こんにちは。
今回は日本百名山のひとつであり、八海山(日本酒じゃありません)、中ノ岳とともに越後三山のひとつでもある越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)の山行です。
巻機山以来の新潟の山。新潟の山はどこも本当にすばらしく、(個人的には)行く山行くやまアタリです。
ちなみに今回の越後駒ヶ岳の登山開始場所となる枝折峠は、スゴイ雲海見れるらしい。
これは期待しかないですね。それでは登山、開始としましょう!
山のカテゴリ
主な山の基本情報
越後三山(魚沼三山)に数えられる標高2002.7の山。日本百名山です。
今回のコースと地図
枝折峠(標高1065m)から明神峠(標高1235.9m)、道行山(1298m)、小倉山(標高1377.8m)、前駒、駒ノ小屋(標高1763m)を経て越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)(標高2002.7m)に至るピストンコースです。
- 技術度 :
- 体力度 :
コースタイムは11時間と10分。なかなか長いコースです。
- 景観 :
最大標高は2002.7mとあまり高くはないのですが、尾根沿い見晴らし最高です。
- アクセス:
- 混雑度 :
関越自動車道小出ICで高速下りて、樹海ライン、奥只見シルバーラインをつかって枝折峠に向かいます。
- 標準コースタイム:11時間10分
- コースの距離:14.5km
- 最小標高: 1061m
- 最大標高: 2008m
- 累積標高(登り):1205m
- 累積標高(下り):1216m
登山記録
03:00 奥只見シルバーライン
こんばんわ。
今日はこちら、奥只見シルバーラインからのスタートです。
以前、平ヶ岳に行った時も、この奥只見シルバーラインを使ってきました。
今回も、途中までは同じ道筋。このあじのあるトンネル通って枝折峠に向かいます。
いや~それにしてもほんとこのトンネル、廃坑感がたまらない!
このまままっすぐ進んでいってトンネル出口をくぐってでたら、知らない世界に連れていかれそう。
こんにちは!今回は日帰り最難関の山と言われる平ヶ岳日帰りの山行です。いやもうほんと遠かった。山が、と言うよりは、登山口までが遠かった。でも只見湖シルバーラインとか雰囲気あるのでドライブとかには良いかもですね。山の[…]
05:58 枝折峠
奥只見シルバーライン、樹海ラインと通っていって、枝折峠に到着です。
シルバーラインを通ったときは、全然車がいなかったのに、駐車場についたら車がたくさん。
トイレ前の駐車場は、20台くらいですかね?スペースありましたが、そこはすでに満車の状態。
わたしたちはと言いますと、その駐車場から少しでたところ、道路のわきの駐車スペースへ。
10台くらいはおけるのかしら?まだまだそこは余裕だったので、車をそこに停車して、日の出がはじまるまで仮眠します。
そして。
時刻は朝の5時58分。
だいぶ空が明るくなりました。
そろそろ登山開始と行きましょう!
枝折峠からは、まずは明神峠に向かいます。
ってこの越後駒ヶ岳。いきなり展望MAXです。
標高低い山なので、樹林帯ばかりの山だと思ったら、なんとも景色、いいじゃない!!
うれしい誤算になりました。
天気も良いし、今日は良い山行になりそうです!
枝折峠から明神峠へ向かうこの道。
滝雲雲海見れるそうです。
看板2つ途中にあって、ビューポイントをおしえてくれます。
では。
滝雲雲海見てみましょう!
残念今日は、雲海ありません。
晴れ過ぎてて雲がない。雨やくもりは困るけど、雲がないのも今日にかぎっては残念ですね。
今日はピストンコースなので、帰りに雲海見れないかしら。
ちなみに、下の写真は滝雲雲海ビューポイントその2。
途中にあった観音様。
無事に下山ができますように!
さらに道を進んで行くと。
枝折大明神の祠がありました。
なんでもこちら、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が祀られてるとか。
きれいな女性に嫉妬するから、女性はお祈りダメなんですって。
(山頂で団体さんをガイドしていたガイドさんが言ってました。ほんとかな?)。
06:30 明神峠
枝折峠から30分。明神峠に到着です。
ここまでほとんど登ってません。
雲海でてれば、ほんと気持ちの良い稜線歩きが楽しめるはず。
お次に向かうは道行山(みちゆきやま)です。
とその前に、奥只見湖方面、きれいに太陽昇ってきたのでパシャリと写真を撮ってみました。
奥只見湖のまわりには、すこし雲が出てきたみたい。このまま雲海ならないかしら。
それでは先に進みましょう。
ここから先も絶景ですね。
前に見えてるあの山は、越後三山最高峰の中ノ岳あたりになりますか。
木道の下り坂。
明神峠でせっかく坂を登ったのに、どんどん下っていくのです。
むむ~。
下らせたと思ったら今度は登り。
山ってほんとマゾですね。
前に見える、こんもりしたやつが道行山?
07:15 道行山
どうやら道行山であってたみたい。
左に行くと道行山山頂。まっすぐ進むと小倉山。
わたしたちは、迷わず小倉山へと進みます。
すごい景色が見えてきた!
