遥かなる大山
[山域] 中国 [CT] 4時間57分 [距離] 8.5km [登り] 943m [下り] 947m [日程] 日帰り
こんにちは。kara(@karalog2018)です。また1カ月ぶりくらいの投稿ですね。なかなか更新できていないブログですが、今回も過去の山行からピックアップ。鳥取県にある中国地方最高峰の伯耆大山(ほうきだいせん)の山行です。「おおやま」じゃないです「だいせん」です。ずっとわたしの行きたい山リスト、しかも上位にランクインしていた山なのですが、いかんせん遠い。わたしのうちから新幹線、特急、レンタカーと乗り継いで、片道8時間くらいかかったんじゃないかな。山自体は日帰りですが、前日は移動日として実質1泊2日の工程でした。いやはや長い。遠いです。でも、行った甲斐はありました(おつりがでるくらい)。みなが褒める理由がわかる。すばらしい山です、伯耆大山。
県営大山第1駐車場
はじめての大山は、夏山登山コースから。
前日鳥取県入りしたわたしとhiroone。今日は憧れの伯耆大山登ります。季節は2月の終わりごろ。このころは天気がなかなか難しい、とのことで天気予報とにらめっこしながらタイミングを見計らっていたのですが、ようやく晴れるとのことなので、ビューっとここまでやってきました。登山口、登山コースはいくつかありますが、はじめてと言うこともあるのでメジャーな夏山登山口、冬なんですが夏山登山コースから登ります。
五合目、行者谷別れ
木々を越えて六合目、立派な小屋がありました。
最初の登山口から五合目・行者谷別れの分岐を越えて、六合目・避難小屋のある場所までは、ちょっとした登りの樹林帯。急登、というほどではありませんが、しっかり坂を登ります。今年は雪が異常に少ないとのことで、雪がある年は完全に埋もれてしまうこの六合目の避難小屋も、完全に姿が見えておりました(うれしいのやら悲しいのやら。うん、どちらかと言うと悲しいですね)。
展望が開けてきました!
振り返ればこの景色、鍋山、孝霊山、美保湾を望む
ここまでくれば急登は終わり。すてきな稜線歩きましょう。
前方に人だかり。もう少しで頂上避難小屋かな?
雲ひとつないド晴天!
避難小屋が見えてきた。
雪が多い時はこの避難小屋も埋まってしまうそう。
大山頂上避難小屋
六合目からはいままでの樹林帯とうってかわって、展望の良い急登となります。左手には大山の北壁。うしろを振り返れば鍋山・孝霊山。さらにうしろには美保湾・日本海と続きます。鳥取の山、と言うか自分史上いちばん西の山に今わたし登っているわけですが、かなう事ならしばらく住んで、あたりの山々登ってみたい!そんなことを考えていたら、だんだんと傾斜が緩くなり、広い尾根にたどり着きました。ここからは(うっすら雪をかぶった)階段が続き、大山頂上避難小屋まで導いてくれます。そしてこちらの避難小屋。全部丸まる見えていました。本当に今年は、雪が少ないんですね~(悲しみ)。
伯耆大山・弥山山頂(標高1,709.4m)
避難小屋から山頂は、ほんとにちょっと目と鼻の先。正確に言うと、わたしたちが登ったのは伯耆大山の中でも弥山(みせん)となります。弥山の先には大山の最高峰剣ヶ峰(標高1,729m)がありますが、見ているだけで眼福でした。いや本当に格好いい。わたしたちは往復5時間くらい結局かかったのですが、そのくらいのコースタイムでこの絶景見れちゃうのは、正直反則なんじゃないのかな?
弥山から剣ヶ峰へと続く稜線
伯耆大山・剣ヶ峰
何枚似たような写真を撮ったでしょうか。あの角度からこの角度から。24mm、35mm。50mm、80mm、105mmまで(便利ズーム万歳!)。ハァハァ言いながら撮影してました。雪がすくないと言われてこの絶景。もっと雪あったらどうなっちゃうの?
名残惜しい、名残惜しいのですが下山です。
空はこんなに青いのに(帰りたくない)
気持ち切り替え。美保湾を見ながらの下山です。
北壁。ここを登る猛者たちがいるらしい。
六合目避難小屋へと下山中。
大山への置き土産(雪だるま)
帰りは行者コースから。元谷から北壁を望む。
大神山神社奥宮
北壁。そして大神山神社奥社
「うしろ髪引かれながらとはまさにこのことか!」などと独り言ちながら山頂を後にします。本日中にオラは帰る。片道8時間かかるのですよ。下山は行者コースから。元谷からそれは見事な北壁を望み(わたしは見るだけで満足です!)、さらにくだって大神山神社。参道を下って下山をします。下りは早いですね、本当に。あっと言う間に下山しました。
好きな山が、またひとつ。伯耆大山すばらしい山です。
鳥取遠征いつか必ず。惚れてしまうやろあの絶景は。次はもっと雪があるときに登ってみたい。天候などいろんな条件がそろわないと行けませんが、またものすごく時間がかかりますが、是非とも再訪したい伯耆大山。うわさ通りの良き山でした。まだ未踏なら本当、おすすめですよ!
今回使用したカメラとレンズ