こんにちは。
今回は中央アルプス最南端にある日本百名山・恵那山の山行です。
恵那山は、天岩戸の神隠れのあの天照大神(あまてらすおおかみ)が降誕した(生まれた)山とも言われる、由緒ある山だそうです。
名前の由来については諸説あるようなので、ちょっと軽く調べてみました。
古くは胞山、胞衣山とも書かれ、また角度により船を伏せたように見える事から舟覆伏山 (ふなふせやま) などとも呼ばれた。吉蘇志略で「天照大神がここで降誕され、その胞衣(えな)がこの山に埋められた」と記載されており、これが山名の由来とされている。信州側では「野熊山」とも呼ばれていた。
出典元:wikipedia
ほかにも、かの島崎藤村が(本に)書いたやら、美濃の最高峰やらいろいろと、調べてみるでてくるでてくる。
どんな山なんですかね?はじめて登ります。それでは早速行ってみましょう~!
山のカテゴリ
主な山の基本情報
中央アルプスの一番南にある標高2191mの山。日本百名山、新・花の百名山、信州百名山、一等三角点百名山です。美濃の最高峰でもあるんですって。
今回のコースと地図
神坂峠(標高1569m)からパノラマ山頂、鳥越峠、大判山(標高1696.3m)を経て恵那山(標高2191m)へ。恵那山からは広河原まで下り、そこから廃道を通り神坂峠へと至る周回コースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
意外と長いコースです(15km!)。周回コースを行ったのですが普通にピストンが良いかもしれない。
- 景観 :
ちょっと今日は、雲が多くて山頂、隠れちゃいました(恥ずかしがりやさんだな~、このっこのっ)。
- アクセス:
- 混雑度 :
自動車では、中央自動車道・中津川ICから神坂峠(みさかとうげ)へアクセスしましょう。
- 標準コースタイム:9時間40分
- コースの距離:15.7km
- 最小標高: 1267m
- 最大標高: 2189m
- 累積標高(登り):1279m
- 累積標高(下り):1269m
登山記録
08:16 神坂峠・恵那山登山口
天気はくもり。
我が家からはるばる、中央自動車道を中津川まで走ってきました。
わたし、中央自動車道はいつもだいたい諏訪あたりまで。
諏訪あたりから八ヶ岳に行くか、その前におりて南アルプス、岡谷(長野自動車道)で分岐し北アルプスに行くかです。
中央道、一番遠くで行ったのも、おそらく駒ヶ根あたりなんじゃないかな?
と言うことでハイ、盛大に話がそれましたが、今日は中津川で降りて、神坂峠。
今日はここから、中央アルプス最南端の恵那山に登ります!
08:30 パノラマ山頂
恵那山は、広河原からのルートが一般的ですかね。
コースタイムも適当ですし(山頂まで4時間20分!)、道もしっかりしています。
しかし景観あまりないらしく、今日はみんなと違う神坂峠からのスタートです。
神坂峠から恵那山頂までは5時間くらいで、いくつかの山を越え、縦走しながら登ります。
で、神坂峠から10分くらいですかね。あっという間に1つ目の、パノラマ山頂到着しました!
ここは展望良いところ。
前方には(雲がかかった)恵那山見えて、後ろは、富士見台高原見えています。
富士見台高原と言えば!下には恵那山トンネル通っています。
今日来るとき通ったのですが、なんと長いトンネルだろうとビックリしながら運転してました。
恵那山トンネル
全長は上り線が8,650m、下り線が8,490m。1975年の開通当初は道路トンネルの中で日本一の長さで、世界で2番目に長い道路トンネルであった。2017年11月現在は山手トンネル、関越トンネル、飛騨トンネル、アクアトンネル、栗子トンネルに続き第6位の長さである。
出典元:wikipedia
話は戻って。パノラマ山頂からお次は、鳥越峠に向かいます。
峠って言うくらいなので、いったん下って峠に向かいます。
下まで下ってくるとさすがに、木々がだんだん増えてきました(標高下がってるからね)。
恵那山についてはチラッと見えたり見えなかったり。
けっきょく(なにがしかの)山頂からは見えますが、途中は展望あまりないですね。
08:47 鳥越峠
木々に囲まれた、鳥越峠。
ここの標高は1550m。
神坂峠の標高が1569mだったので、ちょっと下ってきてますね。
再び展望ひらけてきました。
お次の山は大判山です。
ちなみに、鳥越峠まではほとんど登りはなくて、ここからが本番・登りです!
09:18 大判山
大判山の山頂にはベンチがありました。
ここからも恵那山見えますが、う~ん残念、ちょっと雲がかかってますね。。
大判山の標高は1696m!
恵那山山頂は2191mなので、まだまだ先は長そうです。
大判山から30分。天狗ナギが見えました。
大判山の手前にも、ウバナギっていうナギあるそうです。
ちなみに、わたしもはじめて知ったのですが、ナギ(薙)とは山の崩れたところ。
山頂まであと2.5km。
この標識、ちょこちょこありました。
最初があと6kmの標識だったので、ここでやっと半分くらい。
天狗ナギから中津川。
かなり崩れていましたね~。
こう言うの見ると、自然でスゴイし怖いと思う。
引き続き恵那山登りましょう。
って、前に見えるあれ登るんですかね?
けっこう急な坂に見えます。
やっぱりそうでした、この道登る場所でした。
わたし登りに来てたんだ!
観念しながら登ります。なんかちょっと疲れてたのか、恵那山直下のこの登り、けっこうキツイ道でした。
ちなみにこのコース、全然ひとが居ませんでした。。
ここまで会った登山客、わたし含めて4人だけ。
貸し切り状態ってことでいいですか?何事もポジティブにとらえましょう!
