厳冬期の伯耆大山
[山域] 中国 [CT] 5時間35分 [距離] 7.8km [登り] 1113m [下り] 1128m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は去年2月に登った鳥取県にある中国地方最高峰、伯耆大山(ほうきだいせん)のお話です。伯耆大山に登るのは2回目になりますね。前回も雪山の時期で、日本海側気候と言うんですかね、晴れにくい大山(だいせん)でも珍しく快晴の一日となりました。しかし雪は例年より少なく真っ白な剣ヶ峰を拝むことができなかったため、唯一の心残りとなっていました。で、2022年2月です。なんでもこの年は「雪がたっぷりついてるらしい」。でもなあ鳥取、遠いんだよなあ。でもこんなタイミングは滅多にないよね、だったらこれはもう行くっきゃないよね!と言うことで、我が家から片道9時間かけて、弾丸日帰りで登ってきました。
こんにちは。kara(@karalog2018)です。また1カ月ぶりくらいの投稿ですね。なかなか更新できていないブログですが、今回も過去の山行からピックアップ。鳥取県にある中国地方最高峰の伯耆大山(ほうきだいせん)の山行です。「おおやま」じ[…]
04:32 AM 南光河原駐車場
ナイトハイク、夏山登山コースから伯耆大山
と言うことで、弾丸ツアーのはじまりです。夜19:30に車で自宅を出発。高速を使って静岡~名古屋~京都~大阪~兵庫に岡山、最後は鳥取に向かいます。名古屋あたりまではたまに行くことがあるのですが、名古屋以降はわたしにとっては未知の領域。京都なんて中学校の修学旅行ぶり(思い返してみると修学旅行とあわせて2、3回、すべて新幹線で行っていました)で、西側の高速道路事情と言うんですかね、わたし全然わかっていなくて。一部工事中でナビに宝塚で降ろされちゃったりいろいろ着くまで大変でしたよ。。っとまあこの話は良いとして、片道9時間がんばりました。朝の4:00、なんとか無事に登山口近くに到着です。
今回の伯耆大山、登山開始地点となるのは南光河原(なんこうがわら)駐車場。大山の主要な登山道の1つ、夏山登山口近くの駐車場です。本来ならここに車を停められれば良かったのですけどね、4:00時点では車がいっぱいで、少し離れた第1駐車場に車を停めることとなりました(と言っても歩いて10分くらいの距離です)。
南光河原駐車場からは大山夏山登山コースを通って一気に標高差1,000mを登り弥山(みせん)まで。途中六合目避難小屋がありますが、今回はナイトハイクと言うこともあって(暗すぎて)写真は撮らず一気に上まで登ってきました。正直そこまで焦る必要もなかったのですが、登り始めたら「あれ?これご来光間に合うな」と。せっかく来たのだからでは大山からのご来光を見てみようと言うことで、一心不乱に登って登って 6:23 AM、弥山(みせん)山頂到着しました。
07: 01 AM 大山の夜明け
剣ヶ峰とご来光
伯耆大山の最高点は標高1,729mの剣ヶ峰。しかし剣ヶ峰に至る稜線は通行禁止となっているため、一般的には弥山(みせん)を頂上としているそうです。いつかは剣ヶ峰に登ってみたいものですが、行けないものは仕方がない。弥山の山頂から少し剣ヶ峰の方へ進むと絶好の展望ポイントがあるので、そこからの展望を楽しむとしましょう。
展望としては、前回のリベンジ達成ですね。雪がモリモリな剣ヶ峰が何と言ってもすばらしい。いろんな山を見てきましたが、カッコ良さでは群を抜いているんじゃなかろうか。また今回登ったのは北側斜面、北壁を見ながらの登りだったのですが、その反対の南壁もまたすばらしい。剣ヶ峰からおちる槍尾根や槍ヶ峰など間近に見れたら素敵だろうなあ(一般公開されている登山ルートはないようです)。
北側斜面は北側斜面で、わたしが登った佐陀川の源流となっている行者谷の西側尾根(夏山登山コース)のほかに、行者谷の東側尾根(ユートピアコース)の宝珠山から下宝珠越~中宝珠越~上宝珠越~ユートピア避難小屋と、三鈷峰(さんこほう)、象ヶ鼻と稜線が続いておりました。夏山登山コースは初心者向け、ユートピアコースは上級者向けとのことなので、わたしは今のところは夏山登山コース一択かなあ。
ちなみに弥山から剣ヶ峰の稜線もそうですが、ユートピア避難小屋から天狗ヶ峰を経て剣ヶ峰に至るルートも現在通行禁止だそうです。
そしてお待ちかねのご来光!ぱーっと明るく、なりません(苦笑)。意外と今は雲が多くてなかなか太陽出てくれません(涙)。でもそんな雲の多い朝だったからか、いつもとは違った真っ赤ではない黄金色?不思議な色に染まった大山を見ることができました。うん、これはこれでアリですね!
