木曽駒ヶ岳と伊那前岳
[山域] 中央アルプス [CT] 3時間16分 [距離] 5.4km [登り] 564m [下り] 565m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は去年4月に登った中央アルプス・木曽駒ヶ岳のお話です。積雪の時期の木曽駒についてはすでに何回か登ってブログにも書いているのですが、今回は木曽駒だけでなく伊那前岳(いなまえだけ)にも登ってみました。伊那前岳は乗越浄土から往復1時間と近いにもかかわらず、あまり人が歩いていない静かな山行ができる場所。「ではあまり面白くないのでは?」と言うとそうでもなく、いつもと違った視点から千畳敷が見れたり、宝剣岳から空木岳、南駒ヶ岳方面のすばらしい中央アルプスの稜線が見れたりと、(山でこの表現はおかしいですが)なかなかコスパの良い山でした。百聞は一見に如かずですかね、さっそくお話行ってみましょう。
ひさしぶりの千畳敷カール、迫力ありますね
この時期は、とくに雪崩に注意です
何度登っても八丁坂はキツイ
木曽駒ブルー!最高ですね!
始発に乗って、千畳敷駅
時刻は朝の6時前。木曽駒ヶ岳の玄関口、菅の台バスセンターに到着です。紅葉の時期などハイシーズンはかなりのバス待ちになるので、早め早めに来たわけですが、積雪期はそこまで焦ることはなかったかもしれません(笑)。
今回はソロでの山行なので、チケットとバス待ち両方に並ぶことはできず(ザック置いて場所とりはできるかもしれませんが、ちょっと不安なんですよね)チケット売り場にまず整列。6時30分に開店し、4番目ですかね、チケット買えました。7時15分ごろにバスが出発し、7時45分にしらび平駅到着。8時のロープウェイに乗り込んで、8時15分頃には千畳敷駅を出発、登山開始となりました(以下にバス、ロープウェイの時刻表載せておくので、最新の情報ご確認ください)。
千畳敷駅からは、木曽駒の一番の核心部と言っても過言ではないでしょう。キツイ八丁坂の登りです。雪解けがはやいこの季節は雪崩にも注意しながら安全安心で登りましょう。登り切れば乗越浄土。今回はここを起点に木曽駒ヶ岳と伊那前岳の2山を登るわけですが、まずはおなじみ、木曽駒ヶ岳へ向かいましょうか。
中岳麓から、宝剣岳を振り返り見る
09:04 AM 中岳山頂
中岳から見た木曽駒ヶ岳
木曽駒ヶ岳山頂(標高2,956.1m)
乗越浄土からは山小屋としてはめずらしい色ですよね、さわやかな青い屋根の宝剣山荘を越え、赤い屋根の天狗荘も越えてまず中岳へ。はじめて登った時はここまでもヒーヒー言いながら登った記憶がありますが、何度も来ていると人ってなれるものですね。あっさり中岳通過です。中岳からは一旦頂上山荘まで下り、その後木曽駒ヶ岳へ登り返し。こちらもさすがに4月は雪がすくないのでサクサク登ることができました。
そうそう、木曽駒ヶ岳山頂には、上の写真の木曽駒ヶ岳神社と下にある写真の伊那駒ヶ岳神社と2つの神社が建っています(あれ逆?多分あっているハズ)。雪が多い時はほとんど埋まっていたりするのですが、今回はちゃんと見れました(笑)。
もう少し雪が多い時期、厳冬期の記録などは、以下を参考にしてみてくださいね。
こんにちは。今回は厳冬期の中央アルプス・木曽駒ヶ岳の山行です。先日、赤城山の"駒ヶ岳"に登ってきたので、(天気も良いし)今日は"駒ヶ岳"のNo2、木曽駒ヶ岳に登りにきました。(ちなみに"駒ヶ岳"のNo1は、僅差で甲斐[…]
