日光の秋
[山域] 北関東 [CT] 7時間59分 [距離] 16.8km [登り] 1293m [下り] 1294m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は10月後半、奥日光になるのでしょうか、ならないのでしょうか。いずれにしても「日光」の中禅寺湖を挟んで男体山のお向かいにある、半月山、社山のお話です。歌ヶ浜第一駐車場に車を止めて、中禅寺湖の南側、ぐるっと周回するコースです。登りはじめはいろは坂を登りきった所、ザ・リッツ・カールトン日光の近くから。いつかは泊まりたいカールトン。なんでもここには三猿のライオンがいるみたいですよ。とまあ余談が過ぎましたが日光の山行です。中禅寺湖に男体山。さらには紅葉も相まった、すばらしい景色が見れました。
登りはじめはコチラから
木の階段を登ります。
黄色いもみじ
鮮やかな赤、目を奪われます。
しばらく登ると平らな道に。
初お披露目の男体山(駐車場から見えましたけど、それはノーカンと言うことで)
差し込む光、赤が引き立つ。
伸びる影。この時間帯、好きです。
茶ノ木平自然観察教育林
歌ヶ浜から茶ノ木平へ
いつもと同じくhirooneと。日が昇るくらい、6時ごろからスタートしました。車を停めた歌ヶ浜第一駐車場は、「展望よし」「無料」「トイレもきれい」と三拍子揃った駐車場なので、紅葉の時期はかなり混雑するとのこと。夜中2時頃には到着し(数台の空きスペースありました)、車の中で仮眠してました。それにしても、そろそろ車中泊は厳しい時期になってきましたね。車に毛布を積んでいるのですがあまり暖かくないので、今度ヒートテック毛布ためしてみようかな。そして山行です。まず歌ヶ浜からは車道を20分ほど歩いて今日の登りはじめのポイントへと向かいます。冒頭にお話したリッツ・カールトン向かいのポイントですね。このポイントからは、茶ノ木平半月峠稜歩道と言う道になり、1時間くらいですかね、樹林帯の坂を登ります。登りきれば、そこは気持ちの良い広場です。茶ノ木平と言うところです。
茶ノ木平から狸山へ
茶ノ木平、狸山間の展望台より
狸山へは一旦車道をわたります。
狸山山頂標識と鉄塔
狸山山頂(標高1,622m)
茶ノ木平、お次は狸山。このまま登りが続くのかしら?と思っていたら一旦坂を下ります。途中に展望台がありますが、そこからは中禅寺湖、男体山の見事な姿を眺めることができました(ちょっと雲が多いですかね)。展望台の後は、引き続き下り。さらに一旦車道を渡ります。狸山、タヌキだけに、なんとも化かされた気分です。わたし、車道とか、登山の途中で人工物(電柱とかですね)が見えるとちょっとテンション下がっちゃう人です。山小屋とかは別ですよ?むしろテンション上がります。車道からは20分くらいでしょうか、下った分を取り戻すべく、樹林帯の坂を登ってのぼって本日1山目、狸山山頂到着しました。山頂にはなんともまあ、立派な鉄塔。うん、やはりなにか化かされている気がします。
中禅寺湖展望台、第一駐車場
中禅寺湖展望台からの展望
第一駐車場脇から半月山へ
南側は空が広く、眼下には雲が広がっていました。
半月山山頂(標高1,753.1m)
狸のお次は半月山です。狸山からはまたまた坂を下ります。しかもまたまた車道に遭遇。大きい駐車場がありますね。ここは中禅寺湖展望台・第一駐車場とのことです。一般の観光客もたくさん車でお越しのようで。ガチ登山の格好しているわたしらはだいぶ浮いていましたね。展望は良いです。「中禅寺湖に男体山」。それはそれは見事なお姿でした。登山道は駐車場脇から復帰しており、半月山山頂まで40分くらいの登りです。
半月山展望台からの展望
半月山展望台
本日2山目の半月山から、少し進んだところにあるのが今回一番来てみたかった「半月山展望台」と言うところです。ここからは正面には中禅寺湖を挟んで男体山が。左手、西側には日光白根山から太郎山まで。男体山を挟んで右手、東側には大真名子山、女峰山と奥日光の山々が続きます。中禅寺湖手前側には特徴ある形の八丁出島が。良い感じに中禅寺湖の周りが紅葉していて、いやはや眼福、眼福でした。とは言え良いことばかりと言うわけでもなく。こちら絶景ポイントとして広く知られている場所、且つ、半月山駐車場から30分くらいでアクセスできちゃう場所と言うこともあり、かなり一般客も含めて混雑してます。10月後半、紅葉の時期。土曜日9時台で、わたし30分待たされました。見に来るかたは、余裕をもった山行計画にすることをおすすめします。
展望台から半月峠へ
振り返れば左側に半月山駐車場
正面には中禅寺山、社山、黒檜岳へと続く稜線