やわらかな朝日を浴びて
小屋近くからご来光を見る登山者たち
南壁
言葉にならない
弥山から剣ヶ峰への稜線。ふつくしい
ソフトクリームのようなモフモフ大山
三鈷峰~剣ヶ峰~弥山までの稜線
再びの弥山山頂。まわりになにか増えている(笑)
弥山(みせん)山頂(標高1,709.4m)
展望ポイントに1時間くらいいたんじゃなかろうか。寒空の下、飽きもせずずっと剣ヶ峰とご来光を眺めていました。正直に言うとかなり寒かったのですが、それを差し引いてもすばらしい体験ができました(はるばるきた甲斐があったというものです)。この後の予報は「より快晴になっていく」とのことですが、今回は弾丸日帰りツアーなのです。帰りの運転も考えなければなりません(片道9時間のやつです)。と言うことで、盛大にうしろ髪ひかれながらも下山の徒につきました。
07:50 AM 大山頂上避難小屋
伯耆大山北壁
下山は行者谷に降りて下ります
元谷から見た北壁コチラ。麓には元谷避難小屋も見えますね
大山北壁とモフモフの雪
09:39 AM 大神山神社奥宮。コチラもモフモフ
行者コースから大山寺へ下山
下山は来た道、夏山登山コースを六合目避難小屋、行者谷別れまでまず下ります。この道は木々も少なく北壁がババン!と見える急坂ですね。さすがに日が登ってくるとたくさんの人が登ってきていましたが、それなりにひろい尾根なので、横にうまくよけながら下っていきます。
六合目避難小屋過ぎて行者谷別れからは前回同様「行者コース(元谷散策コース)」を使ってみました。若干雪が多すぎて行者谷別れのポイントを見失い変なルートを通ってしまいましたが、結果オーライ、なんとかコースへ合流できました。みなさんも気を付けましょうね、トレースがあるからって正しい道だとは限らない。キチンと地図やGPSなど自分の位置を把握しながら歩いて行きましょう。
元谷以降は標高が下がって木々が多いからでしょうか。日陰で雪が溶けにくいのかな?雪がたっぷりついていました。むしろ雪が多すぎなくらいで大神山神社も屋根が重そうなくらいモフモフでした(笑)。本当に前回とは全然違っていましたね(良い意味で)。
伯耆大山の雪だるまとゆかいな仲間たち
恒例のコーナー、今回は「伯耆大山の雪だるま」です。無事納品させて頂きました。展望ポイントで剣ヶ峰を見ているうちに、ゆかいな仲間が増えていたのには笑っちゃいました。けっこうこのヒヨコさんとはコラボ率が高いのです(笑)。っとまあポツポツ雪だるま作っているわけですが、みなさんもどうぞ見かけたらあたたかく見守ってもらえれば幸いです。
こんにちは。雪山求めて北へ南へ東へ西へ。長渕剛さんのひまわりですね。と言うことでどうも、kara(@karalog2018)です。今回は自身2度目となる、雪山と言うことでは初となる、四阿山(あずまやさん)のお話です。[…]
伯耆大山最高峰「剣ヶ峰」
いつかは、寝台特急「サンライズ出雲」
はい、と言うことで「弾丸ツアー伯耆大山」、如何でしたでしょうか。自宅から登山口まで9時間運転、その後5時間30分山登り、そして帰宅に12時間と。合計26時間30分なので若干日帰りではなくなっていますが終了です。ぶっちゃけおすすめか?と言われたら「まったくおすすめできません」。伯耆大山はもちろん「スゴクおすすめ」なのですが、弾丸ツアーはおすすめできません(苦笑)。
では次回行くなら移動手段はなにが良いのかなとあらためて考えてみまして。今回で車は懲りたので、飛行機か電車の2択です。「飛行機」は少しお財布に優しくない(羽田からなら片道25,000円~くらいかな?)、「新幹線(のぞみ・ひかり)+特急やくも」は前回の山行でつかったのでまた違うものを、と言うので見つけたのが「寝台列車・サンライズ出雲」で米子まで。料金はどの寝台に泊まるのかによって変わるみたいですけど、B寝台(個室)シングルなら東京→米子で22,000円くらいかな?飛行機は時期・時間によって価格変わるので、サンライズ出雲正直そこまで安いわけではありませんが、なんと言っても「寝台列車」。心に響くワードです(笑)。
ちなみにこの「サンライズ出雲」、日本で唯一の定期運行寝台特急なんですって。寝台列車というとほかには「カシオペア」などが浮かぶと思いますが、アチラは高級、さらにもう定期運行していないというのもあるので、伯耆大山登るついでに「寝台列車」を体験してみるのも悪くないかなと。
毎日運行なのに人気で予約がとりずらい(ネットは無理ゲー?みどりの窓口に並ぶ作戦が有効?)や、東京駅 21:50発、米子駅 09:03着。米子駅 09:30発のバスで大山寺 10:22着と、登山の開始遅くなってしまうのが難点ですが、天気が一日持つ、もしくは宿泊も可ならば大いにアリなんじゃなかろうかと。わたくしは思う次第です。
JR西日本エリアの運行区間や新幹線、特急、急行・快速、寝台列車や観光列車などの編成・設備などについてご案内します。…
こんにちは。先日はめったに晴れない伯耆大山の予報が良さそう、ということと、今年は雪がモリモリということで、伯耆大山を…