2019年登り初め!天神尾根から谷川岳・厳冬期日帰り登山【雪だるま爆誕!!】

こんにちは。

今回は、やっと行けた!2019年初登山谷川岳の山行です。

本当は西穂高岳(独標)に行こうとしていたのですが、あいにく天気がご機嫌斜めで。

晴れてるところはないかしら~、と探して見つけた谷川岳です。

冬の谷川岳は、去年3月(積雪期)から続いて2回目ですね。

前回はすばらしい景色に魅了され、そして(次行ったら)やりたいこともできました。

今回も絶景見れたのか?やりたいことはできたのか?の谷川岳のお話です。

山のカテゴリ

 

主な山の基本情報

谷川岳(たにがわだけ)

群馬・新潟の県境にある三国山脈の山で、トマノ耳オキノ耳の2つのピーク(双耳峰)がある山です。日本名山であり、新日本名山でもありますね。

今回のコースと地図

ロープウェイ天神平駅(標高1319m)から谷川岳肩の小屋を経てトマノ耳(標高1963.2m)オキノ耳(標高1977m)に至るピストンコース。

  • 技術度 :
  • 体力度 :

熊穴沢避難小屋からはひたすら急登、登ります。

  • 景観  :

雪の谷川岳はやっぱり別格ですね(感動)。

  • アクセス:
  • 混雑度 :

自動車では関越自動車道・水上ICからのアクセスです。谷川岳ロープウェイを目指しましょう。

  • 標準コースタイム:4時間20分
  • コースの距離:8.2km
  • 最小標高: 1321m
  • 最大標高: 1951m
  • 累積標高(登り):781m
  • 累積標高(下り):783m

 

登山記録

08:27 谷川岳ロープウェイ土合口駅

おはようございます。

2019年初登山となる今回は、谷川岳ロープウェイ土合口駅よりスタートです。

コースとしては、去年の3月と同じ天神尾根ルート谷川岳を登ります。

って嗚呼!

いきなりわたしらやらかしました!!

と言うのも、ロープウェイ始発の時間を勘違いしてて。

7時始発だ!と勇んで来たら、実は8時30分の出発だったと。

わたし、がんばって3時30分に起きたんですよ。。

8時30分だとわかっていれば、あと1時間は寝れたんです。。

前々回も日光白根山でやらかしたので(ロープウェイ動いていると思っていったら動いてなかった!)、なんですかね、、老いなんですかね。。

しっかり事前に情報収集しましょうですね。

とくに冬場は、気象条件によって時間がずれたり、なんなら動いてなかったり。

何事も準備、大事です(しみじみ)。

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厳冬期・谷川岳・ロープウェイ土合口駅

 

08:48 谷川岳ロープウェイ天神平駅

1月3連休の頭だからでしょうか。ロープウェイめっちゃ混雑して(行列できて)ました。

ですがわたしたち、時間を間違えて早く着いていたもので、なんと前から4番目!

好ポジションでのスタートでした(不幸中の幸い)。

そして、時間になって。ロープウェイに乗って。

08時48分、天神平駅に到着です!(かわいい雪だるま⛄がお出迎え!)

 

厳冬期・谷川岳・ロープウェイ天神平駅の雪だるま

 

ロープウェイ天神平駅から、外にでてすぐスキー場

今年の冬は暖冬だから、雪がないって聞きますね。

ですがスキーヤー(とボーダー)のみなさん、ご安心ください!

谷川岳には、雪があります!(なんと積雪200cm以上!さすが豪雪地帯です)

 

厳冬期・谷川岳・谷川岳天神平スキー場

 

われわれ(あ、今年もhirooneと一緒です。宜しくお願い致します)はスキーはやらないので、ゲレンデ横の登山入口、向かいます(下の写真のところですね)。

ここは展望とってもよくて、白毛門(しらがもん)が見えますね!(写真中央)

 

厳冬期・谷川岳・天神平からの白毛門(しらがもん)

 

にしても白毛門ってすっごい名前。

なんでも谷川岳(東面の岩場)の眺めが絶景らしく、いつか登ってみたい山。

いやいや浮気はいけないですね、今日は谷川岳に登るのです!

