7月初夏の月山
[山域] 東北 [CT] 5時間17分 [距離] 10.3km [登り] 895m [下り] 894m [日程] 日帰り
みなさん夏休みはいかがでしたか?まだと言う方ももしかしたらいるかもしれませんが、わたしはお盆、金沢に遊びに行ってきました。白山登山?ではなくて、兼六園やら金沢駅やら普通の観光しておりました。はい、どうもこんにちは、山不足のわたくしkara(@karalog2018)です。今回は金沢、にはまったく関係がなく、むしろ前回登った鳥海山の近くですね、山形県にある月山(がっさん)に、7月に登ったお話です。月山と言えば、湯殿山、羽黒山とともに出羽三山のひとつに数えられる山岳信仰の厚い山。日本百名山や花の百名山にも選ばれる東北を代表する山のひとつですが、わたしはじめて登ってきました。ベストシーズンは春スキーがギリギリできる6月新緑の時期から9月紅葉の時期あたりまででしょうか。紅葉の月山はとくに見てみたいものなのですが、前回の鳥海山登山のときに見えた山、と言うことでコチラまで足を運んでみました。
4:50 AM。姥沢駐車場からスタートです。
志津(姥沢小屋裏)口コース
月山の登山口はいくつかあります。今回わたしたち(いつものhirooneさんとわたしです)が登ったのは、姥沢登山口と呼ばれる場所でして、志津(リフト)口コース、志津(姥沢小屋裏)口コースと2つのコースが選べます。この2つのコースの違いは、「リフトを使うか使わないか」の違いです。今回は登りは志津(姥沢小屋裏)口コース(リフトを使わないコース)で、下山は志津(リフト)口コースで行ってきました。ほかのコースとしては、出羽三山のひとつである湯殿山を通る湯殿山口コースや、月山の北側、コチラも出羽三山のひとつで羽黒山の名前がついている羽黒山口コースなどなど、いくつかのコースがありますね。どのコースもいずれは歩いてみたいコースではありますが、一番うちから近く、コースタイムも短めの志津口のコースを選択しました。コースとしては、リフト下駅手前の分岐からしばらくはすこし狭い道を歩きますが、右前方に月山の尾根が見えるころには木道のある整備された道へと変わります。登り自体もゆるやかな傾斜で、ひらけた展望とあしもとのお花畑も相まって、気持ちの良い山歩き、楽しめますね。
牛首下。右上に見える雪は大雪城あたりかな?
木道わきに咲き乱れるチングルマ
ちょっとここでお花撮影タイムです(笑)
6:07 AM。牛首下分岐付近
月山うしろからまぶしいくらいの太陽が。明るくなってきましたね。
いままで歩いた道を振り返る。雪渓と雲海がすばらしい!
牛首
6:31 AM。牛首到着。月山が東から昇る太陽をちょうど遮っていたのですね。自分たちも太陽もともに高度をあげて、牛首あたりでようやくまわりに日が差してきました。うしろを振り返れば今まで歩いたたおやかな稜線。ところどころにはまだ溶けていない雪田と、さらにうしろはそれは見事な雲海が。その奥にはいつか歩きたい朝日連峰まで見えちゃって、朝からおなかいっぱい満足ですね(笑)。ちなみにこの場所、名前がなぜに牛首なの?と名前の由来を調べてみたところ、「月山は牛が伏せているような山容で、ちょうどこの辺りが首になる」とのことでした。なるほどな~。
リフト上駅、さらにうしろには朝日連峰
まぶしいくらいの太陽。月山が盛大に日陰になってる(笑)
柴灯森、姥ヶ岳、丸森山方面
鍛冶月光、岩場の急登がんばりましょう。
ちょっと休憩。姥ヶ岳、湯殿山方面を振り返る。
鍛冶月光(かじがっこう)、鍛冶小屋跡
牛首からは、いままでのゆるやかな登りは終わり、岩場の急登がはじまります。このあたりは鍛冶月光(かじがっこう)と呼ぶそうで、湯殿山神社(湯殿山口コースの起点ですね)から続く水月光(雨天時は滝のようになる場所)、岩月光(大きな岩が続く道)、金月光(鉄ハシゴの転落注意の場所)と並び、修験者、修行の道なのだとか。修験道体験ツアーなるものもあるそうで、たしかにこの日も白装束を着て歩いている人たちと何回かすれ違いました。わたしも白装束を着るかどうかはさておき、湯殿山口コース、歩きたくなっちゃいましたね(笑)。そしてそんな修行の道、鍛冶月光を登ってのぼって 7:06 AM。お地蔵さま(延命地蔵尊)が見えてきたら、鍛冶小屋跡に到着です。ここまでくれば月山山頂あとちょっと。がんばって登って行きましょう。
月山頂上
月山山頂、月山神社
