蔵王の銘菓「樹氷ロマン」
[山域] 東北 [CT] 6時間51分 [距離] 11.2km [登り] 993m [下り] 993m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。突然ですがみなさん、「樹氷ロマン」をご存じでしょうか。蔵王のおみやげと言ったなら、の欧風焼き菓子にホワイトクリームをサンドしたとてもおいしいお菓子です。「わたし、似たようなお菓子知ってるよ!」そんな声も聞こえてきますね。山のぼらーのみなさんなら言わずもがな。そうなんです、「雷鳥の里」にそっくりなんです。知らない人のためにも「雷鳥の里」がどんなお菓子か説明しますと、「欧風せんべいにクリームをサンドしたとてもおいしいお菓子です」。はい、要はどちらもウエハースのようなものにクリームをサンドしたおいしいお菓子ですと。今回はそんな似た者同士、「樹氷ロマン」と「雷鳥の里」。どちらが本当においしいか、永遠の課題に挑みます。
正)去年3月に登った山形県、宮城県にまたがる蔵王山のお話です。
今日もいつものhirooneさんと
蔵王ライザワールド
おはようございます。「樹氷ロマン」vs「雷鳥の里」、言い換えるなら「山形」vs「長野」でしょうか。っとこれはまずいですね、この話題はいろいろ角が立つ。と言うことで話題をもとの山登り、蔵王山、蔵王連峰の山行に戻していきます。
まず、蔵王山なのですが、わたしたちは登るのは2回目になります。1回目は蔵王温泉・蔵王ロープウェイから地蔵山、熊野岳、刈田岳と登ってきました。その時はその時で最高の山行ではあったのですが、樹氷、スノーモンスターが少し瘦せ気味で。
と言うのも昨今の蔵王の樹氷は、虫による食害や地球温暖化による影響で立ち枯れややせ細りが起き、樹氷になりきれないというケースが多発していたそうなのです。前回はまさにその影響をうけて痩せモンスターだらけだったと言うわけなのですが、今年は前回の伯耆大山と同じく「雪がたっぷりついている」とのことで、遠路はるばる蔵王山へとやってきましたよと。
とは言え前回とまったく同じなのは味気ない。では違う登山口から登ってみよう!と言うことで今回は蔵王ライザワールドからおじさん2人でスタートとなりました。
こんにちは。気が付いたらGWもあと少し。文字にしてみるとなんとも切なくなっちゃいました。kara(@karalog2018)です。今回は前回の熊野岳🐻から引き続き、蔵王山のお話です。御釜から刈田岳へと[…]
11: 35 AM 蔵王山(熊野岳)山頂
蔵王山(熊野岳)の雪だるま
蔵王の天気は難しい
前回登った蔵王温泉、地蔵山方面
晴れたり曇ったりの忙しい天気(晴れろ~!)
蔵王山(熊野岳)山頂(標高1,841m)
蔵王ライザワールドからは、まずはゲレンデ脇をリフト終点まで登ります。営業開始時間まで待てばリフトを使って一気にリフト終点まで登ることができるのですが、せっかちなわたしたちは自分の足で登っていきます。伊吹山のときにもお話ししましたが、ゲレンデは滑り降りるためのもので登る場所ではないですね。余裕があればくらいで無理に歩かないでリフト使っても全然良いと思います(笑)。
リフト終点手前からは立派な樹氷に囲まれ始めます。ここは蔵王坊平樹氷原と言うあたりでしょうか。幾重にもまがりくねった蔵王エコーライン(冬季閉鎖中)に沿いながら、とは言えその道をそのまま行くのではなくまっすぐ直登しながら山頂を目指します。
と、ここで一点注意事項です。蔵王坊平、御田ノ神園地と樹氷原をこのコースでは歩くことになるわけですが、コチラ、ホワイトアウトしていると本当になにも見えない。樹氷に囲まれているため、まわりがすべて同じ景色で方向感覚も狂いがちです。われわれも実際、あまりに周りが見えな過ぎて御田ノ神避難小屋で無念の撤退となりました(涙)。
「あれ?でも山頂の写真あるじゃない」と思われた方、はいそうなのです。実はコチラは別日の写真。おバカなわたしは撤退から1週間、天気予報が「晴れ」を告げた平日に、単身リベンジでまた来たのです(懲りないやつだぜ)。コースは同じでライザワールドから歩いてリフト終点、樹氷原を越えて御田ノ神避難小屋。その後、熊野岳に無事登頂となりました。
あっさり目に書いてはいますが、リベンジ2回目も苦労しました。天気予報は「午後から晴れ」、それを見越して遅めの出発ではあったのですが、熊野岳山頂まではガッスガス。前回ほどまでではないにしても、寒さと白さが半端ない。トレースがしっかりあった、前に何人もの登山者の方がいたからなんとかなったものの、もう少し天気回復してから登ればよかったと反省しきりです(この日は後半になればなるほど晴れてきたのです)。ちなみに途中スマホがあまりの寒さで落ちて、GPSログがおかしなことになっていますが、YAMAPなど参考にされる方はご注意ください。
白い御釜
熊野岳から刈田岳。徐々に青空が増えてきましたよ!
山頂が広い熊野岳
太陽さんこんにちは!
熊野岳、熊野岳避難小屋を振り返る
刈田岳を正面にロックオン
刈田岳ビクトリーロード!