と言うことで。ぼちぼち登りはじめましょうか。

いきなり急登でビックリですが、ここを登りきれば絶景見れます。

 

厳冬期・谷川岳・天神平からの最初の急登

厳冬期・谷川岳・天神平からの最初の急登2

 

バーーン!と目の前に谷川岳

ゲレンデ登ってわりとすぐの、谷川岳のベストビュースポット!(個人的に、ですが)

ほんと見事な双耳峰

これ見ただけでも満足ですね!

 

厳冬期・谷川岳・ゲレンデすぐのベストビュースポット

 

いや~いきなり良いものみれた。

冬の谷川岳はほんとにどこも見事なのだけれども、(この天神尾根のルートでは)全容しっかり見れるのは、ここだけなんじゃなかろうか。

 

厳冬期・谷川岳・熊穴沢避難小屋へ・ちょっとだけ樹林帯

 

ベストビュースポットから、お次の熊穴沢避難小屋までは(ほぼ)平坦な道。

登りはあまりありません。

おっ!前にはBC(バックカントリー)の人たちですね。

大きなボードを背負っています。

ほんとあんなに重いもの、背負っていながらよく登れるな~(感嘆)。

 

厳冬期・谷川岳・熊穴沢避難小屋へ・BC(バックカントリー)の人すごい

 

下の写真は、熊穴沢ノ頭のちょっと手前。

小高い丘になってるところで、登って下る場所なのですが。

ここ(登り切ったところ)でBCの人たちが、おもむろに板を履きだして。

なにするものかと眺めていたら、スィーっと下に滑っていきました。

イヤイヤイヤイヤ!

ちょっとこれはすごいです!事件ですよ!ほんとにスゴイ!

 

厳冬期・谷川岳・熊穴沢避難小屋へ

厳冬期・谷川岳・熊穴沢避難小屋へ・BCの人ほんとにすごい

 

BCの人にとっては、なにも難しくないことなのかもしれないけれど、わたしからしたらこれはスゴイ!

ちょっとシビレタ瞬間でした(カッコええ~)。

あ、下の写真は熊穴沢ノ頭トラバース中にハマったhirooneです(カッコわる~笑)。

 

厳冬期・谷川岳・熊穴沢ノ頭トラバース中

 

こちらは熊穴沢ノ頭をトラバースし終わって、なにか声が聞こえたので振り返ったら居た、BCのオジサマたち。

ほんっっとこれは絵になりますね~。

こんな歳のとりかたしてみたい~(カッコええ~)。

 

厳冬期・谷川岳・熊穴沢ノ頭

 

09:59 熊穴沢避難小屋

熊穴沢ノ頭からそのまま進んで熊穴沢避難小屋

今年もバッチリ埋まってました。

て言うか最近(ここ2年)、ちゃんと熊穴沢避難小屋を見ていない(いつも埋まってる)。

 

厳冬期・谷川岳・熊穴沢避難小屋

 

熊穴沢避難小屋すぎたら)さあここからが本番です!!

天神尾根です!まじ急登です!

長い戦いのはじまりですよっ!!

 

厳冬期・谷川岳・天神尾根・まじ急登

厳冬期・谷川岳・天神尾根・まじ急登2

 

登って行っては、ちょっと休憩。

登って行っては、ちょっと休憩。

ひたすらそれを繰り返す。

写真は休憩中に撮った、天神尾根のBCプレイヤー。

どこから滑り出そうか決めてるんですかね。

白に赤が映えますね~。

 

厳冬期・谷川岳・天神尾根・バックカントリープレイヤー

 

われわれは「滑る」じゃなくて「登り」ます。

真っ白なこの急登を一歩一歩進みます。

 

厳冬期・谷川岳・天神尾根

 

10:32 天狗の留まり場

真っ白な中でもそれとわかる目印ですね。

天狗の溜まり場、到着です。

ほんと一面真っ白で、すべてが埋まってなにもない。

唯一こちらの天狗の溜まり場と、先に見えるザンゲ岩だけが、見えてる目印になりますね。

 

厳冬期・谷川岳・天神尾根・天狗の留まり場

 

10:56 ザンゲ岩

ザンゲ岩に到着です。

なにか懺悔することないの?hirooneに聞くも、なんにもないと。

わたしもなにもありません!悔いる前に行動です!(なにか良いこと言ってる風)

 

厳冬期・谷川岳・天神尾根・ザンゲ岩

 

ここでちょっと、ザンゲ岩から来た道少し見てみましょう。

おぉ~。

写真で見るとたいしたことなさそうに見えますが、けっこう登って来てるんですよ。

 

厳冬期・谷川岳・天神尾根・ザンゲ岩から下を見下ろす

 

ザンゲ岩からは目印がなく、ほんとうに真っ白な世界です。

前を見ても、なにもない。

去年はじめて(雪山谷川岳)来た時は、ほんとにこの道あっているの?