伊那駒ヶ岳神社
空木岳、南駒ヶ岳(左)と三ノ沢岳(右)かな
頂上木曽小屋とうしろには真っ白な御嶽山(上)
馬の背を経て将棊頭山(下)
木曽駒ヶ岳から見る中央アルプスの山々
木曽駒ヶ岳から見た中央アルプス。まずは南側。一番はじめに目を引くのは尖ってますねの宝剣岳。宝剣岳からさらに南には三ノ沢岳や、とてもカッコいい檜尾岳~空木岳~南駒ヶ岳の稜線。
北西には白く輝く御嶽山。北東には桂木場から将棊頭山を経て木曽駒ヶ岳へと至るクラシックルートの稜線が。コチラは途中に、新田次郎さんの小説「聖職の碑」の元となった遭難記念碑がありますね。
南の島田娘~檜尾岳~空木岳の稜線、北東のクラシックルートについては後日歩いているので、いつかブログにアップしますね(いつになることやら)。
空木岳、南駒ヶ岳、三ノ沢岳。カッコ良すぎる
木曽駒ヶ岳お次は伊那前岳へ。乗越浄土へ戻りましょう
乗越浄土より。一番尖っているピークは「和合の頭」かな
結構高度感ありますよ
伊那前岳から見た千畳敷カールと空木岳、南駒ヶ岳方面
勒銘石を越えて
伊那前岳山頂(標高2,883.6m)
木曽駒ヶ岳からは中岳を登り返して再び乗越浄土へ。いつもならそのまま八丁坂を下って千畳敷駅に下山となるわけですが、今回は冒頭にもお話した通り、ちょっと伊那前岳まで足を延ばしてみます。
コースとしては1本道で、乗越浄土からははじめ和合の頭へ向かってゆるやかに高度をあげていきます。はじめは木曽駒側、北側斜面を歩くのですが、途中9合目あたりからですかね、南側斜面を歩くようになると、道がトラバース気味になるのもあってか、途端に高度感が増してきます。
と言うかそれもそうですよね、場所としては千畳敷駅から見上げた、千畳敷カールの上を歩いているのですから。そう言う意味ですとスケールは違うかもしれませんが、涸沢カールの上、奥穂から涸沢岳、北穂のプチ体験しているような感覚ですね(歩きごたえアリ)。
伊那前岳の雪だるま
伊那前岳から見た将棊頭山、右後ろは経ヶ岳かしら?
伊那前岳から見た空木岳、南駒ヶ岳
宝剣岳から空木岳~南駒ヶ岳へと続く稜線
乗越浄土に再び到着
八丁坂はやはり急ですね
木曽駒ヶ岳の雪だるま
伊那前岳からは、うどんや峠を経て蛇腹沢登山口、北御所登山口までロープウェイを使わず下りることもできるようですが、わたしはそこまでマゾではありません(いつかはチャレンジしてもいいかもですが)。来た道、ポイントとなる乗越浄土まで戻り、いつもの八丁坂を下山しました。
そして雪山に登ったのなら!忘れちゃいけない雪だるま。木曽駒ヶ岳山頂はもちろんのこと、伊那前岳、千畳敷駅前にセッティングしました(笑)。「木曽駒ヶ岳の雪だるま」、「伊那前岳の雪だるま」、「千畳敷カールの雪だるま」ですかね。ミッションコンプリートでございます!
と言うことで最後のまとめ。中央アルプスは木曽駒ヶ岳ばかり登っていますが、あらためてよく見てみると南に見える檜尾岳から空木岳、南駒ヶ岳までの山々や、北側、将棊頭山から茶臼山や経ヶ岳等々、良い山たくさんあるんですよね。どの山もコースタイム長めなのが難点ですが、そんな中でも今回登った伊那前岳は木曽駒ヶ岳+1時間ちょっとで行って帰ってこれる、少し足を延ばせば行ける場所なのです。かかる時間に対して今まで見たことのない展望が見れると言う意味ではほんとコスパが良い山だと思います。
友人が長野に引っ越したということで、それはあいさつに行くしかない!と日曜日に行ってきました。どうせなら挨拶前に軽く登…