4月、残雪の巻機山
[山域] 上信越 [CT] 8時間23分 [距離] 13.7km [登り] 1505m [下り] 1503m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は4月(残雪期ですね)に登った日本百名山のひとつ、巻機山(まきはたやま)のお話です。前回はミツマタが白い綿毛をつけたころ、6月の山行だったのですが、雪のある巻機山にも登ってみたい!と言うことでいつものhirooneと2人、行ってきました。てんくらやヤマテンの予報もバッチリと言うことで、満を持しての快晴登山!とはならず。正直山頂はまったく見えないガッスガスの状態だったわけですが(苦笑)、記録としてブログ、書いておきますね。
こんにちは。今回は新潟県(南魚沼市)と群馬県(みなかみ町)の境にある、巻機山(まきはたやま)の山行です。複数コースがありますが、今回ははじめてと言うことで井戸尾根コースを登ってきました。新緑の季節も終わりを告げる、そ[…]
積雪期は清水からのスタートです。
かなりの急登。井戸の壁(まさに壁)
清水集落から桜坂駐車場、井戸の壁を越えて
「山頂がガスガスだった」と結末を書いてしまった訳ですが、それでも何卒お付き合いください。と言うことで残雪の巻機山。スタートは新潟県は南魚沼市、清水からはじまります。夏山であればその先の桜坂駐車場まで車でいけるのですが、積雪の時期は通行不能。国道291号線沿いのほんの少しのスペースに車をとめて、登山口のある桜坂駐車場まで歩いていきます。車を停めるスペースは多く見積もっても10台くらい。朝の5時くらいにわたしたち到着しましたが、その時点でほぼほぼ満杯でした。桜坂駐車場までは雪があると言っても大した登りはないのでつぼ足で進みます。登山口に到着後は12本爪アイゼンを装着し、本格登山開始です。ちなみに積雪期はコースがちょっとわかりづらい。とくに三合目手前あたりでしょうか。井戸の壁をのぼるところ、あまりの急登を本能が避けるからか、米子沢のほうに行きがちなので、GPSログなど使いながらしっかりとルートを見定めましょう。
天狗岩と割引岳
森林限界を越える
広いひろい井戸尾根とご機嫌斜めなマッキー
さらっと話進めていますが、井戸の壁はかなりの急登。登りも怖いが下りも怖い。十分注意しながら登りましょう。井戸の壁を登り切ればそこは五合目(焼松)。ようやく展望があらわれてくるところです。しかしなんだかおかしいのです。天気が怪しい。上空はそれはもうすばらしい青色一色なのですが。なのですが。巻機山の上にだけ、やけに分厚い雲がいらっしゃる。てんくらはそこまで信用していませんが、なんたってヤマテンも良い判定だったので、そのうち晴れるさと足を進めます。そして檜穴ノ段、六合目(展望台)と越えていき、森林限界を越えたあたり。木々の多い景色から、一気に展望変わります。まぁ~、広い。本当に広い。井戸尾根はすばらしい尾根ですね。どこまでも続きそうな真っ白な広い尾根。これが見れただけでも感動ものです。ただ欲を言えばマッキー(巻機山)さん。ちょっと雲を、どかしてもらえないかなぁ。
前巻機山(ニセ巻機)
見事に巻機山の上にだけ雲がかかっています(涙)
広大な尾根を歩く
そうそう、この日は風がとても強かった。
晴れていれば絶景なこと間違いなし。黙々と前巻機山を目指します。
井戸尾根後ろに見えるのは谷川連峰。いつもお世話になっております。
虚無へと進む。道間違いに気を付けましょう。
前巻機山(ニセ巻機)山頂到着。
前巻機山(ニセ巻機)山頂(標高1,861m)
広大な井戸尾根を登り続け、前巻機山(ニセ巻機)山頂を目指します。もう夏山で一度やっていますからね。騙されません、ニセ物には。ここで体力使い切らないようペース配分気を付けながら、ゆっくり確実に登りましょう。と言うハズだったのですが、山頂手前の急登で、ちょっとしたクラック、雪が今にも崩れそうな危ない箇所がある。そこを迂回するためには藪(ヤブ)の中を突っ切るしかありません。藪はヤブで、足を置くとズブズブと沈む。四苦八苦しながらなんとか越えたころには、わたしのHPゲージ激減でしたよ、、幸いにも以降、前巻機山(ニセ巻機)山頂までは強風のため寒い!と言う以外は難所はなく、無事に到着することができました(寒いのもイヤですけどね)。
雪に埋もれた巻機山避難小屋
一瞬の晴れ間ののちまたすぐにガスりました(涙)
とりあえず山頂標識のある御機屋(おはたや)方面へと向かいましょう。
巻機山山頂(標高1,967m)、雪だるま
前巻機山(ニセ巻機)山頂からは登りも避難小屋までは一旦終わり。すばらしい尾根を見ながらの山歩き。のハズでした。いや~やっぱりあの分厚い雲はそう簡単には取れませんね。ひさびさに虚無です。真っ白です。なんにも見えない。な~んにも!それでもてんくらを信じ、山頂につけば晴れてくるさと足を進めてみたものの。結果は冒頭にもお話した通り、まっ白けっけの虚無でした(笑)。山頂標識のある御機屋(おはたや)も、あまりのガス、あまりの寒さでスルーして、とりあえず石が積んである最高点に直接向かいました。本当なら夏に行った牛ヶ岳にも足を延ばしてみよう、なんて話もあったのですが、とてもそんな気分にもなれず。本日の雪だるまはそんな気分を反映してか、いまいちパッとしてないお顔です。というか残雪期は雪だるまつくるのむずかしいですね。正直ただの雪の塊(涙)。
早々に巻機山避難小屋に退却
なんだか暑いと思ったら、なんと20℃じゃないですか!
下に降りたら晴れるという。いつものやつですね。
リベンジ確定!雪の巻機山
山頂ではガスガス景色ゼロと言うことと、雪だるまの出来もイマイチでわたしの創作意欲も一向に湧かないと言うことで、早々に下山開始です。行きはあんなに大変だった井戸尾根、藪越えも二度目なら慣れたものです。あっさりクリア。もちろん油断は大敵ですが一回目ほどではありませんでした。その後も順調に森林限界を越え、再びの樹林帯。井戸の壁下りはちょっと怖いのですが、それでもドンドン下って行って、あっと言う間に下山が完了。ハイ、リベンジ確定ですねマッキーさん。ちなみに下山後、新潟の方から聞いたのですが、この日は新潟の山々はどこも快晴だったそうで。なぜか巻機山の上にだけ雲があったそうです(と言うことはてんくら、ヤマテンは間違ってはいない。わたしたちのチョイスが間違っただけ)。これは悔しい。本当に悔しい。次はヤマテン、てんくらに、SCW、YamaYama GPVなどしっかり雲量も見て登ります!
コース詳細などは下記YAMAPをご参照いただければと!
またまた過去の山行です。去年の4月に登った巻機山です。今年も登りたい場所ではありますが、なかなか天気に恵まれません…
今回使用したカメラとレンズ
SONY ソニー Cyber-shot DSC-RX100M6