奈良の百名山「大峰山」
[山域] 近畿 [CT] 6時間46分 [距離] 12.8km [登り] 1335m [下り] 1319m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。仕事の忙しさにかまけ、気が付いたら7月ももう最終日。ブログを1ヵ月近く放置してしまったのですが、なんとか本日更新です。今回の山行は去年5月GWに登った奈良県にある大峰山。「大峰山」は広義では大峰山脈を、狭義には山上ヶ岳(さんじょうがたけ)を指すそうですが、今回は大峰山脈の最高峰「八経ヶ岳(はっきょうがたけ)」を登ってきました。
04:54 AM 行者環トンネルは通行止め(※2022年の話です)
木々の間からの日の出
行者環トンネル東口登山口から
おはようございます。本日も先日の大台ヶ原から続きhirooneさんとの山行です。今回登る八経ヶ岳は、一番メジャーなコースと言えば行者還トンネル西口の登山口からなのですが、なんと2022年のGWは行者還トンネルが通行止めで、、「東口」の登山口からのスタートとなりました。
東口の登山口からはまずは論所ノ尾を登ります。ひたすら樹林帯の登り坂ですね。道についてはちょっとわかりづらいのですが、途中途中によく見ると手作り感満載の「峠〇丁」の標識があるので、それをたよりに登っていきましょう。
05:50 AM 西口登山口との合流地点
このあたりにくると木々は減り、気持ちの良い稜線歩きになりました
06:12 AM 奥駈道出合
06:27 AM 弁天の森
06:57 AM 聖宝ノ宿跡
聖宝ノ宿跡からは再び急登始まります
木々の間から見えるのは竜ヶ岳、大普賢岳、小普賢岳、日本岳
引き続き急登を弥山へと登りましょう
絶好のビューポイントから大峯奥駈道の山々を望む
引き続き弥山へ登ります
弥山へと続く木の階段
07:42 AM 弥山小屋
弥山小屋
論所ノ尾を登りきって少し進めば一ノ垰(いちのたわ)に到着です。ここから聖宝ノ宿跡まではほぼほぼフラット。登りがあってもゆるやかな傾斜なので、視界も開けていることもありとてもたのしい稜線歩きができます。個人的にはスケール違いますが、以前登った塩見岳の三伏山から塩見岳山頂直下の道までに少し雰囲気似ているのかなと。もちろんあそこまで長く、アップダウンはありません。
今日は今日とてお山の話。今回は去年7月に登った南アルプスは塩見岳のお話です。南アルプスってどの山も山深いところにある、登山口までのアクセスが長い(遠い)イメージがあるのですが […][…]
そうそう、弁天の森では奈良と言ったら!なシカさんに遭遇。かわいいお尻がたまりません。上の小屋でも見かけましたがやっぱりシカ、多いのですかねぇ。
聖宝ノ宿跡から弥山小屋までは、そこまでのフラットな道とはうって変わって、またまた急登はじまります。途中振り返るとそこには大峯奥駈道のすばらしい山々が。とくにわたしの目をひいたのは大普賢岳、小普賢岳、日本岳の山容。
今回は八経ヶ岳ピストンですが、次回は大峯奥駈道、一ノ垰から先ですね。行者還岳に七曜岳(しちようだけ)、国見岳、弥勒岳、大普賢岳、小普賢岳と。さらにそこから明王ヶ岳、竜ヶ岳、三百名山の山上ヶ岳までと。登って歩いてみたいと思います。
大きな小屋です弥山小屋
弥山から見た八経ヶ岳
弥山山頂へ
弥山山頂(標高1,953m)
本日最初のピークは弥山(みせん)です。漢字変換でなかなかでてこないこの名前。たしか鳥取の伯耆大山にも同じく弥山(みせん)がありましたが、名前の由来は宗教的ななにかなのかな。時間があるとき調べてみよう。
尚、山頂の社は、大峰山の麓の天川村にある日本三大弁財天「天河大弁財天社」の奥宮なんだそうですよ。
鳥居をくぐって。弥山から八経ヶ岳へ
帰ってきました弥山小屋です
八経ヶ岳、仏経岳原始林と言うそうな
08:35 AM 八経ヶ岳山頂
八経ヶ岳から明星ヶ岳、釈迦ヶ岳へと続く稜線
大峰山最高峰「八経ヶ岳」山頂(標高1,953m)
弥山小屋からは、テン場の脇を通って下ります。鞍部まで下り切ったらそこからは最後の登り、ゲートをくぐって八経ヶ岳山頂までの登ります。
八経ヶ岳山頂にはSNSではおなじみの、錫杖と看板がありました。ちなみにこの白い看板はめずらしいですよね、よくある木の看板ではなくて、独特のデザインだと思います。奈良のほかの山を登っていないのでなんとも言えませんが、ほかもみんな同じようなものなのでしょうか(山梨の団子三兄弟看板みたいな)。
09:12 AM 弥山小屋
10:03 AM 聖宝ノ宿跡
トンネル東口への分岐地点。再び
行者環トンネルへ
いつかは大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)縦走を
八経ヶ岳山頂からは、ピストンなので来た道そのまま戻ります。まず最初は弥山小屋へ。弥山小屋からは一気にくだって聖宝ノ宿跡まで。それからしばらく稜線歩いて一ノ垰越えたらまた激下り。下り切ったらお疲れ様です、行者環トンネル東口に無事下山です。
今回はマイナーな東口でしたが、ブログアップ時点(2023/7/31時点)は問題なくトンネル通れるそうなので、初めての方は西口からをおすすめします。
わたしは前述の通り、次登るなら大峯奥駈道を歩いてみたい。世界遺産である大峯山寺(おおみねさんじ)から、山上ヶ岳、明王ヶ岳、小普賢岳、大普賢岳、行者還岳等々。全部を歩くとなると大峯奥駈道は、吉野から熊野まで約80kmに渡るそうなのでさすがに、、、ではありますが、修験道の修行の道、歴史ある道を楽しんでみたい。(「峯(みね)入り」「入峯(にゅうぶ)」「順峯」「逆峯」などなど、気になるワードが満載です)。
去年GWに登った八経ヶ岳の記録です。最近も全然YAMAPアップしてないからそろそろあげていきたいと思います。八経…