それでは月山神社、行きましょう。
月山神社本宮
月山山頂(標高1,984m)
7:12 AM。月山山頂。山頂とは言ってもなんともまあ広い場所でして、頂上(ピーク)はもうちょっと先のようです(ほんらいなら山頂と言う言葉じゃないのかもしれませんが、語彙が少なく表現できない、、)。どのくらい広いのか?といったら苗場山>月山>平ヶ岳。これはなんのデータも参考にしていないあくまでわたしの感覚です(笑)。ただ空の広さは個人的にはNo1で、青がまぶしい山でした。そしてこの月山山頂には頂上小屋と月山神社本宮があるのですが、月山神社の中は残念ながら撮影禁止。月山自体登りやすい山なので、是非ともコンディションの良い日にその目でたしかめてみてくださいね。
月山神社から見た頂上小屋方面
月読命が祀られているという月山神社
ヘリも見れたし、うしろ髪ひかれますがそろそろ下山、しましょうか。
山頂方位盤。東北の名峰がズラリ。
月山の夏の空
8:14 AM。牛首方面へ下山開始。
牛首を越え、柴灯森(さいとうもり)を越えて
月山山頂を振り返る。雲に包まれてしまいましたね。
姥ヶ岳山頂へ
姥ヶ岳山頂(標高1,670.1m)
月山山頂からは東北の名だたる名峰が見渡せる。ハズなのですが、朝、下に見えた見事な雲海が上まで上がってきちゃいまして(まあ平たく言えばガスりました)、残念ながら、なにも見えない(涙)。月山の真上はまぶしいくらいの青なのですが、これは次回までのおあずけですかね。盛大にうしろ髪ひかれながらも牛首方面へと下山を開始し、牛首からは登りとは違うルート、柴灯森(さいとうもり)、金姥(かなうば)を越えて、9:13 AM 姥ヶ岳(うばがたけ)山頂到着しました。姥ヶ岳は志津(リフト)口コースの最初のポイント、リフトも動き始めたからでしょうか、たくさんの登山者でにぎわっていましたよ。
どうもご無沙汰しております。月一更新がすっかりおなじみとなったわたくしkaraです。ブログ更新もせずになにをしていたのか?と言われたら、MOTHER2をNintendo Switch Onlineでやってい […][…]
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は2回目ですね。スノーモンスター(樹氷)に会いに、東北、福島県は裏磐梯にある冬の西吾妻山までやってきました。西吾妻山に住まうスノーモンスターは、蔵王や八甲田山に比べるとすこし小ぶり […]
こんにちは。毎年最低100冊は本を読もうと習慣づけていたはずなのに、めっきり本を読まなくなった、kara(@karalog2018)です。リモートワーク始めたからでしょうか。わたしの読書時間の大半は電車の中と言うことに気が付[…]
白装束の修験者たちが登ってくる
月山スキー場リフト上駅
月山リフト
月山リフトでらくらく下山
9:35 AM。月山リフト上駅到着です。早朝はあんなに晴れていたのに残雪の時期ってむずかしいですね。すぐに雲が湧いてきて、今は月山雲の中。リフトつかわず早い時間に歩いて登って正解でした。ちなみにリフトの価格などの情報は、下記リンクからご参照くださいね。
月山観光開発株式会社は、株式会社ヤマコー、西川町、寒河江市の三社の出資会社で冬は、西川町民スキー場、春から夏には、月山ス…
雲の峰いくつ崩れて月の山
と言うことで鳥海山に続き東北の山、月山でした。松尾芭蕉も何度も登った山なのでしょうか。雲の峰、最後は見事にくずれちゃって。月山もその中に隠れちゃたわけですけど、それを差し引いても歩いて納得、良き山でした。個人的にとくによかったのは、広々とした山頂の映える青と、鍛冶月光あたりから見た湯殿山方面のたおやかな稜線。稜線マニアにはたまらないんじゃなかろうか。紅葉の時期も最高みたいなので、湯殿山口コースからでも歩いてみたい。そして最後にひとつ、ブログ書いていて、調べていてはじめて知ったのですが、「わたし、月山の山頂標識、見ていない」。どうやら月山神社の裏手、北側によくある形の月山の山頂標識があったようで、見事にそれを見逃していました。ちょっと遠い山ですが、また来る理由、できちゃいましたね(笑)。
夏休み、結局山に行きませんでした。こちらは去年7月の山行記録。ブログにも書いているので是非みてください。http…
今回使用したカメラとレンズ
SONY ソニー Cyber-shot DSC-RX100M6