左に見えるの中ノ岳で、右の貫禄あるのが越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)。
これからあそこを登るのです!
見事な山容に、ほれぼれしながら進みます。
とまた。小高い山が見えてきた。
お次のポイント小倉山?
07:45 小倉山
そうですここが小倉山。
小倉山も道行山と同じように、山頂は少し登ったところにあるみたい。
わたしたちは、はいそうですね。小倉山山頂スルーして、そのまま越後駒ヶ岳に向かいます。
このあたりから紅葉がすごくきれいでした。
紅葉?黄葉?どっちも言うのか。
日本語って難しい。
紅葉(ここからはこちらで統一)見ながら登りましょう。
お次に向かうの百草ノ池です。
08:15 百草ノ池
百草ノ池に到着です。
池なの?どこなの?なんにも見えない。
池は涸れてしまったの?
雲ノ平もそうでしたけど(涸れていたけど)、今年は池には縁がない?
こんにちは。今回は前回から引き続き、北アルプスにある秘境・雲ノ平2日目のお話です。1日目は折立から太郎平小屋、薬師岳と登り、2日目はいよいよ!今回の山行の一番の目的である、日本最後の秘境「雲ノ平」へと登ります!さすが[…]
百草ノ池から少し進むと、越後駒ヶ岳が目の前にドトンと。
これからあそこを登って行くのね!
ここからがキツかった!
百草ノ池までは余裕綽々。でも百草ノ池から先はほんとにキツイ。
いきなり登りきた!って感じです。
シンドイながらも登っていって、ちょっと休憩ひと休み。
来た道ちょっと見てみましょう。
あ~~!!
百草ノ池を発見です!
上から見てやっと気付いたよ~。
それでは登りを再開しましょう。
う~ん、なんだか調子が悪い。
さっきから鼻水止まりません。人生で一番鼻水でてるかも。
まさに滝のような鼻水です(汚なくてすみません)。
くしゃみもさっきから止まらない。
鼻水くしゃみに悩まされながらもなんとか山を登ります。
そして。
お~?人だかりが見えてきた!
ここが前駒なのかしら?
ここでちょっと休憩しましょう。
ほんといきなりバテてきた。
鼻水くしゃみで大忙し。まったく集中できません。
休憩ほどほど、登りを再開。
ここはほんとにつらかったけど、景色は最高だったんです。
たとえばこちら。
登りの途中で、左手に見える景色です。
お~!中ノ岳がこんなに近くに!(写真一番左)
いや~絶景、絶景じゃ~。
上から前駒振り返る。
尾根の先が前駒ですね。
ずいぶん登ってきましたね~。
駒ノ小屋直下の岩場の急登。
なにこれひどいいじめなの?
ここにきて一番の登りです。
鼻水くしゃみをがまんしながら一歩一歩、足を動かす。
右、左と進んでいって、ふと上を見上げると。
なにか棒が見えてきた!?
あそこが多分、駒ノ小屋?
頼むよほんと、駒ノ小屋。あそこ違ったらわたしは死んじゃう。
09:05 駒ノ小屋
助かりました!駒ノ小屋到着!
神様ほんとありがとう!
駒ノ小屋で小休憩。
あとは山頂目指すだけ。
山頂ここから近いみたいで、コースタイムは30分。
いずれはここに戻ってくるのでザックをここに置いてもいいし、担いで山頂登るもよし。
上でご飯を食べるため、わたしたちはザックをもって登るのです。
お~。
すごい稜線見えてきた。
きれいなカーブを描いてますね~。
カーブの先が山頂みたい。
あとちょっとでつきますよ!
中ノ岳、越後駒ヶ岳の分岐です。
いつかここもテントを担いで来てみたい。
八海山にも歩いていって、越後三山縦走です!
山頂まであとちょっと!
09:36 越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)山頂
おつかれさまです!山頂です!
越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)、登頂です!
日本百名山44座目!
越後駒ヶ岳の山頂にはいろいろあって、一等三角点があったり猿田彦(さるたひこ)像があったり。
ちなみにこの猿田彦、女性好きとのことなので、どんどん女性もお祈りください、とのこと。
木花咲耶姫とは逆ですね。
これも団体さんのガイドさんが言っていました(人の話を勝手に聞いてごめんなさい)。
で、この話。うらを取ろうと調べてみると、そもそも猿田彦じゃないという説も。
豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)だよという話もありました。
難しいことはここまでにして、カップラーメンタイムです(写真はなし)。
山頂でまったり休憩をして、下りの体力回復しましょう。
こちらは山頂からの八海山。
越後三山の中では、一番名前が有名ですよね(お酒でね)。
日本二百名山でもあるこの山は、いつか登ってみたい山。
こちらは山頂からの中ノ岳。
こちらも日本二百名山ですね。
山頂からの尾瀬・平ヶ岳方面。
燧ケ岳(奥の左)が見えますね〜。
燧ケ岳からズズッと右を見てみると、日光白根山(奥中央やや右)も見えてます!(スゴい!)