そして、、
そんな貸し切りコース、岩の急登、登っていくと。
前宮コースの分岐点に到着!
前宮コースの分岐点からは、ほとんど登りはありません。
さきほどの岩の急登が、最後のキツイところになりますね(がんばった!!)。
そしてここからは、山岳信仰の山らしい、摂社(社・やしろ)がいくつか出てきましたね!
まずは1つ目、二乃宮社 剣神社 天目一箇命。
2つ目摂社。三乃宮社 神明社 天照大神 豊受姫大神。
3つ目、四乃宮社 熊野社 速王男命。
10:53 恵那山山頂小屋
摂社を数えて歩いていたら、恵那山山頂小屋に到着しました。
ここからいっきに人が増えて、にぎやかな山になりました。
神坂峠からではなく、広河原から登った人たち?
いずれにしても(人がいるって)ホッとする。
休憩するか?と悩みましたが、いっきに山頂まで行っちゃいましょう。
小屋からはあとちょっと。
トイレ脇を通って行って、恵那山山頂目指しましょう。
ゆる~い坂を登っていって。
4つ目摂社(五乃宮社 富士社 木花咲開姫大神)を越えて行き。
まだまだありました摂社5つ目。
六乃宮社 葛城社 一言主大神。
山頂手前に恵那神社の奥宮!
こちらは伊邪那岐大神、伊邪那美大神を祀っています。
ちなみに摂社は6つだそうで。
わたし2番目からしか見ていません!
なんてこった!戻ろうか!?待て待てその前に調べてみよう!
どこにあるかと調べてみたら、どうやら前宮コースに(1つ目摂社が)あるみたい。
そこは今回通ってないコース。次回以降に持ち越しですかね~。
11:00 恵那山山頂
そして、そのまま少し歩いていくと、11時ピッタリに恵那山山頂、到着しました!
普通の山頂標識のお隣には、わりと新しめなコチラの標識。
ん~なになに?ACHI 7 SUMMITS 阿智セブンサミットとありますね!
なんじゃらほいと調べてみると、東山道・園原ビジターセンターはゝき木館の阿智の山を登るイベントでした!
気になった方は、ぜひコチラをご覧ください(外部サイトに飛びます)。
そして、さっきから気になっていた展望台。
いろんなブログ・情報を見たので、答えは薄々わかってますが、自分の目で見て確かめましょう。
ガスっているのもありますが、木々が邪魔で、な〜んにも見えない。
見る方向が悪いのかなと、いろんな方角見てみても、雲と木しかやっぱり見えない(なんてこった!)。
恵那山山頂、展望なしです。
景色を見るのは諦めて、パパッとご飯を済ませて下山としましょう。
下山については、ピストンなので神坂峠!
がほんとうの予定だったのですが、違う景色が見たいので広河原の方へ下山です。
そうそう。広河原のコースは標識に、10/10、9/10・・・8/10と残数書いてます。
わかりやすい!
広河原のコースは、途中にいくつかひらけたところもありますが、基本は樹林帯を下ります。
広河原登山口まで0.3km。
1/10の表示です。
いっきにここまで下りてきました。
ちなみに、なぜか0.3kmきざみでしたが細かいことは気にしない。
1/10標識過ぎてからは、岩ゴロゴロの道を通ったり、シダが生い茂る道を通ったり、丸太の橋を渡ったり。
12:23 広河原登山口
そんなこんなで広河原登山口に到着しました!
広河原登山口に降りてきたほとんどの人は、峰越林道歩いてゲートに向かって行きました。
わたしはみんなと逆方向。廃道通って神坂峠に向かいましょう。
山と高原地図でこの道見てみると、広河原登山口からパノラマ山頂までは2時間と10分。
登りも下りも同じの、コースタイムが書いてあります。
ひたすらフラットな道が続くのか、登って下るのどちらかか。
いずれにしても山道終了。あとは消化試合です。
な〜んてね、そんなこと考えてた自分が甘かった。。
この廃道はずーっと登り坂でした(なんてこった!)。
ほんとに誰も通らないので、道のメンテナンスされていない(廃道だからね)。
岩が落ちてるわ、道が割れてるわ、悲惨な道が続きます(廃道だからね)。
広河原登山口から45分。
ひたすら廃道登って行くと。ゲートに辿り着きました。
ゲートから、さらに登って15分。
富士見台パノラマルート登山口になんとか辿りつきました。
パノラマルートに復帰して、振り返っての恵那山です。
雲がちょっと多いのですが、なんとかギリギリ見えました。
13:35 パノラマ山頂
再びのパノラマ山頂、神坂峠まであと少し。
富士見台高原見ながら歩き。
13:47 神坂峠
そして下山を完了しました!
広河原からは、ずっと廃道登りっぱなし。下山ってなんだか違和感ありますが、無事に終えたので良しとしますか。
なにはともあれ、山行終了!
今日も一日、お疲れ様でした!
まとめ
今回は中央アルプス最南端、恵那山の山行でした。
信仰厚い恵那山ですが、雲も厚い、景観はなかった。。
近くの阿智村あたりは星空がきれいという事なので、今度星空見にきがてらリベンジしようかな。
いずれにしても、日本百名山36座目登頂できました!
まだまだ先は長いのです。
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
次登るならば広河原から!神坂峠の周回は、廃道登るのでおすすめしません。
(どうしても行くのなら、広河原スタートとして恵那山登り、神坂峠を通って広河原に下山する周り方をオススメします)
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!