社山、黒檜岳へと続く稜線(アップで)
半月峠
中禅寺山山頂(標高1,655m)
半月山お次は中禅寺山。はじめはやはり下り坂です。今日のコースは登っては下り、登っては下りの繰り返し。最初の2山は間に車道がありましたが、こちらの間は峠道でした(車道でなくてよかった)。半月山からの道のりは、南から西にかけてが気持ち良いくらい展望がひらけており、遥か向こうにはいつかは行ってみたい庚申山・鋸山・皇海山の三山が。皇海山クラシックルートと言うやつですね。日帰り・泊まりどちらでも厳しい?と言う噂のコースです。そして本日3山目となる中禅寺山。中禅寺湖と同じ”中禅寺”を冠する割にはちょっと地味な山頂です。思い返せば狸山・半月山・中禅寺山と山頂は展望あまりないですね。
中禅寺山から阿世潟峠へ
中禅寺山から見た社山
南方を望む。右手には皇海山クラシックルートの山々(庚申山・鋸山・皇海山)
阿世潟峠
阿世潟峠から社山へ
展望の良い社山の尾根道
来た道、半月山を振り返る
社山ビクトリーロード
社山山頂
社山山頂(標高1,827m)
中禅寺山から社山です。もうお分かりですね?まずはハイ、下ります。今日はゆるふわ登山のつもりでしたが気づけばなかなか登っていますね。あとで調べてみたら、この日累積標高1300m近く登っていたので、塔ノ岳・バカ尾根ピストンくらいやっちゃってます。下りきった場所、阿世潟峠からはなかなかどうして登ります。日本語変ですね、言い換えると、「しっかり登ります」これでしょうかね。しっかり登るししっかりキツい。何度も偽ピークに騙されながら、とは言え悪いことばかりじゃなく景観もすばらしい。今までの山々が、正直に言うと裏山的な道、山だったのに対し、ここは山らしい山でした(褒め言葉です)。今日登る山としては最後になります。4山目社山(しゃざん)登頂完了。
すばらしき日光の山々
社山は下りが最高でした。今まで登ってきた山々(中禅寺山・半月山等々)と、男体山をはじめとする日光連山(ファミリー)。なんとも贅沢な景観見ながら気持ちの良い尾根を歩きます。なんなら数時間前、半月山展望台で寒さに震えながら写真待ちしていた自分に言いたい。「コッチ、最高の景色見れちゃうぞ。早くこい!」と。アチラはアチラで良いのですが、コチラ、社山からの展望は山登りを頑張った人にしか見ることのできない「特別」な景色。この特別感がやっぱり良いのでしょうね〜。プレミアム?なんとも得した気分になれちゃうほんとうに絶景な良き場所でした。
阿世潟峠へ
勇ましい男体山のお姿
男体山山頂部をアップで写す(だれか見えるかな?)
阿世潟峠から下ります。
峠を下りきると、そこからは平坦な道。
白浜
中禅寺湖と男体山
湖畔沿いを歩きます。
紅葉、中禅寺湖、男体山。良き時間。
中禅寺湖をぶらりと歩く
向こうに見える、尖った山が社山です。
中禅寺湖越しには錫ヶ岳(左)と日光白根山(右)
湖畔を歩く
社山からの下山は、もと来た阿世潟峠から。峠を下りきれば、そこから駐車場のある歌ヶ浜までは気持ちの良い中禅寺湖湖畔歩きです。白浜・湖越しの男体山や、大使館・別荘があるからでしょうか、趣のある林道歩きが楽しめます。いや〜、ここも良いですね。雰囲気大好きです。午後の日差しの中、まったり湖畔をひとり歩く。優雅な時間の使い方です。ちなみにhirooneは大使館別荘近くのトイレへとダッシュで行ってしまいました。今回のこのコース、山ならよくあることですがトイレちょっと少ないですよね。
紅葉、中禅寺湖、男体山
はい、と言うことで前回と結びが同じ形ですが、日光・中禅寺湖南部の山々の山行でした。狸山に、半月山、中禅寺山に社山まで。どの山からも、中禅寺湖ごしの男体山がすばらしく。紅葉もたまたまなのかもしれません。タイミングにもよるのかもしれませんが、「鮮やかな赤」と言うよりは情緒ある、落ち着いた「黄色」が映えた紅葉でした(これはこれで良かったです)。コースとしては、「おいしいところだけ食べたい!」と言う欲張りな方には歌ヶ浜から社山のコースを。「たくさんわたしは歩きたいんだ!」と言う元気いっぱいな方には今回の茶ノ木平から行くコースを。「がっつり登るのはキツい。でも絶景がお手軽に見たいな」と言う方には半月山駐車場から展望台のコースがおすすめです。いつかは贅沢にリッツに連泊して、日光、心ゆくまで堪能してみたい!
こんにちは。今回は日光、中禅寺湖の近くにある二荒山神社中宮祠から登った男体山のお話です。男体山は日光二荒山神社の境内地にあるということで、山開きしている間しか登れない山なのです。2018年は5月5日に山開きをしまして[…]
今回使用したカメラとレンズ
SONY ソニー Cyber-shot DSC-RX100M6