13:22 PM 刈田岳山頂
刈田岳山頂の白い鳥居
蔵王山(刈田岳)山頂(標高1,758m)
熊野岳からは白い御釜を見ながら山形県と宮城県の県境である刈田岳へと向かいます。実はライザからは熊野岳と刈田岳の中間あたり、御釜が見える場所にでることになるのですが、行きは先述の通り真っ白けっけで、御釜もなにも見えていませんでした。熊野岳に登ってしばらく雪だるまを作っていたらすこしずつですが青空が広がってきて、「寒い中待っててよかった~」と。日本の天気予報はやっぱりスゴイ精度です(ありがたや)。
と言うことで、ようやくお目見え、前々回とあわせれば2回目となる白い御釜。やはり迫力満点ですね。雪の蔵王に来たのなら樹氷とあわせて見てほしい場所。本当にこの景色はたまらんのですよ。
そして締めは刈田岳のモコモコ!もとい立派に育った白い鳥居。片足(右足)ちょっと痩せていましたがそれでも十分育っておりました(笑)。
白の社(やしろ)
白の御釜
杉ヶ峰方面かしら?
晴れました!刈田岳山頂
空が広いし空が青い!
御田ノ神園地、ようやく全貌を見ることができました(笑)
樹氷、ツリーホール
御田ノ神園地の樹氷群
蔵王の樹氷、スノーモンスターと雪だるま
ようやく晴れた、晴れました。刈田岳からは青空の下の下山となりました。ほとんどなにも見えない登りと違って帰りはなにもかもが丸見えでした(笑)。思った以上に御田ノ神園地は広く平らで、これはガスったらたしかに迷うよねぇ、と。蔵王エコーライン沿い、夏はここまで車で来れるということもあってか、人工物も多いみたいですね。リフトの柱?も立っていましたし、なにより樹氷がニョキニョキと。
広いひろい場所ではありますが、よ~く見ると、いくつかの特徴がありました。山頂から御田ノ神園地あたりまではミニモンの生息が多いようです。リフト終点、蔵王坊平樹氷原あたりになると今後は見事に育ったモンスターの大群が。大きなモンスターだけだと思っていたのでミニモン見れたのはうれしい誤算。ちなみに、あまりモンスターに近寄りすぎるとツリーホールに落ちちゃいますよ。かなり深い穴が空いていたので十分ご注意くださいね。
そして雪山と言ったらな毎度恒例、雪だるま。樹氷、スノーモンスターに立ち向かうべく何段にも積み重ねてみましたが、3段積み上げた時点であらまあ崩れた(笑)。いずれにしても、「蔵王山の雪だるま」、ミッションコンプリートできました。
14:55 PM 仙人沢アイスガーデン
それは見事な氷瀑でした
氷瀑の中から
貸し切りの仙人沢アイスガーデン
仙人沢から見えるのは中丸山ですかね
15:43 PM リフト終点
おつかれ山です。無事下山です
仙人沢アイスガーデン
熊野岳に刈田岳、白い御釜に白い鳥居、そして見事な蔵王の樹氷。これでもかと言うくらい絶景のオンパレードなのですが、ライザ近くには隠し玉がまだありました。その名も「仙人沢アイスガーデン」。リフト終点から降りてすぐ左手に進み、15分くらい下って行くとそのガーデンはありました。
道中ピンクテープはあるにはあるのですが、行く人が少ないのかトレースがついていないことも多々。実際1回目のライザの時にも向かってはみたのですがまったくトレースがなく、不安でコチラも撤退しておりました(苦笑)。ちょっとわかりづいらいところにあるのでGPSログなどよくよくご確認くださいね。
一応文章でも説明しておくと、リフト終点からはまず左手に向かいます。樹林帯に入り、そのあと沢近くまで一気に下ります(帰りは急登)。くだりきったら右手ですかね、手前に戻るような形で進むとガーデンに到着。うん、文章で書くとちょっとわかりづらいですよね(語彙力、文章力不足)。やはりログなど有効活用してみてくださいね。
そして相まみえた、蔵王ライザの隠し玉こと「仙人沢アイスガーデン」。リフト終点から近い場所にあるので続きは是非ともご自身で(笑)。山頂、樹氷、白い御釜ももちろん良いのです。だけどそれだけじゃもったいない!せっかくなので、是非とも「仙人沢アイスガーデン」寄り道してください。
結論「どちらもおいしい」樹氷ロマンと雷鳥の里
と言うことで積雪期・蔵王山の山行でした。そして申し訳ございません。誤っておこうかなと。冒頭に「樹氷ロマン」と「雷鳥の里」、どちらがおいしいか永遠の課題に挑みますなんて書いておきながら、結論はと言いますと「どちらもおいしい」。これ以外ない(玉虫色の回答ですね)。
まあ個人的な好みで言えば、味は「樹氷ロマン」の方が縦長で食べ応えがあり、ほんのり甘さ強めな気がするのでわたしは好みです(本当に僅差ですが)。しかし「雷鳥の里」は「雷鳥の里」で、おいしさだけではないプラスαがありまして。本当に甲乙つけがたい。
「雷鳥の里」プラスαも一応説明しておくと、箱に入っている雷鳥のシール(張れないのでシールではない、なんだろう?)ですね。コチラをわたくし集めておりまして。集めたからなんなの?というのはあるのですが、7羽集まったら願い事なにか叶ったりして(笑)。今我が家には4羽の雷鳥さんが集まっているのですべて集まったら「白い雷鳥」のシールをゲットしたいなあ(作ってほしい)。
さらにさらに、今は雷鳥の里誕生50年記念キーホルダー「雷鳥カラビナリング」なるものも長野限定で販売しているのです。去年のうちにわたしはゲットしておきましたが、そういうプラスαがなんともうまい(商売上手)ですよねえ(笑)。
最後は「樹氷ロマン」ではなく「雷鳥の里」の話題が多くなってしまいましたが、「樹氷ロマン」もあと数年経てば50年。記念のなにか、お待ちしております~。
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