呂でまったりした後は、安全運転で帰りましょうか。
なにはともあれ、無事下山!
今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
と言うことで今回は、北アルプスの蝶ヶ岳・常念岳縦走のお話(後編・常念岳編)でした。
最高の眺望が見えた蝶ヶ岳。カッコいい岩稜歩きができた常念岳!
長くてキツいコースではありますが、がんばった分だけ報われる、そんな素敵な山行でした。
繰り返し繰り返し言いますが、日帰り普通にキツいので、蝶ヶ岳ヒュッテで1泊がおススメです!
(ここでテント泊デビューとか最高ですね!)
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
蝶ヶ岳、常念岳最高です!次またこの山やるのなら、蝶ヶ岳から燕岳とかそこまで行くのもアリですね!
今回の山行の補足情報まとめてみました。
よろしければ参考までにどうぞ。
温泉
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!