6月、梅雨の時期の蝶ヶ岳
[山域] 北アルプス [CT] 8時間36分 [距離] 17km [登り] 1668m [下り] 1672m [日程] 日帰り
関東甲信、ついに梅雨入りとなりました。雨ニモマケズ風ニモマケズ、合間の晴れを狙って山登りましょう。と言うことでkara(@karalog2018)です。ひさびさにタイムリーな山行をご紹介、と思いきや、今日のブログも一年前の6月のお話です(苦笑)。6月の中旬ですね、に登った北アルプスデビューにもってこいの山、蝶ヶ岳のお話です。コースは定番の三股から。前常念経由という選択肢もありますが、まだまだ残雪が残る北アルプス、また濡れた岩を登るのはちょっと怖いので、まめうち平経由で登ってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 上高地・北アルプス 2021年版 /昭文社
5:26AM 三股の駐車場
三股から沢沿いを登る
梅雨真っ只中、雨が多いこの季節。沢沿いの道は急激な増水で、道が通れないなど気を付けなければならないことがたくさんあります。ここ蝶ヶ岳の三股も、はじめは沢沿い。今日は曇り、雨こそ降ってはいませんが、前日までの雨で沢の水も増水気味です。道が通れないということはありませんが、濡れた岩で転ばないように等々、慎重に足を進めていきます。ちなみに上にあるように何枚か写真を撮っていますが、三股からは樹林帯。且つ今日は曇天ということで、全体的に露出不足。ブレッブレの写真が量産されていました(涙)。
まめうち平を越えて、その先へ
割れた2000m地点の標識。嫌な思い出がよみがえります。
残雪に気を付けながら、蝶ヶ岳山頂へラストスパート!
蝶ヶ岳から見る、はじめての槍・穂高岳
パーティはいつものhirooneさん(写真の青い人)とわたしです。hirooneさんは蝶ヶ岳何気にはじめてで。否。「はじめて」はちょっと語弊がありますね。実は去年11月にわたしと2人で、やっぱり三股から登っているのです。でも途中の第二ベンチ手前の木道で見事にわたしが転倒してしまい。転倒しただけなら良いのですが、打ち所が悪くて、瞼を見事に切ってしまって。ボクサーのような、と言ったら良いでしょうか。その当時は鬼滅の刃の映画もやっていたので、煉獄さんのような、と言ったら伝わるでしょうか。いずれにせよ盛大に流血してしまい、初期手当をした上で、無念の撤退となりました。hirooneさんはそのとき手当もしてくれたし、付き合って下山もしてくれたという(なんて良いヤツだ!)。なので、第二ベンチ以降はhirooneさんはじめてなのです。蝶ヶ岳から見る槍ヶ岳や穂高岳、北アルプスの景色を見せたくて梅雨の合間にやってきましたが、hirooneさんすこしは満足してくれたかな?
蝶ヶ岳手前でまさかの転倒、、本人はいたって元気なのですが、まぶたを切って盛大に流血、、泣く泣く下山しました。みなさん、ツルッツルの氷、気をつけましょう。本当に! pic.twitter.com/pmsT9nSrMq
— kara (@karalog2018) November 14, 2020
槍と蝶ヶ岳ヒュッテ
hirooneさんと槍ヶ岳
蝶ヶ岳ヒュッテ
まあhirooneさんは表銀座も裏銀座も歩いているので、ふーん、と言うくらいの景色だったのかもしれません。また曇天と言うね。気を使ってスカッと晴れてくれたまえ!なんてことも思ったりするのですが、わたし的には挽回できたと言いますか。「申し訳ない」という気持ちをこの景色を見せたことでリセットできたと言いますか。いずれにせよこれでチャラと言うことですね!(実は言うほどわたし、負い目に感じていませんでしたが(笑))
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展望指示盤のある瞑想の丘
雷鳥発見!
メスの雷鳥。つがいでしたか!
常念岳と蝶槍と
蝶槍(標高2,664.5m)
蝶ヶ岳だけでは物足りない。でも常念岳は行き過ぎです。そんなあなたにおすすめなのが、蝶ヶ岳ヒュッテから往復2時間かからないくらいの蝶槍へのピストンです。そこまでアップダウンありませんし、左手には穂高岳、槍ヶ岳などの名峰、正面には威風堂々たる常念岳とすばらしい展望を見ながらの稜線歩きが楽しめます。さらにこの日はラッキーでして。グワッグワッとなんと形容したらよいのか、カエルのような?見た目にあわない可愛くない鳴き声が聞こえてきたかと思ったら、つがいの雷鳥さん現れました。タムロン28-200の望遠側の出番です。がんばって寄ってよって、撮ってみました。SONYのカメラなので、APS-Cモードつかえばさらに寄れますが、いざと言うときやり方忘れますね。メニューから探すのめんどくさくて、あとでトリミングすれば良いやとそのまま撮りました(結局トリミング(クロップ?)もしていない)。
蝶槍から常念岳へと続く稜線
大キレット(左)と槍ヶ岳(右)
常念岳
蝶槍についたのが10時30分前。がんばれば常念行って、前常念、三股と周回できちゃうんじゃないの?と言うのはありましたが、ここまでせっかく無事にこれたのに、下山でまた転倒してケガなんてしちゃったら目も当てられない。ここは素直に帰りましょうと、蝶ヶ岳ヒュッテに戻ります。この先は前回の常念岳単体、蝶ヶ岳・常念岳周回のブログを貼っておくのでお時間あるとき見てくださいね(宣伝)。
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蝶槍から蝶ヶ岳方面を望む
蝶ヶ岳パノラマ
蝶ヶ岳ヒュッテと蝶ヶ岳山頂
北アルプスに1羽の烏
蝶ヶ岳山頂(標高2,677m)
雷鳥を見たり、蝶槍に行ったりとしている間に少しだけ天気がよくなってきました。これよこれ!北アルプスには青が似合うね!と言うことで、何枚も写真を撮っていたのにまた撮影会開催です(笑)。山頂付近にザックをおろしてそれでは写真撮りましょう!と思ったら、視界の隅に、黒い何かが。山には似合わない黒いお姿。テン場のあたりをウロウロしてました。渋谷や新宿がキミの本来いる場所なんじゃないの?と。場違いにも程がある。なんでこんなところに烏(カラス)がいるんだろう?(エサのためにしてもずいぶん上まで来るものですね~)
見納めのアルプス
三股へ下山
雷鳥、烏(カラス)と思わぬものに会えました。蝶ヶ岳山頂も登れたし、三股に向かって下山しましょう。最終ベンチ以降はあつい雲の中。潤いだわ~、なんて冗談を言いながら、転倒しないよう下山しましたとさ。
蝶の雪形
最後に、蝶ヶ岳の名前の由来をご紹介。なんでも山頂直下、安曇野側(南側)に蝶の形の雪形が見えるからその名がついた、そうなのです。ちょうど蝶ヶ岳ヒュッテに着く直前に残雪があったので、あの辺りを羽に見立てていたりするのかな?黒い蝶も見えるとかなんとか。雪の少し残った時期に、蝶を探しに登ってみるのも、乙な感じじゃないですか?
関東甲信、ついに梅雨入りとなりました。雨ニモマケズ風ニモマケズ、合間の晴れを狙って山登りましょう。と言うことで今回は…
今回使用したカメラとレンズ
SONY ソニー Cyber-shot DSC-RX100M6