て言うかわたし、どこに来ちゃったの?と戸惑うくらい、白・白・白の世界です。

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谷川岳・運命の雪だるま

そんな白の世界も、登り続けて進んでいくと、見覚えのある標識と小屋が!

肩ノ広場ですね、見えてきました!

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ広場が見えてきた!

 

11:10 肩ノ広場

広場の標識には、見事なエビの尻尾ができていました。

去年のエビよりは、やや小ぶりな尻尾になっていますが、これはこれでアリですね。

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ広場

 

そのままトマノ耳へと進んでも良かったのですが、ちょっと雲が多いので(のちほど晴れると信じて)、肩ノ小屋に向かいます。

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ広場から肩ノ小屋へ

 

11:22 谷川岳肩ノ小屋

肩ノ小屋ですね、お世話になります。

わたしたち以外はだれも居なくて、広々と使わせていただきました。

(と言っても中には入っていないのですが)

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ小屋

 

ご飯休憩、一息ついたら。

今回のこの谷川岳で、やりたいことを実現します!

やりたかったこととは・・・コチラです!

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ小屋で雪だるまづくり

 

雪だるま⛄️をつくること!

正確には、だるま弁当雪だるま⛄️をつくること!ですね。

と言うのも、この雪だるま⛄️とはじめて会ったのが、去年の谷川岳だったんです!

見つけたときは、ほんと衝撃的でして。いつか自分も作りたい!とたかべん・だるま弁当購入してきて。

そして作るなら最初はここでしょう!と、満を持しての制作なのです!!

2021.6.11追記 思い返せばこれが我が雪だるま人生の記念すべき第一号だったのですね(しみじみ)

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ小屋と雪だるま

 

願いも叶ったことですし(満足です!)、肩ノ小屋からトマノ耳へと向かいましょう。

つーか、カメラがちょっと濡れている。。

雪の中に落としちゃったんですよね、、

だるま作っているときに。。

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ小屋から肩ノ広場へ

 

こちらはわたしの好きな写真。

肩ノ広場からトマノ耳へと向かう人たち。

ほんと雪と空しかありません。

これはこれで、贅沢ですよね~。

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ広場からトマノ耳へ

 

11:58 トマノ耳

そしてそのまま歩き続けて、トマノ耳へと到着しました!

意外とあっさり着いちゃいました(二回目だからですかね)。

天気も少しは良くなってきて、青空見えてきています(ラッキー!)。

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳

 

トマノ耳、山頂標識です(before)。

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳・山頂標識(before)

 

トマノ耳、山頂標識です(after)。

それではここでクイズです!

先ほどの写真と、どこが変わっているのでしょうか!?

(あっ!hirooneダメだよ写っているよ!バレちゃう早くどいてくれ!)

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳・山頂標識(after)

 

答えは、、はい、だるま⛄️です。

懲りずにまた雪だるま⛄️作ってました。

山頂人も増えてきましたし、トマノ耳からオキノ耳へと先へと進んで行きましょう。

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳からオキノ耳

 

とね、ここでまた、驚愕なものを見てしまいました!

トマノ耳からオキノ耳へと向かう途中。

けっこう育ってる雪庇があるのですが、そこを滑ろうとするスキーヤー(驚)!!

オキノ耳から再び戻ってここを通ったときにはいなかったので、きっと滑っていったのでしょう。

BC(バックカントリー)半端ねぇ

BC(バックカントリー)半端ないって!(言いたかった)

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳からオキノ耳の間の雪庇を滑ろうとするBCプレイヤー(驚)

 

12:23 オキノ耳

で、オキノ耳ですね。

わたしたちは普通に歩いて到着しました(凡人だからね)。

 

厳冬期・谷川岳・オキノ耳

 

オキノ耳、山頂標識です(before)。

 

厳冬期・谷川岳・オキノ耳・山頂標識(before)

 

オキノ耳、山頂標識です(after)。

⛄️

 

厳冬期・谷川岳・オキノ耳・山頂標識(after)

 

こちらはオキノ耳から見たトマノ耳

天神尾根から見てるときは、トマノ耳ってあんまり目立たないんですけど、オキノ耳から見たトマノ耳って別格ですよね!