そしてその白根山の手前には、平らな山容の平ヶ岳。
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山頂からの巻機山。
巻機山もほんとすてきな山でした。
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10:19 越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)山頂・再出発
山頂まんきつしたあとは、枝折峠まで下山です。
まずはあちらに見える、駒ノ小屋まで行きましょう。
10:31 駒ノ小屋
サクッとここまでやってきました。
と、ここで悲報。
コチラの山小屋、ただいまトイレが壊れてる(正確にはカギが壊れているとのこと)。
11時間オーバーのこの山行で、トイレ行けないまじやばい。
と、ここで朗報。
トイレどうしようと嘆いていたら、修理の人がやってきて、作業完了トイレが復活!
山小屋の人からの「トイレ使えますよ〜」の掛け声で、早速トイレ、使わせてもらいました!
駒ノ小屋の次は、百草園、もとい百草ノ池。
京王線ユーザしかわからないローカルネタです。
目の前に見えてる山、枝折峠から来るときもずっと見えてた立派な山は、日本二百名山・荒沢岳(あらさわだけ)。
ちょっとこちら調べてみると、なんともスゴい山でした。
荒沢岳(あらさわだけ)
新潟県境の景勝地・銀山平を見下ろすようにそびえる鋭鋒である。日本二百名山の一峰であるが、日本百名山には含まれず、日本三百名山にも含まれない。日本二百名山選定の際、登山条件の困難さやこの地域の気候の厳しさなどが問題となったが、結局日本二百名山に加えられた。登山の拠点となる銀山平は積雪が5 mを越える豪雪地帯であり、奥只見シルバーラインが開通する前までは秘境の地であった。『日本百名山』の著者深田久弥も荒沢岳にはついに登ることができなかった。
出典元:wikipedia
なにか忘れている気がします。
そうです鼻水くしゃみです。
山頂付近はあまりの絶景で忘れてましたが鼻水くしゃみはあいかわらずで。
風邪なの?花粉なの?一体なんなの?
わたし花粉症ではないはずなので、ついにバケツがあふれたか?(おそろしい、、)
11:13 百草ノ池
調べてみると、アレルギー・バケツ理論は間違い?とかで、今は違う理論があるそうです。
いずれにしても、今は鼻水止まらない。
どうしたものかと悩んでいたら、ここで世紀の大発見!
鼻水あまりにひどいので、恥を忍んで鼻の穴にティッシュをIN!(しかもダブル!)
INしてみるとあらま〜不思議。
くしゃみがピタリとやむのです!
なんともくだらない発見ですが、ティッシュをINすりゃなんとか下りれる!
この日、越後駒ヶ岳で鼻にティッシュをつめた人を見かけた方。
それはわたしです。お気になさらずに。
だれでもそういうことあるでしょう?
で話は戻って山の話を。
下の写真は百草ノ池からの越後駒ヶ岳。
紅葉がきれいですね〜。
百草ノ池からは楽な道。
サクッとこちら、小倉山。
11:41 小倉山山頂
今度は山頂来てみましたよ。
小倉山の山頂です。
う〜んあんまりなにもない。
もとの道に復帰して、お次の道行山向かいましょう。
たまにある登りにうんざりしながら。
道行山に到着です。
12:11 道行山山頂
こちらも今度は山頂きました。
道行山の山頂です。
道行山の山頂景色。
これからわたしたちが帰る道(明神峠方面)。
道行山山頂からの越後駒ヶ岳。
いや〜いい絵が撮れました!
鼻水つらいしサクッと下りて行きましょう。
道行山の次に向かうは明神峠。
12:48 明神峠
はい、明神峠に到着です!
木花咲耶姫の枝折大明神の祠。
正面からしっかり撮ってみました。
さらに足をすすめて行くと、枝折峠が見えました!
あそこに帰ればティッシュがたくさん!
そうなんです、ティッシュが残り少なく。
鼻水かなりやばいことに。
急げ急げと下山です。
観音様、わたしの鼻水どうにかしてください。
枝折峠の滝雲雲海ビュースポット再び。
残念ながら雲海はなし。
次回の楽しみということで!
13:11 枝折峠
そしてそのまま下り続けて、枝折峠に無事下山!
車に急いで駆け込んで、ティッシュ補充しひと安心。
なにはともあれ下山です!
今日も一日、お疲れ様でした〜。
まとめ
今回は越後三山・越後駒ヶ岳の山行でした。
滝雲雲海残念でしたが、それ以外の景色が最高すぎて!
シーズン真っ盛り!ではないかもしれませんが、こんなに紅葉ある山ははじめてでした。
青々しい夏山も好きですし、静寂なあの厳しいながらも美しい雪山も大好きですが、秋の山、紅葉の山も最高じゃない!
新潟のなだらかな、でも雄大な山容が紅葉とあいまって、なんとも言えない良さ、ありました!
勝手に採点
わたし勝手に今回の山行を採点しました!
- 満足度 :
紅葉の越後駒ヶ岳、最高でした!やっぱり新潟最高だな~。
以上、本日の山行記録でした。
ではまた!