12月の荒船山(経塚山)・内山峠から日帰り登山

 

テーブルマウンテン、荒船山

 

[山域] 秩父・武蔵・多摩 [CT] 4時間31分 [距離] 10.2km [登り] 538m [下り] 537m [日程] 日帰り

こんにちは。kara(@karalog2018)です。今回は日本のテーブルマウンテンこと荒船山、12月の山行ですね。テーブルマウンテン、メサ(スペイン語の机)とも呼ばれます。日本ではあまりお目にかかれない卓状台地と言うやつです。有名なところではギアナ高地とかになるのでしょうか。海外旅行しづらいこのご時世、ちょっと群馬・長野まで、足を伸ばしてみませんか?

 


 

荒船山・内山峠の登山口から

内山峠の荒船山登山口からスタートです。

荒船山・さっそく見えてきた艫岩(ともいわ)

巨大な船が早速見えてきましたよ。

荒船山・まずは艫岩(ともいわ)を目指します。

所々狭い場所がありますが、道はしっかりしています。

荒船山・くねくねの道

くねくねを行く。

荒船山・少しだけ紅葉が残っていました

少しだけ残っていた紅葉。日が差し込むと綺麗だなぁ。

荒船山・木の階段。歩きやすし。

手入れされている登山道ですね。

荒船山・断崖絶壁の艫岩

 

内山峠・荒船登山口から荒船山を目指す。

 

やってきました内山峠。群馬、長野の県境ですね。無料駐車場(20台くらい停められそう)に車を停めて、今日もhirooneと登ります。今回のコースは標高差は500mくらい。高尾山にちょっと毛が生えた程度です。内山峠の登山口からスタートし、鋏岩修験道場跡、艫岩(相沢分岐)、経塚山と日帰りピストンのコースです。ちなみに季節は12月ですが、雪は積もっていませんでした。ただし、チェーンスパイクはお守りがわりに持っていくのがよろしいかなと。山頂直下、下りの場面で役立ちましたよ。

 


 

荒船山・鋏岩修験道場跡

鋏岩修験道場跡

荒船山・一杯水

荒船山のエンジェルフォール?全然水がない「一杯水」

荒船山・山頂直下の急登を越えればマツダランプの看板

 

みんなで楽しむハイキングコース

 

前述、高尾山に「毛が生えた」と表現しましたが、基本その通りで終始歩きやすい道でした。途中、どこに水があるの?と言う一杯水(余談ですけど、奥多摩の一杯水避難小屋然り「一杯水」と言うところは名前の通りなのですが、本当にチョロチョロの水量ですね。。)を越えたあたり、山頂直下の急登あたりが気をつけなければならない箇所かなと思いますが、それ以外は手の行き届いた歩きやすい道になりますね。家族連れも来ていましたし、まさに「みんなで楽しむハイキングコース」この言葉の通りかなと。ちなみに登山道、途中にあったちょっと気になる「マツダランプ」。これくかみんさん(@kukaminn1)がtwitterで教えてくれたのですが、毛無山にも看板あるそうです。

気になったので調べてみました(ネット調べ)。なんでも「マツダランプ」は今で言う東芝ライテック、昔は東芝が販売していたランプだとか。名前の「マツダ」も「松田」かと思いきやゾロアスター教の最高神、善と光明の神「アウラ・マツダ」から。いや、色々出てきます。ビックリです。ちなみに谷川岳〜平標山間に一番はじめに設置されたマツダランプの看板があり、安全登山や慰霊の意味を兼ねているとか。以前平標山〜仙ノ倉山間で見つけた「東芝ランプ」の看板もその流れをくんでいるのですかね。今度他の場所で見つけたら記念に写真に収めておこう。

 

仙ノ倉山・平標山・東芝ランプ

 


 

荒船山・艫岩(ともいわ)の展望台

艫岩(ともいわ)の展望台

荒船山・艫岩(ともいわ)展望台の山頂方位盤

艫岩の山頂方位盤

荒船山・艫岩(ともいわ)からの展望

艫岩展望台からの展望

荒船山・遥か遠くには北アルプスの山々

遥か遠くには北アルプスの山々が

荒船山・真ん中に見えるは鹿島槍ヶ岳かな?

ちょうど真ん中に見えるのは鹿島槍かな?