 

厳冬期・谷川岳・オキノ耳からトマノ耳

 

こちらはオキノ耳からの一ノ倉岳方面です。

クライミングとかやるならお世話になるんでしょうね、一ノ倉岳一ノ倉沢か)。

雪の一ノ倉とか、どんだけ上級者じゃないと行けないんですかね、想像もつきません。

 

厳冬期・谷川岳・オキノ耳から一ノ倉岳

 

日が照っていて、思った以上に温かかった山頂ですが、そろそろ戻るとしましょうか。

オキノ耳からトマノ耳へと帰ります。

 

厳冬期・谷川岳・オキノ耳からトマノ耳へ

厳冬期・谷川岳・オキノ耳からトマノ耳へ・その2

 

西に広がる谷川連峰の山々(オジカ沢ノ頭大障子ノ頭万太郎山)。

こちらは行ったことがないので、どれがどの山かはあまりわからないのですが、いつかはじっくり歩いてみたい。

ほんと行きたいところばかりが増えて、時間が全然たりません!

 

厳冬期・谷川岳・西に広がる谷川連峰の山々(オジカ沢ノ頭、大障子ノ頭、万太郎山)

 

オキノ耳から戻る途中で、トマノ耳を見上げたところ。

草木が凍ってモコモコしてて、これはこれでおもしろい。

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳と太陽

厳冬期・谷川岳・トマノ耳山頂再び

 

12:51 トマノ耳

はい、再びのトマノ耳

雪だるま⛄️は健在でした。

ちなみに、谷川岳ってもともとは隣の俎嵓(マナイタグラ)のことだったんですって!

勉強になるな~。

谷川岳

谷川岳の頂部は二峰に分かれており、それぞれトマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m)と呼ばれる。元来この山はトマ・オキの二つ耳と呼ばれ、谷川岳の名は隣の俎嵓(マナイタグラ)に与えられていた。しかし、国土地理院の5万分の1地図の誤記のために、トマ・オキの二つ耳が谷川岳と呼ばれるようになってしまった。なお、トマの耳には薬師岳、オキの耳には谷川富士の別称がある。広義には、一ノ倉岳などの周囲の山域も含めて「谷川岳」と呼ぶこともある。

出典元:wikipedia

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳と雪だるま

 

トマノ耳からオキノ耳、見納め。

うん、BCの人はすでにいない。

 

厳冬期・谷川岳・トマノ耳からオキノ耳・再び

 

オキ・トマともに行けましたので、そろそろ下山と行きましょう。

まずは一旦、肩ノ広場から肩ノ小屋へと向かいますかね。

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ広場・下山

 

13:00 谷川岳肩ノ小屋

肩ノ小屋に到着しました。

ちょっと想定よりも早くおりてこられたので、ついでだからとだるま制作に勤しんでみました⛄。

わたちたちの作品、コチラです!

⛄⛄⛄⛄⛄。

 

厳冬期・谷川岳・肩ノ小屋の雪だるま's

 

う~ん、並ぶとちょっとホラー。

ほっとくといつまでもだるまを作ってしまいそう。

ここら辺で切り上げて、そろそろ下山を再開しましょう。

 

厳冬期・谷川岳・天神尾根・下山

 

15:04 ロープウェイ土合口駅

サクサクサク~っと下山して、ロープウェイに乗って、土合口駅

ほんと下りははやいです(登りの苦労はなんだったのか)。

こちらは下山カード入れ。忘れず出して行きましょう。

 

厳冬期・谷川岳・ロープウェイ土合口駅

 

なにはともあれ、トマオキも最高でした!

だるま⛄づくりもまんきつできたし、今日も一日、お疲れ様でした!

まとめ

今回は、2019年初登山の谷川岳の山行でした。

トマも晴れたしオキも晴れた!

雪だるま⛄つくれたし、幸先良いスタートきれました!

今年も山にたくさん登るぞ!

みなさんどうぞ、よろしくお願いします!

勝手に採点

わたし勝手に今回の山行を採点しました!

  • 満足度 :

雪の谷川岳は次元が違う。ほんと最高な山のひとつです!

 

厳冬期・谷川岳・谷川岳のダルマ

 

以上、本日の山行記録でした。

ではまた!

谷川岳の雪だるま
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