荒船山・艫岩(ともいわ)展望台近くの避難小屋

 

艫岩(ともいわ)展望台

 

スタートから1時間30分くらいで荒船山の船尾に到着です。「荒船山」と言う名前のごとく、船に見立てて「艫(とも)岩」ですか。わたしも「わたしのwikipedia」ことhiroone(かなり偏った知識をお持ちです。たまにウソをつきます)から聞いてはじめて知ったのですが、「艫(とも)」とは釣りなんかで船の後端部、船尾を言い表すそうです。いやはや、昔の人は洒落ていますね。そしてこちら艫岩近くは展望台と言うだけあって、かなり視界が開けています。まず目を引くのは浅間山。浅間山から左を見れば、遥か遠くに白くなった北アルプスが。浅間山から右手を見れば、浅間隠山から榛名山まで。ちなみに展望台からちょっと離れたところには、上毛三山(赤城山・妙義山・榛名山)がマルっと見える場所もあるそうなので、是非とも足を伸ばしてみてくださいね(わたしは見事に見逃してしまいました(下山後に知りました))。

 


 

荒船山・艫岩からは平坦な頂稜が続きます。

艫岩からは平坦な頂稜が続きます。

荒船山・経塚山(行塚山)山頂へ

一転。経塚山(行塚山)山頂直下は凍ったエグい急登

荒船山・荒船山最高峰「経塚山(行塚山)」山頂

今日のゴール、荒船山最高峰「経塚山(行塚山)」山頂

荒船山・山頂の社

今日は狛”犬”です(前回の両神山は狛”狼”)

荒船山・荒船山の標識

荒船山山頂標識(グローバル対応済み)

 

荒船山最高峰「経塚山(行塚山)」山頂(標高1,423m)

 

艫岩展望台、避難小屋からはあたたかな日差し差し込むゆるゆる登山。登山というよりはハイキングでしょうか。ちょうど荒船山、メサの頂上、たいらなところを最高峰・経塚山まで歩きます。20、30分くらいでしょうか、星尾峠(なんだかカッコいい名前です)と経塚山の分岐に到着。ここから経塚山山頂まではちょっとエグくて、と言うのも、少しだけ雪が残っていたり、凍っていたり。さらに傾斜もあるので登るときはなんとかなったのですが、降りる時が少し怖い。安全を期してお守りがわりのチェーンスパイクをはいて降りましたが何ももっていない人はお尻つきながら、ゆっくり降りていましたね。この時期(積雪期)は慎重すぎるくらいがちょうど良い。経験者はまさに「語る」です。(実はこの山行の前、両神山の前ですね、に蝶ヶ岳登っているのですが、そこで見事に転倒してしまい、、そのお話もいつか書きますね)。いずれにしても、日本二名山、荒船山。その最高峰「経塚山」を登頂完了。いや〜満足、満足です!

 


 

荒船山・再びの艫岩展望台

再びの艫岩展望台

荒船山・艫岩展望台からの浅間山

艫岩展望台からの浅間山

荒船山・艫岩展望台からの景観

 


 

荒船山・逆光の荒船山

 

みんなが楽しめる山、荒船山。「ですが用心に越したことはない」。

 

山頂からあとは、再び艫岩(ともいわ)展望台。ここは本当に景色が良いところなのですが、あまり前に出過ぎないよう注意しましょう。と言うのも、柵などがないので落下に本当に注意です(たしかクレヨンしんちゃんの作者さんが亡くなったのもここかなと)。難易度的にも比較的やさしく、ファミリー登山に向いているとは思うのですが、いくら難易度が低かろうと怪我する時は怪我しますからね。安全登山で、良い思い出たくさん作りに行きましょう!そして下山後のお楽しみ。時間があれば、なのですが、荒船山の山容をどうぞ見てやってくださいな(なんだか偉そうでスミマセン)。わたしが写真撮った場所(国道254号線沿い)、ちょうどお昼頃と時間が悪く見事に逆光になっていますが、テーブルマウンテン荒船山、その勇姿を眺めることができました。正直登っている時は「山頂部が平らだな〜」くらいしか感じないのですが、下山した後にその姿を見ると、なんともまぁ感慨深いものです。次行くなら新緑の時期や紅葉真っ盛りの時期なんかは良さそうですね〜。お手軽に山登らなくてその勇姿を撮りに行くだけでも楽しそうだな〜。

 


 

今回使用したカメラとレンズ

 

 

 

荒船山・荒船山山頂
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